【BeYonD History vol.2】”サッカー同好会を胸張って語れる場所にしたい”高橋佑輔

古平 翔太

普段は中の人が見えないBeYonDのこれまでとこれからを紐解いていく新企画BeYonD Historyvo.1はもう読んでいただけましたでしょうか?vol.2はvol.1に登場した”真面目老害”の古平がお送りします!

前代表がvo.1をやらせていただいたということで、vol.2は今年度代表に就任した早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)の熱血系男子、高橋佑輔にインタビューしていきます!

 

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代表として取り組んでいるのは「BeYonDに行くのが楽しい」と思ってもらえるような環境作り

–それじゃあ早速なんだけど、今BeYonDの代表としてはどんなことをしているの?

活動内容は新関東とかの取材に行くのに加え、全体統括みたいな感じですね。イベントのコーディネート(=設計)だったり、ミーティングの議題を作ってファシリテーション(=司会)をしたり、メンバーのモチベーションを上げるためにどうしようか考えて実行したりですかね。

–メンバーのモチベーションを上げるのってどのチームでも難しいと思うんだけど、高橋はどういうことを実行してるの?

俺は「やりたい」をすぐに実行に移せても、みんながそうとは限らないですよね。特に「やってみたいことはあるけど、どうやってやればいいか分からない」それでモヤモヤしてしまうメンバーもいるだろうから、みんなの思いついたことを形にするよう、一緒に伴走することを意識してます!

–たしかに、「これをやれ!」って言われるよりも、「やりたいことを実現できる環境だ」と思ってくれたら自然とモチベーションは上がっていくもんね!

そうですね!あとは、「BeYonDに行くのが楽しい」と思ってもらいたいとは思ってます!今はまた初期メンバーとは違うメンバーが入っているので、まずはみんなが楽しいと思える組織にしていかないといけないと思っています。

 

大学1年の6月までは同好会のことを心の底からバカにしていた

–今でこそBeYonDの代表をしているけど、大学に入った時は体育会に入ろうとしてたんだよね。そこからBeYonDをやるに至った話を聞かせてほしいな。

はい、自分は大学に入学する前から早稲田体育会サッカー部に入ろうと思ってて練習生として参加してました。ここが今BeYonDをやっている原点になっています。何事も「本気=楽しい」と思うタイプで、「本気でサッカーをして、高校サッカーのような感動を味わうには体育会しかない」と思っていました。一方で同好会と言われるサークルはチャラチャラ飲んでるだけと心の底ではバカにしていたんですよね。

結局体育会サッカー部には正式入部には至らなくて、その後は熱中するものを見つけられずにフラフラしてる時期がありました。そんな時、ファンタジスタというサークルの試合に助っ人で参加したんですけど、そこに古平君がいて。(笑)

–あぁ、あの時ね。(笑)

はい。(笑)久しぶりのサッカーだったんですけど、やっぱりサッカーは楽しくて。そんな時に古平君がメインでやってたグスタの方に誘ってくれたんです。とりあえず行ってみると、先輩たちが誰に強制されるわけでもなく主体的にサッカーに取り組んでたんですよね。その姿勢を見て、「自分が抱いていた同好会への印象は勘違いだった」と気付きました。

 

環境は与えれるものではなく、自身がどう取り組むかの方が大事

グスタでの生活は非常に充実してて、正直体育会にいさせてもらった時よりも主体的に行動できました。中でも一年生の時に新関東一部に昇格したときは本気で感動して、サッカーサークルって体育会と比較する必要ないし、「環境は与えれるものではなく、自身がどう取り組むかが大事なんだ」なと思いました。ただ、サッカー同好会に対して全く知ろうとせずにイメージだけで決めつけちゃう人も多いので、それを友達や後輩、家族だったり体育会の人にも知ってもらいたいなと思うようになりました。

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大学一年時、新関東一部昇格した際の写真

 

卒業までに自分が同好会を選んだことを正解に変えたい

2年生になってからもう一度体育会にリベンジする選択肢がある中で自分はグスタでサッカーをしていくことにしました。だからこそ卒業する時に「同好会を選んで良かった」と言えるようにしたかったんです。

