本日5/24から新関東カップが鹿島ハイツ開催。二日間かけて一回戦、二回戦と戦い抜いていく。
今年も一回戦目から目が離せない好カードが続く。今回はその中でも同じ立教大学の対戦カード　立教大学サッカー愛好会（以下：立愛）vs立教大学FC立教（以下：F立）に注目する。

立愛スターティングメンバ―

F立スターティングメンバ―

前半

試合が動いたのは前半10分。f立がPKを獲得する。ペナルティエリア内でルーズボールに反応したFW渡邉（10番／武南）がシュート体勢に入ったところを、相手DFが足をかけPK判定に。キッカーはその渡邉だが立愛GK長谷部（21番／川越東）が鋭く反応し、見事にストップ。チームを救うビッグセーブを見せた。

均衡が破れたのはその10分後、前半20分。f立が再び攻勢を仕掛けると、MF阿部（8番／横川武蔵野）がFW小松（29番/駒沢）にボールをあてる。すると小松は左サイドからドリブルでカットイン。ディフェンスをかわして右足を振り抜くと、ボールはゴール右サイドネットに突き刺さる。見事な個人技で先制点を奪い、f立が試合をリードした。

後半

後半に入ると立愛がボールを保持し、試合の主導権を握る。すると12分、待望の同点弾が生まれる。右サイドを突破した白川（苫小牧東）の鋭いクロスに、42番圖師（浦和南）が胸トラップからワンタッチでボレーシュート。ゴールに突き刺さる美しい一撃でスコアを振り出しに戻した。

さらに勢いに乗った立愛だが、f立も反撃。後半15分にはFW20番が高精度のクロスに頭で合わせるが、ここもGK長谷部が好セーブで追加点を許さない。試合は一進一退の攻防に。

均衡が再び崩れたのは終了間際の後半29分。立愛が鮮やかな連携から逆転弾を決める。起点となった富樫（12番／修徳）が左足でロングフィード。これに反応した42番圖師が裏へ抜け出し、左から中央へ折り返すと、これを待っていた大前（26番／川越東）が左足で流し込み、右のサイドネットへ流し込んだ。

このまま試合終了。白熱した立教ダービーは立愛が逆転勝利をおさめた結果となった。

立愛は二回戦にトーナメントを進め、明治大学 Groovy Kids Bと対戦する。

まとめ

最後まで集中を切らさなかった立愛が、粘るf立を突き放し、見事な逆転勝利を収めた。GK長谷部のビッグセーブに始まり、全員が勝利に向けて献身的にプレーした立愛。チームとしての結束力と、チャンスを確実にものにする決定力が光った一戦となった。