【新関東リーグ2019一部・第4節】最大の山場である早稲田ダービー。FC.GUSTAが執念の逆転勝利!

高澤航平

開幕からしっかりと三連勝を収め、今節も勝利し優勝に向け弾みをつけたい早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)。対するは3節を終え3位となんとしてでも今節勝ち点3をもぎ取り優勝争いに関わりたい早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ)。多くのギャラリーが見守る中、早稲田学内戦決勝以来の因縁の対決が行われた。

img_5442稲穂スターティングメンバー

img_5432グスタスターティングメンバー

前半

前半6分、最初にシュートを放ったのは稲穂。今大会躍動中の二年シャバシュ哲生(2年=暁星)が左サイドからバイタルエリアに切り込み、待っていた9番山根(3年=湘南)が左足を振り抜いた。しかし、今大会調子を上げているグスタの守護神重松(3年=大森FC)ががっちりキャッチ。

拮抗された展開が予想されたゲームであったがゴールマウスが破られたのは前半9分。

左サイドから右サイドに流れてきたボールを強烈な左足を持つ稲穂の20番豊田吏央(2年=幕張総合)が保持。グスタのバックラインが対応するものの、抜き切ることなくタイミングをずらして技ありのシュートがネットを揺らした。パワーに定評のある豊田であるが、テクニックを駆使したシュートで攻撃の多彩さを披露した。img_5443

ここで稲穂が勢いに乗るかと思われたが、グスタの真骨頂であるパスワークからチャンスを演出し稲穂ゴールを脅かす。

11分、左サイドで奥本統太郎(2年=國學院久我山)が持ち上がり、三橋智哉(3年=國學院久我山)、金田直輝(3年=國學院久我山)とのコンビネーションで攻め上がりギャラリーを沸かせた。

グスタは18分、21分とチャンスが立て続けに訪れるもなかなかものにできない。

そんな中グスタに待望のゴールをもたらしたのは2節、3節と得点を挙げすっかりタレント軍団の一角をなす選手となっている杉本達郎(2年=FC栗の木)であった。23分、右サイドから放り込まれた三橋のフリーキックを宮沢が折り返し、ペナルティエリア内での混戦の末、杉本が値千金のゴールを挙げた。

今年は例年よりセットプレーからの得点が多いグスタに立て続けにセットプレーからのゴールが生まれる。

28分、稲穂がバイタルエリアでグスタにフリーキックを献上。「中で触らなくても直接入るようなボール蹴り込んで。」という關慎之介(3年=浦和レッズユース)の言葉通りに三橋の右足から正確無比なキック放たれ、ボールはゴールに吸い込まれた。

前半で逆転に成功したグスタの興奮冷めやらぬままスコアは2—1で折り返した。

後半

後半最初のチャンスを迎えたのはグスタ。稲穂がグスタ陣に攻め上がるもグスタがボールを奪う。前線に残っていた宮沢にロングパスが入り、持ち前の機動力で一気に攻め上がるも二年生ながら稲穂ゴールマウスを任されている松山嘉宏(2年=早大本庄)がセーブ。

続くは稲穂。5分、10分、11分と立て続けにコーナーキックを獲得し、グスタゴールを脅かす。その後もバックラインから放たれる正確なロングボールから稲穂の大エース中島剣士郎(3年=早大本庄)が収め、幾度となくチャンスを作るもゴールには繋がらず。

23分、グスタが再び細かいパスから稲穂ディフェンダーを翻弄。中央の金田から左の三橋、もう一度中央で待つ宮沢、そして右の杉本へというピッチの幅を使った攻撃からシュートを放つも松山がキャッチ。

後半はディフェンス陣の凄まじい集中力によりお互い攻め上がるもあまり決定機は生まれず、2-1でグスタがリードしたまま後半終了のホイッスルが鳴った。

今季最大の注目カードであった早稲田ダービーはグスタが勝利。第4節を終え稲穂、グスタ共に勝ち点9とさらに優勝争いの激しさが増すこととなった。この2チームの対決はロングボール対ポゼッションと称されがちだが、今回のゲームを見る限り両チームとも多様なスタイルで戦っているように思えた。

優勝争いと合わせて稲穂キッカーズ、FC.GUSTAのプレースタイルにも注目していきたい。

Written by

高澤航平

Takaza

Keywords

Recommend

コラム 2017.08.10

【東西交流戦】関西選抜が関東選抜に1-0で勝利!!両チームの監督を務めた宮沢ミシェル氏、三浦淳寛氏にインタビュー!

