【マガ杯2023・予選】早稲田大学の強豪FC.GUSTAが関西の強豪同志社大学三つ葉キッカーズBを迎え撃つ!
東 孝太郎RESULTS
第41回マガジンカップ2023予選リーグ
FC.GUSTA
三ツ葉キッカーズ
9月8日に開幕した第41回マガジンカップ2023は二日目を迎えた。
本日の結果次第で決勝トーナメント進出チームが決定する。
早稲田大学の技術派集団早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)は初日明治大学体同連サッカー部Bに勝利を収めた。
そんな早稲田グスタは二日目の予選初戦、関西の強豪同志社大学三つ葉キッカーズB(以下:同志社三つ葉)との一戦を迎える。
同志社三つ葉は初日の予選で中央大学体同連フースバルクラブと2-2で引き分けており、予選リーグ突破に向けて勝利が欲しい一戦だ。
前半
早稲田グスタは攻撃的な3バックを採用。両サイドが積極的に攻撃に参加する攻撃型のフォーメーションだ。
一方の同志社三つ葉は4-4-2。2トップの献身な守備から攻撃のリズムをつくりたところだ。
最初にチャンスを迎えたのは早稲田グスタ。
立ち上がり2分、早稲田グスタ15番スーパールーキーのバンヒューゾン春希クリストファー(1年=アビスパ福岡U-18)のスルーパスに抜け出した30番梅原陽太(3年=國學院久我山)が中に折り返すと、4番志賀弘武(2年=桐光)がフリーでボールを受け、シュートを放つも、枠から外れる。
その後は同志社三つ葉が前線の2トップ、85番林和亭(3年=福岡大大濠)と35番森本恭成(1年=羽水)を中心に前線から激しくプレスをかけ、相手ディフェンスラインにプレッシャーをかける。
早稲田グスタは同志社三つ葉の激しいプレスを中々剥がすことができず、シュートまで持ち込むことができない。
9分、立ち上がりから激しいプレスをかけていた同志社三つ葉35番森本が、相手ディフェンダーのミスを見逃さずゴール前でボールを奪うと、そのまま冷静に流し込み、同志社三つ葉が先制する。
ここまで相手のプレスに中々前に進めずにいた早稲田グスタだったが、嫌な流れを払拭したのは主将である10番角能俊介(3年=早大学院)であった。
12分、敵陣深くで粘り強くボールを保持すると、そのまま左足でミドルシュート。これがゴールネットに突き刺さり、すぐさま試合を振り出しに戻す。
ここからは早稲田グスタのペースで試合が進む。
自陣から細かくパスを繋ぎ、中盤の7番水野琉太(3年=清水東)と15番バンヒューゾンがうまく試合をコントロールする。
20分、早稲田グスタは10番角能のコーナーキックから315番森山純平(2年=三菱養和)が打点の高いヘディングで合わせるが、同志社三つ葉のGK58番青山凌太(2年=東大津)がビックセーブでチームを救う。
25分早稲田グスタ10番角能が自陣から一人でボールを相手ペナルティエリア内まで運美、GKと一対一を迎えシュートを放つも、これは惜しくもポストに阻まれる。
立て続けにチャンスを作った早稲田グスタであったが、決定機を生かせないまま前半終了。
後半
同志社三つ葉は4人を交代し、逆転を目指す。
後半も序盤から早稲田グスタが押し込む展開に。
中盤からサイドへ向け出し、細かなパスワークで相手ディフェンス陣をかき回す。
同志社三つ葉はロングボールで状況を打破しようとするも、早稲田グスタセンターバックの315番森山がことごとく跳ね返し、同志社三つ葉を寄せ付けない。
10分、15番バンヒューゾンのスルーパスに抜け出した30番梅原がペナルティエリア内でシュートを放つが、同志社三つ葉のディフェンス陣が体を張ったディフェンスでゴールを割らせない。
耐える時間帯が長かった同志社ミツバだが、12分に途中交代の7番木下大雅(1年=小松)がカットインからシュートを放つ。これが後半初めてのシュートとなる。
同志社三つ葉は7番木下を中心に攻撃を仕掛ける。
早稲田グスタは技術を光らせ相手を翻弄するが、同志社三つ葉の目張り強いディフェンスに阻まれ、互いに拮抗した展開に。
27分、この日最大のチャンスを迎えたのは早稲田グスタだった。
途中出場の福田勇輝(1年=國學院久我山)から中盤から向け出した15番バンヒューゾンへ。GKと一対一を迎えるも枠を捉え切れず。
このまま試合終了。両者勝点1を分け合う形となった。
同志社三つ葉にとってこの勝ち点は価値のあるものであろう。
また今回見せた粘り強いディフェンスや前線のプレスはどのチームが相手であったとしても脅威だ。
早稲田グスタは勝利が欲しい一戦であった。チャンスを多く作っていた中で勝ち点を落としてしまったことはネガティブだが、ポジティブな側面も見られた。
それは新たなフォーメーションの可能性だ。早稲田グスタはこれまで4-2-3-1のシステムであったが、今大会から3-6-1のシステムを採用。まだまだ戦術浸透が完璧とは言い難いものの、細かなパスワークで相手を翻弄する場面は随所に見えた。
決勝トーナメントでどこまでこのシステムを完成させるかが、今後の鍵になるだろう。
Written by
東 孝太郎
higashi
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