【就活記事2019vol.1】慶應リコタイ 村田捷行(4年=本郷)就活とサッカーの両立

浅川大樹

慶應義塾大学理工サッカー部(以下:慶應リコタイ)副代表の日本生命総合職入社予定である村田捷行(4年=本郷)の就職活動に迫っていきたい。村田は副代表として慶應リコタイを牽引し、アットホームカップ優勝を大きな目標に掲げ汗を流し続けていた。そんな村田がサークルと就活をどう両立してきたのか。現役の3年生も就活が視野に入ってきて悩んでいる方がいれば、是非読んでいただきたい。

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就活のスタート 

村田が就活を始めたきっかけは、慶應リコタイの伝統の“就活相談会”。就活相談会は、毎年7月〜10月に開催され就活を終えたばかりの4年生が就活について話をしてくれるものであり、村田はここで就活を意識し始め開始した。はじめは、練習の合間を縫って早期選考に進む事や優遇処置を受ける目的ではなく、企業を知る、業界を知るという目的でサマーインターンや説明会に参加し始めた。しかし、練習や大会と被ってしまい行けなかったセミナーも多かったという。この当時、自己分析やエントリーシートには力は入れず、とにかく練習場に足を運びセミナーに足を運ぶ夏を過ごしていた。夏のESを拝見させていただいたが、村田が顔を赤らめてしまうほどのお世辞にも読みやすいとは言えないESであった。

「夏のインターンでの収穫は、インターンのフローを掴めたこと、自分がどう立ち回るのがいいかと知れた事、業界を知れたこと」と村田は話した。

その後の就活

その後も引き続き就活を続けており、秋冬にはサークル活動も落ち着いてきたこともあり多くのインターンに参加した。また、村田は「インターンで出会った新関東のチームの選手との出会いを大切にする意識を持ち、サッカーでも負けたくないなと良きライバルのような関係を作ることで楽しみながら就活していた」という。

また、就職活動で誰もが大切だと言う自己分析は正月から本格的に開始したという。この自己分析においても慶應リコタイ伝統の“飲み分析”がある。これは、慶應リコタイのメンバーとお酒を飲みながら自己分析をしあうというものだ。「3年間ずっと一緒にいた友人の方が自分を知っていたり、モチベーション向上に繋がったり、いつもなら話せないようなことも話せるため非常におすすめだ」という。

そして、村田は軸をリーディングカンパニーと置き就活を行った。この就活軸を詳しく記載しないが、彼は1番でありたかったらしい。最終的に世界最大規模の某外資系化粧品メーカー、某高給メーカー、某損害保険会社の内定を貰い日本生命への入社を決めた。

就活のまとめ

本選考を公式戦だとすると夏の就活はウォーミングアップ”と何とも言えない普通の例えで表した。先ほども記載したが夏の就活では場慣れと企業・業界を知れた事が大きな収穫であったという。村田は「自分の興味がない業界の会社でも業界を理解しておくことで、本命の会社との比較がしやすくなるため足を運ぶことが重要」と話した。
また、村田は「最終的に日本生命を選んだのは、人に対して非常に親切な文化を感じていたことが大きい。職員と1対1で話す機会が多く、そこで学生と職員という立場でなく人と人としての立場で接してくれたと強く感じた。その文化を下に継承していきたいと思った。これは、慶應リコタイを選んだ時の感覚と似ていましたね」と熱い思いを話した。
また「就活を終えて慶應リコタイの全メンバーに恵まれていたなと感じます。特に同級生たちには就活時もサポートをもらいありがとうと伝えたいです」と感謝の意を語った。

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サッカーとの両立

 就活をはじめサッカーへのモチベーションが下がってしまったり、就活を始めサッカーへの気持ちが薄れていると思われてしまい雰囲気が崩れてしまうというチームがあると思う。筆者の僕自身も夏から就活を始めていた選手に対して、「もっとサッカーに全力で取り組もうよ」と思ってしまっていた。そこで、村田が副代表として就活とチームマネジメントをどう両立させたのか紹介したい。

まず、慶應リコタイでは夏から村田を含む5名が就活を行っていた。慶應リコタイには、夏から就活をする彼らへの不満が生まれる文化は一切なかったという。
しかし、「自身がサッカーに全力で向き合っていても周囲から不満が生まれ雰囲気が壊れてしまうという心配はあった」と話した。そこで村田は、当たり前の事ではあるが慶應リコタイの練習などの活動時に絶対に就活の話をしない意識をしていた。就活のオンとオフのスイッチを完全に切り替えていたのだ。村田は、就活していない選手が就活の話を耳にすると不安に思い、そこからチームの不満にも繋がってしまう可能性があるため、そこを一番大事にしていた。

しかし、10月のリーグ戦の時期に就活を理由に練習を休むメンバーが増えてきてしまい、一体感が欠けてきてしまった。村田は、その選手たちにアプローチをすることができなかった。その理由は、自分も就活をしていたからだ。そうなってしまう事を予測し、早めの段階でアプローチを掛けるべきであったと振り返った。また、「今まで一緒に戦ってきたメンバーが就活を機に少し離れてしまう事は寂しい。でも、幹部だからこそ彼らを否定してしまうともっと離れて行ってしまう。だから、否定せずに認めてあげて、少しでも来てもらいチーム力を下げないことが大切」と話した。
就活を理由にサークルから離れてしまう選手がいるかもしれないが、その選手もチームにプラスの作用を与えられる存在であるし、チームのために関わりたいって思っているかもしれない。その選手がいやすいような環境を作っていくことも今後のサークルの課題になるかもしれないし、サークルの価値を高められるカギがそこにあるのかもしれない。

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これから就活をする3年生たちへ

 「金融業界で話すとしっかり企業を理解して、自分の過去とマッチしていることを伝えることが大切です。少し参考までに僕は、生命保険でリンクした部分は人にとって重要な命という部分に携わることができると話していました。

どういう環境でどんな力を身に着けたいのかをしっかり考えるべきです。僕自身も最初は名の知れている企業や友達に誇れるような就活偏差値の高いって言われる会社を受けていましたが、それって全然気にしなくていいと思います。

あと、サッカーに100%、就活にも100%で打ち込めると思うし、人生の分岐点でもある瞬間なので少し無理をしてでも頑張って夏から就活を意識してもいいかとも思います」

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Written by

浅川大樹

asakawa

中央大学 サッカー同好会

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