8/2~4にかけて東西の中間地点・静岡で行われた東西交流戦。   カテゴリー唯一となる関東と関西の強豪が集う貴重な機会である本大会、第七回目となる今年も熱戦が繰り広げられた。 …

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.01

【同好会基礎情報vol.2】関東だけじゃない!関西同好会サッカー連盟とは?

大学サッカー同好会カテゴリーの現状について解説するこの連載企画。 第1弾はこのサイトでよく見かける「新関東」について紹介しました! そして、今回の第2弾。 近年、急速に発展・拡大してきている関西…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.21

【BMOM122】鹿野鉱樹(1年=専大松戸)1年生ながらチームの攻撃を牽引!同点弾で勝利に大きく貢献した法政工体連の新戦力!

5月18日ATSU FOOTBALL FIELDにて、新関東カップ2回、明治大学グルービーキッズ(以下:明治グルービー)vs法政大学工体連サッカー部(以下:法政工体連)が行われた。 昨年度のリー…

read more 平野楓
コラム 2019.01.10

【完全個別キャリア面談のご案内】パッションナビで自分らしい就活をしよう!

皆様こんにちは! そして新年あけましておめでとうございます! 早速ですが、BeYonDプロジェクトから完全個別キャリア面談の紹介をさせていただきます。 以前もBeYonDと共同で就活…

read more 高橋佑輔
コラム 2019.03.31

稲穂×Jヴィレッジ×復興交流会!

みなさんこんにちわ!長いはずの春休みももうすぐ終わってしまいますね、、、単位は無事に取れていましたか? 私は大学生活で初めてテストの存在すっかり忘れてて、すっぽかしました。あの日家で爆睡かまして…

read more 小口 瑞乃
コラム 2018.09.16

【BMOM104】内海 健太郎(3年=春日部共栄)優勝への立役者は闘志あふれる高い壁!!

全国から65チームが集まりしのぎを削るサークルの全国大会、マガジン杯が9月7日に開催された。 優勝候補としては新関東カップを優勝した中央大学フースバル、昨年の王者である早稲田大学稲穂キッカーズが有力…

read more 落合陸
コラム 2018.04.06

【新歓記事 2018 vol.5】青山学院・立教大学のチーム紹介

青山学院大学理工サッカー部 ・自分達のサークルを一文で表すなら(山田) ・大学、チーム名( 青山学院大学理工サッカー部) ・活動地域( 神奈川県相模原市 ) ・設立年(?)…

read more 浅川大樹
コラム 2017.08.15

【BMOM69】”圧倒的存在”遊佐拓矢(3年=川越南)が成蹊の頂点に導く決勝弾!!

8月17日に行われた成蹊大学学内戦の決勝戦。 成蹊大学アースエラスティックサッカー(以下:ARSE)と成蹊大学フットサルクラブ(以下:SFC)が頂点を争った。 前半からギア全開のARSEに押さ…

read more 澤田結人
コラム 2016.10.11

【美女マネ特集vol.1】記念すべき第1回はこの夏日本一に輝いたあのチームのマネ!!

ついに始まった夢の企画。 同好会カテゴリーに所属する全プレーヤーが この日を待ちわびていたといっても過言でしょう。   はい、過言です。 しかし、この日のためにボー…

read more 上野澄人
コラム 2017.07.03

【明治大学学内戦決勝】フォトギャラリー

9番井上(3年=浦和西)は確かなテクニックで前線で溜めを作り、チームに落ち着きをもたらしてきたが決勝では中々足元にボールを収めきれず。留学生クリストファーの通訳としての活躍が目立った。 …

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-