そのためには「色々な人にサッカー同好会の良さを知ってもらなきゃいけない」と思い、グスタで2個先輩でBeYonDを立ち上げた森井くん(=初代代表)と古平君(=2代目代表)に入りたいという趣旨を忘年会の時に伝えました。その時は「絶対やろう!これから頑張ろうな!!」くらいな感じだったのに、二人とも酔っぱらい過ぎて全く覚えてなかったんですよね。(笑)

–あの時はごめん!本当に何も覚えてなくて。(笑)

そこから2ヶ月後くらいに「あの話どうなってるんですか?」って聞いたら、二人とも何も覚えてなかったんですよ。(笑)拍子抜けしましたけど、大学1年の2月から正式にBeYonDに入ることになりました。

 

色んなチームを取材する中で同好会の良さ”多様性”に気づく

BeYonDに入った当初は作りたい世界観とか全くなくて、「同好会にもこんな凄いやつがいるんだ」というのを伝えたいってのが一番でとにかく特集をたくさん書いていました。

なんなら初期メンバーの4年生たちが急に「自分たちのビジョンは”BeYonD Borders”だ」なんて言い出すから、「この人達どうしたんだ」って思っちゃいました。(笑)

–え、高橋そんなこと思ってたんだ。(笑)それは初耳だ。

はい。(笑)自分の中では「同好会のチームが天皇杯で体育会に勝ったりしてジャイアント・キリングを起こす」っていう先輩達の意気込みに惚れてたのもあったので、正直最初はよく分からなかったです。

–そんなふうに思ってた高橋が今はBeYonDのビジョンを一番語れるようになってると思うんだけど、それはいつから変わっていったのかな?

これは自分が色んなチームを取材していく中で気づいたんですよね。「このチームは良いチームだな」と思う所はベンチの雰囲気が良い。自分が試合をしている時もベンチの声に力をもらえますし、試合に出ていない人も楽しめるのが同好会の良さじゃないですか。全然サッカーするとこは見たことないけど、毎回ベンチから面白いこと言うやつがいたり、飲み会だけはめっちゃ活躍するやつがいたり。(笑)

だからこそ、グスタもそういう”多様性”を認められるチームにしていきたいし、競技メインだった自分もこの“多様性”こそ同好会の良さなんだと気付きました。

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「同行会カテゴリを胸張って語れるようにしたい」現在のビジョン

–なるほど、取材をしていく過程で色々なことを学んでいったんだね。では今はどういう想いでBeYonDをやってるのかな?

今はもう本当に「同行会カテゴリを胸張って語れるようにしたい」これしかないですね。

マネジメントに悩んでた古平君から「BeYonDのビジョンを再構築しよう」と提案があって自分が4年になる前にBeYonDのビジョンを同期らと話合いました。自分と古平君は日頃からそんな話をしてたんで擦り合ってたんですけど、みんなの想いはちゃんとは知らなかったんですよね。でもこの時にみんなと向き合ったら、みんな共通して「同行会カテゴリを胸張って語れるようにしたい」って思ってたんですよね。

高校まで有名なチームでサッカーやってた人とか特にTwitterのプロフィールにサークルのこと書かなかったり、インスタに載せたりしないんですよ。自分たちは本気でやってるのにそれを胸張って書くことができないって嫌じゃないですか。俺らはやっぱりそれを変えていきたいんですよね。

–こうやってちゃんと自分の組織の方向性を定めていく上で物凄く重要なことだよね。俺はこの時期、「運営がうまくいかなくてキツイな」と思っていたんだけど、「キツイな」と思うことはなかった?

それがないんよね。(笑)現役の時は新関東の試合で負けた後に、着替えもせずに取材して、夜に記事書いてたりして体力的にしんどいことはありましたけど、「同好会の良さを伝えたい」って想いと「俺がやらなきゃ」という当事者意識でやれてました。

–高橋はそのスタンスが入った当初からずば抜けて良かったよね。代表になってからはどう?

