【新関東カップ2022】決勝戦 優勝の座を奪ったのはどこか!?
山崎冬弥RESULTS
新関東カップ2022決勝
サッカー同好会
FC立教
新関東カップ2022決勝が昨日7/2(土)に埼玉スタジアム2022第2グランドで開催された。
決勝カードはいくつもの強豪チームを倒してきた中央大学サッカー同好会(以下:中央サカ同)と立教大学FC立教(以下:FC立教)である。
関東の1位を決める試合ということもあり両チーム多くの応援が立ち寄っていた。しかし、埼玉県の方針で応援席からの声出し禁止といった規則の中開催された決勝。そんな中でも声があふれてしまうような気迫のある両チームのアップ。観戦している身でもついつい応援したくなるような雰囲気で試合は始まった。
【中央サカ同スターティングメンバー】
【FC立教スターティングメンバー】
前半
中央サカ同のキックオフでスタート。初めはお互い蹴り合いが続くが収まり落ち着いて両者繋ぎ始めた頃、早速前半6分FC立教4番神戸政宗(3年:帝京大可児)のクロスでビックチャンスを作るも中央サカ同の懸命な守備によりクリアされる。その後中央サカ同71番渡辺礼恩(3年:真岡)のクロスから10番新谷唯我(3年:日大三高)のヘディングもゴール上に外れる。両チーム初めはクロスから相手を揺さぶり、シュートを放ち続ける。前半11分中央サカ同24番信岡光(2年:日大藤沢)がFC立教ディフェンスラインのパス交換をカットし、キーパーと一対一になるもFC立教の守護神59番河原塚浩俊(2年:蕨)がスーパーセーブでピンチを救う。
ここで均衡を破ったのは中央サカ同。前半13分に24番信岡光からのフリックを10番新谷唯我が上手くコントロールし相手をかわしてボレー。これがゴールへと吸い込まれスーパーゴールとなった。
FC立教も負けじと得意な位置でスローイン獲得。4番神戸政宗のロングスローを入れるもクリアされ、そのまま中央サカ同ボール。カウンターのチャンスになるがFC立教23番栗原岳晴(3年:Raiz chofu fc)がファールで止め、イエローカードをもらってしまう。中央サカ同24番信岡光のFWでのボールの収まりや71番渡辺礼恩のドリブルやクロスが良く目立つ。FC立教も13番山中祐之介を中心とした展開から相手守備を左右に揺さぶり攻撃を仕掛ける。
しかしここで前半27分中央サカ同10番新谷唯我のスルーパスに11番横山駿介(3年:上鶴間)が抜け出すとFC立教23番栗原岳晴がペナルティエリア内でファールをしてしまい、2枚目のイエローカードで退場になってしまう。PK獲得した中央サカ同は11番横山駿介がしっかりとキーパーの逆をつき追加点。
2点ビハインドで10人になってしまったが前半に1点欲しいFC立教は守備のズレ見逃さずパスを繋いでいくも最後のスルーパスがうまく合わず、ここで前半終了する。中央サカ同は前半シュート5,6本に対してFC立教はまだ1本。さらに、FC立教は0-2で1人少ない状態で折り返してしまったが中央サカ同にも劣らない攻撃力で後半に期待だ。
【開催会場:埼玉スタジアム2002第2グランド】
後半
FC立教ボールから始まった後半開始直後、FC立教は早速攻撃を仕掛け20番松田龍治(2年:桃山学院)がシュートを放つが惜しくもゴール上に外れる。しかし後半4分FC立教は1人少ない分コミュニケーションがうまく取れず、バックラインでのパス交換を中央サカ同24番信岡光にカットされ失点。もう後がないFC立教は中央サカ同ゴールに迫りたい。
FC立教4番神戸政宗のロングスローがやはり脅威だ。後半7分ロングスローから中が合わせるも中央サカ同5番小杉颯汰(3年:清水桜ヶ丘)がゴールラインギリギリで弾きピンチを救う。攻撃が続くFC立教はさらにまたロングスローから20番松田龍治が抜け出すが中央サカ同58番阿部真珠(2年:日大山形)がファールで止め、イエローカード。
流れが来ているFC立教はスローインを受けた13番山中祐之介がノールックで絶妙なパスからシュートまで持っていくが枠外。届きそうでゴールがまだ遠い。守備でも魅せるFC立教13番山中祐之介は相手のカットインからのシュートをスライディングでブロック。両者球際バチバチし気持ちのぶつかり合いが見える。
しかしここで後半26分中央サカ同14番野本穣(3年:多摩大目黒)からのコーナーキックに上手く合わせた58番阿部真珠が胸でゴールを決める。流れに乗っていたFC立教には痛い失点だ。ここから中央サカ同の流れとなり、後半28分4番渡辺大佑(3年:埼玉栄)と8番岡部佑哉(3年:狭山ヶ丘)のパス交換からいい位置でフリーキック獲得。さらに後半31分にも中央サカ同66番長友星澄がFC立教のお見合いしてしまったボールを掻っ攫いシュート打つがこれはボール一個分右にズレる。
流れが止まらない中央サカ同はこの直後パスを受けた71番渡辺礼恩の内巻きシュートがバーに当たってゴールに吸い込まれ、ダメ押しの1点となった。FC立教もシュートチャンスは多いが中央サカ同がボールへのアプローチが速いため上手くプレーできない。後半最後にFC立教3番鶴島俊介(2年:東海大相模)のスーパーシュートをスーパーセーブした中央サカ同の守護神42番加藤翔太(3年:浦和西)がゴールポストに頭をぶつけてしまう。心配だったが最後まで戦い抜いた。
このまま5-0で試合終了。FC立教の奮闘及ばず、中央サカドウに勝利の軍配が上がった。中央サカ同の新関東カップ2022優勝が決定した。
FC立教もナイスプレーだったが、やはり中央サカ同が1枚上手だった。前半に1人退場を出してしまい厳しい戦いであったが規則通り声出し応援せずに選手たちも最後まで戦った姿は素晴らしかった。中央サカ同も1試合通して気持ちが途切れることなく、攻撃も守備も硬く王者の風格であった。
【中央サカ同全体写真】
【FC立教全体写真】
中央サカ同は16年ぶりの新関東カップ優勝。得点王は今大会8得点の10番新谷唯我。MVPはGKの42番加藤翔太であった。
今大会、決勝カードは今年度新関東リーグ2部所属チーム同士という波乱の展開だったが全30チーム懸命に闘った勇姿には、残る半年の大会で注目するに値するチームばかりだろう。BeYonD編集部としてもとても楽しみだ。
Written by
山崎冬弥
touya
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