【BMOM113】早稲田グスタGK樋口就大(3年=宮崎西) 好調の早稲田グスタを支える守護神

BeYonD 編集部

10月27日に鹿島ハイツにて新関東リーグ20181部第4節が行われた。
4試合の激しい試合の中で特に注目されていた中央大学体同連フースバルクラブ(以下:中央フースバル)と早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)のカードが行われた。
試合は中央フースバルが個の力、早稲田グスタがポゼッションサッカー。
この2つのスタイルが高いレベルでぶつかり合っていた。

前半は共に攻撃を仕掛け合い、両者決定機をつくれていた。
しかし、チャンスを決め切れなかったり両GKの好セーブに阻まれ0-0で折り返した。
後半は、首位中央フースバルが幾度となく早稲田グスタゴールに迫り得点の雰囲気をプンプンと匂わせていたが、早稲田グスタGKが後半の35分間ゴールマウスをしっかり守り抜いた。
 
そして注目の天王山はスコアレスドローに終わり、勝ち点1を分け合うこととなった。
この試合は中央フースバルGK小川(3年=杉並FC)早稲田グスタGK樋口就大(3年=宮崎西)、この2人が好セーブを見せ合う面白い試合であった。
1試合を通して集中を切らすことなくゴールマウスにそびえ立っていた。
BMOMにはこの2人を選びたいところであるが、後半の中央フースの猛攻を凌いだ早稲田グスタGK樋口を選びたい。
 
bcef248d-771d-48a0-a3a5-0703be38b129
 
早稲田グスタはこれまで2勝1分けでそのうち2勝は無失点での勝利。
樋口はゴールを守り続け、出場した2試合で2失点に抑えていた。樋口がクリーンシートにすれば勝利できるというジンクスが作りかけられていた。
しかしこの試合は天王山という高い緊張感もあり0-0に終わってしまい、ジンクスになることはなかった。
 
樋口が「3節までのフースバルの圧倒的な試合を観ていたので、とても緊張していました。勝てば首位に立てる大一番ということで、絶対に勝ち点3を取るという気持ちで試合に臨みました。
また、前々節(慶應キッカーズ)で自分のミスでの失点で引き分けてしまったので、取り返すためにもなんとしても勝利に貢献したいと思っていました。」
と語るように高い緊張感と勝ち点3への執着心を持っていた。
 
そう樋口が語るように早稲田グスタ選手たち全員からも高い緊張感とモチベーションを感じ取れた。
その良い雰囲気で勢いを持って臨んだ試合を樋口は
「試合を通して押し込まれるシーンが多かったですが、相手のシュートにうまく対応でき、無失点で終えられてよかったです。また局面局面でみんなが体を張ってくれてとても助けられました。順位はそのままですが、負けなかったことは、優勝に望みを繋げられたという意味でとても大きいと感じます」
と振り返った。
そのコメントから中央フースバルとの対戦が厳しいもので、その試合をしっかりと早稲田グスタ全員で勝ち点1をもぎ取ったのだと伺わせる。
 
この試合に負けなかったことで勝ち点差は広がらず差は2のまま。
首位中央フースバルを射程圏内から逃さなかった。次節の青山学院大学理工サッカー部との対戦に向け
「残り3試合全て勝って優勝できるよう、次節も頑張りたいと思います」
と勝つことしか考えていないシンプルなコメント。
 
本人も「シュートストップに注目してほしい」と話すように樋口は高いセービング力や1対1のセービング、飛び出しの判断が長けている選手だ。また高校時代には宮崎国体という経歴の持ち主で、早稲田グスタにとっては心強い。
新関東リーグ2018も残り3節となり終盤戦に突入する。ここまで好調であり2位の早稲田グスタのゴールマウスを守る樋口に注目していきたい。
b888912e-0814-4cc4-a2d9-5374623aaa54
 
早稲田大学 FC.GUSTAのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2022.07.01

【告知】あの埼玉スタジアム隣でサークルの試合が開催!?

5月下旬に開幕した新関東カップ2022も明日7/2(土)で決勝を迎える。 5試合20得点と爆発的な攻撃力を武器に勝ち進んできた中央大学サッカー同好会(以下:中央サカ同)。迎え撃つのは今年度新関東…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.07.20

【新関東カップ2018MVP】選ばれたのはこの男…!?

例年の新関東カップは早稲田稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)が三連覇を果たしていて、今年も早稲田稲穂が四連覇目を果たすかと思われていた。 この前人未到の四連覇を打ち壊し、優勝したのが中央大学体同連フ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.21

【美女マネ特集vol.9】第9回はシリーズ史上初となるユニオンリーグに所属するあのチームのマネ!

  こんにちは!   審判の言うことは~??     ぜった~~い!!   でおなじみの美女マネ特集で…

read more BeYonD 編集部
コラム 2025.09.07

第43回サッカーマガジン杯 オープン大会2025 大注目4選手紹介!

こんにちは。BeYonD編集部です!ついに待ちに待ったマガ杯ですね!楽しむ気持ちは忘れずに持っていきましょう! はじめに ついに開催目前へと迫った第43回マガジン杯。夏休みをサッカーに捧げた選手も…

read more 村瀬裕介
コラム 2022.11.09

【新関東リーグ2022・1部・2.3節マッチハイライト】過密日程となった2日目。2連戦を物にするのはどのチームか!?

第2節 中央大学体同連フースバルクラブ VS 明治大学生田サッカー蹴友会 前節、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)に敗れた中央大学フースバルクラブ(以下:フース)と、明治大学groovykids…

read more 柴田尋生
コラム 2022.03.30

包装業界リーディングカンパニー主催『VR展示会×生中継×企業研究』

今年度より新スポンサーになって頂いた包装業界のリーディングカンパニーである株式会社フジキカイ様のイベントに関するお知らせです!! そもそも包装業界って学生にはあまり馴染みない業界ですよね。 し…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.04.04

【新歓記事2021】vol.10専修大学サッカーサークル

こんにちは!新歓記事vol.10では専修大学の2チームについて紹介していきます!   専修大学サッカー愛好会 ・大学名・チーム名 専修大学サッカー愛好会 ・自分達の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.18

【新関東リーグ2017】ベストヤングプレーヤーは立教愛好会山本(1年=ヴィッセル神戸U-18)が受賞

ベストヤングプレーヤー 山本彩斗(1年=ヴィッセル神戸U-18) 12月2日の入れ替え戦をもって終了した新関東リーグ2017にて立教大学サッカー愛好会の山本彩斗がベストヤングプレーヤーと…

read more 高橋佑輔
コラム 2017.05.26

【BMOM44】柴田拓海(3年=東山) “攻守に躍動したCRACKSの頼れるキャプテン”

【関西同好会トーナメント1回戦】 立命館大学FC.CRACKS(以下CRACKS) vs 立命館大学 FC原谷(以下原谷) 奇しくも立命館ダービーとなったこの一戦のヒーローは紛れもなくCR…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.07.02

【BMOM66】 竹井伸吾(3年=水戸商) ”THE ボランチ”

2017年の明治大学学内戦決勝は、異例のGroovy kids(以下グルービー)対決となった。 前半から新ユニフォームを身に纏い、ジャイアントキリングを狙う勢いあるグルービーBを、ライバル明治体同連…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-