みんなからなかなかレスポンス(=返信)がない時は寂しいですよね。(笑)

ただ、ミーティングで古平君と一緒にビジョンを2時間くらい説いていった後からは、「来週の取材車出して行きます!」とかみんなが自然に言うようになってることがすごく嬉しいですね。

–それなんだよね!LINEでみんなが「取材行きます!」ってなった時は二人で感動してたよね。(笑)

はい。立ち上げ当初は一人で取材することとかあったんですけど、今はみんなで取材に行って「この選手いいよな」とか話しながら、帰りにみんなで餃子をバク食いしてるのがめっちゃ楽しいです。(笑)BeYonDってこういう感情報酬的なやりがいがやればやるほどあるんですよね。

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BeYonDメンバーからもらった中央大学サッカー同好会のユニを着る高橋佑輔

BeYonDで涙を流せるような”第二の居場所”を創る

–卒業まで残り半年ちょっと。BeYonDをどうしていきたいって考えてる?

まず、BeYonDの組織的にはどのサークルよりもモチベーションの高い組織にしていきたいですね。色んなチームから来てくれてるのでなかなか集まることはできないですけど、「BeYonDに来るのが楽しい」と思ってもらえるようになって“第二の居場所”を創りたいです。

BeYonDで得たことを自分のチームに持ち帰ってもらいたい。やらされてる感があるときっとつまらなく感じてしまうこともあると思うので、BeYonDも全力でやって涙を流せるような組織にしていきたいです。

–うわぁ、めっちゃ良いこと言うなぁ。(笑)これって俺らが二人で盛り上がった、みんなが「取材行きます!」ってやつだよね。

まさにそれです。あの時は本当に泣きそうになりましたもん。

記事を書いている団体ではない

あと、BeYonDを見てくれてる人に知ってもらいたいのは俺らは決して記事を書いてる団体じゃないってことですね。あくまでも「同好会で活動している人が胸張って語れるようにする団体」なので、それが実現できるのであれば取材でもイベントでも何でもするんですよね。

「サッカー同好会の価値をみんなに認識してもらって、一緒に高め、発信する」これが自分たちBeYonDがやっていきたいことです。

—この「価値の認識・向上・発信」は今強く掲げているのものだから、どこかのタイミングで話してみたかったよね。そのためにこれからどんなことをしていきたいと思ってる?

一言で言うと、もっと”BeYonD Borders”したいですね。体育会との試合はやれたけど、サッカー同好会の入り口となる高校生にアプローチしたいですよね。

まだまだ自分のチームで完結してしまっている人も多いので、同好会カテゴリの持つ”多様性”にもっと触れられる機会を作っていきたいです。

 

–こういう話をすると俺らいつも長くなっちゃうからそろそろ締めに入っていくね。最後にグスタでの3年間を終えて、今同好会で活動している人達に伝え切れてないメッセージとかはある?

 

自分が人生の主役になって勇気を持って一歩踏み出してほしい

やっぱ3年間全力でサークルでの活動を行ってきて、その後就活もして思ったのは「サッカー同好会ってめちゃくちゃ価値があるな」ということ。全力でサッカーに打ち込んできたのはもちろん、オフの遊びや飲みで散々バカなこともしてきた。でもそれを何年経っても胸張って言えるし、「同好会にいたからこそ今の自分がいる」と心の底から思えている。

なぜそう言えるかで言うと、自分自身がサッカー同好会の価値を信じて”想い”を持って取り組んでいたからだと思う。

現時点で誰しもがそう思っているわけじゃないと思うので、今心の中で「自分のチームがつまらないな」とか「サークルに熱中でできていない」「サークルに引け目を感じている」人がいればBeYonDの活動を見てみてほしい。

そんな人達が同好会カテゴリを胸張って言えるような環境を創るために自分たちは走り続けていくので。

環境に言い訳をして、今を全力で楽しまないのはもったいない。自分自身が人生の主役になって一歩踏み出してほしい。それができるような環境をこの同好会カテゴリで創っていければいいなと思っています。

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–いかがだったでしょうか。古平と高橋は毎月のようにこんな話をしています。まだまだ自分達が目指している世界観には到底及ばないですが、着実に一歩ずつ近づいている実感もあります。代表の高橋は2020年3月に大学を卒業します。BeYonDの活動には関わらなくなりますが、社会人として活躍し、何らかの形で同好会カテゴリに貢献してくれると信じています。そして、自分達がいなくなった後でも、想いが後輩達に伝わっていき、BeYonDが同好会カテゴリを胸張って語れる環境にしてくれるのを願っています。

Written by

古平 翔太

Shota Kodaira

早稲田大学 FC.GUSTA

Keywords

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