新チーム始動インタビュー第2弾”中央大学フースバルクラブ 若杉俊介”

BeYonD 編集部

2017年になり、新チームが始動した中央大学フースバルクラブ。キャプテンの若杉俊介(2年=新潟明訓)を取材した。

img_3387

(写真 左はキャプテンの若杉、右は副キャプテンの大石)

2015-2016シーズン

 

“1年間を振り返って”

まず新体制が始まってすぐの12月。プレミアカップで優勝して、いいスタートを切れた中央フースバル。「いい勢いがつく、収穫が大きい大会になった」と若杉は振り返った。その後、学内戦、スプリングカップなど、勝てずうまくいかない時期が続いた。しかし、5月の稲穂フェスタで再びタイトル獲得。「2月から4月の間はとても苦しんだ期間だった。そんな中5月の初めの稲穂フェスタでタイトルを取れて、苦しんだ分嬉しさが強かった」とコメントした。そして、最初のビックタイトル新関東カップ戦は早稲田稲穂に1-2で敗れベスト4止まり。次こそはと奮起したマガジン杯。中央フースバルは決勝まで駒を進めた。決勝の相手は因縁の相手、早稲田稲穂。今度は1-0で勝利し、念願のマガ杯王者に輝く。若杉は「マガジン杯の直前にアットホームカッププレーオフで日大法学部に0-3で敗れた。この敗戦からチームに危機感が生まれ、マガジン杯優勝へつながったと思う」と話した。その後リーグ戦では優勝争いから遠のき優勝とは成らなかったが、全国大会では優勝し“有終の美”を飾った。また若杉は「浮き沈みが激しく、サークル界を引っ張っていくには、まだ力不足だったと感じた」と1年を振り返った。

img_3462

“ライバル”

強いと感じたチームを聞くと、早稲田稲穂と答えた。早稲田稲穂について「プレッシャーがほかのチームより強かった。でもその分、戦っていて楽しかった」とコメントした。選手について聞くと、早稲田稲穂の今井(3年=都立駒場)をあげた。さらにチームメイトの大石(2年=藤枝東)をもあげた。この2名の選手について「今井さんは全てのレベルが高い。そしてスピード感が違った。大石はチームメイトであるが、何度もチームは助けられた。見ている人の逆を突くプレーばかりで、驚かされることが多かった」と話した。また早稲田稲穂の長瀬(2年=国学院久我山)が非常に怖い選手だと口にした。

 

2016-2017新シーズン

“目標”

「全部取る」

「まだ具体的には決めてないですけど、カップマガ杯リーグアットホームカップ、すべて獲って、全国大会で優勝したい」と昨年度のマガ杯覇者フースバルの新キャプテン若杉は大きな目標を掲げた。昨年度いくつものタイトルを獲得してきた中大フースバルは、さらなる高みを目指し、サークル界の頂点に立てるのか?また、大きなタイトルだけでなく、出場する大会全部取りたいとも話した。若杉の活躍に期待が集まる。

 

“チームコンセプト”

「オーソドックス」

技巧派集団フースバルが目指すサッカーは、「オーソドックス」。オーソドックスと聞いてピンとくる人は少ないだろう。そんな人たちのためにオーソドックスとは何かを若杉に伺った。「常に最善のサッカー。パスサッカーや蹴るサッカーと決めるのでなく、状況に応じたサッカーをする。その場の状況によって柔軟に判断する能力をつけ、全部できるようなチームになりたい。そのためにピッチを広く使ったりしなければならない」と答えてくれた。これが完成すれば非常に面白いサッカーを見ることができるだろう。若杉は完成させるために、練習メニューなど難しいと頭を抱えていたが、必ずやってくれるだろう。

また「応援されるチーム」について若杉は話した。「優勝した時などに、なんでフースバルなのだと言われるチームではいけない。おめでとうなど言われるチームにしていきたい」という話を聞き、いいチームになるだろう。

img_3463

“注目選手”

苅部 杜行」(1年=新潟明訓)

若杉は注目すべき選手に1年生ボランチ苅部を選んだ。「苅部は同好会カテゴリーのボランチの選手の中でもトップクラス。高校から一緒にボランチを組んでいることもあり、楽しいしプレーしやすい」と苅部を評価した。その言葉通り苅部は、昨年度から不動のボランチとしてチームの勝利に貢献してきたルーキー。1年生と思えないような存在感がある苅部はこれから大注目の選手だ。また若杉は同じく1年生のCB安藤(1年=東福岡)をも挙げた。「安藤はCBとしてボールを配れて、しっかり戦える選手」と期待を寄せた。

img_3466

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2025.06.16

【就活必勝法】26卒が語る!サークル活動と就活の両立術とは?

こんにちは〜!beyond編集部です💛 6月!新歓も一段落し、新しい学年に少しずつ慣れてきた頃かと思います。さて、夏休みが近づくにつれて、「そろそろ就活を本格的に考えなきゃ…」と感じ始めている人…

read more 松原 柚良
コラム 2016.12.25

【マネの想いvol.1】 ”プレーヤー目線に立てるマネージャーでいるために”

大学サッカー同好会カテゴリーにおいてマネージャーは必要不可欠な存在である。また、マネージャーのあり方もチームによって大きく異なる。本企画は、様々なチームのマネージャーの想いをインタービュー形式で探って…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.06

新人戦2年生大会 予選ダイジェスト「第5グループ〜第7グループ」

第5グループ 1位通過をしたのは勝ち点4の慶應義塾大学リコタイ無駄な人生選抜。2位通過は同じく勝ち点4の明治大学生田サッカー部蹴友会。3位は中央大学MAPLE。グループ5の1位2位はイエロー…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.05.28

【BMOM96】 中村豪(3年=洛南)が無回転ミドルシュートでだめ押し弾!チームを勝利へ導く!

新関東カップ2018、3回戦鹿島ハイツにて中央大学体同連フースバルクラブ(以下:フース)と首都大学東京八雲FC(以下:八雲)との試合は2対0の状況の中、ダークホース八雲が1点を取るも、フースが逃げ切る…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.05.12

写真に秘めたマネージャーの想いに迫る!

  風薫る5月がやってまいりました! 新歓活動も終盤を迎えた頃ではないでしょうか? 今回は、新マネージャーもプレイヤーの皆さんも必見!! マネージャーの仕事の一つでもある、"写真撮影…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.03.06

【新歓記事vol.4】新入生必見!!立教大学&法政大学サッカーサークルを比較してみました!!

こんにちは!BEYOND編集部です!3月に入り多くの新入生はどのサークルに入るか悩んでいる時期ではないでしょうか?今回は、法政大学、立教大学の4サークルについてまとめてみました!是非サークル選びの参考…

read more 山崎夏果
コラム 2017.04.11

【新入生必見!同好会チームガイドvol.17】神奈川大学編

なんともいえない独特なマスコットキャラクター、JINくんとKANAちゃんでお馴染み、通称神大、神奈川大学のサッカーサークルのいくつかをご紹介します! お馴染んでないとの声が聞こえました。…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.15

【BMOM9】 MF大石元気(2年)がチームを残留に導く決勝点

多摩の暴れ馬   中央大学フースバルクラブは第6節に、明治大学体同連サッカー部と対戦し、1-0で勝利した。5位と低迷していたチームを救ったのが、左SH38番の大石 元気(2年=藤枝東…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.06.01

【BMOM53】武田海青(1年=東久留米)縦横無尽にピッチを駆け巡るバンビのダイナモ!

新関東カップ2017三回戦日本大学教育学部サッカー部BAMBINO(以下バンビ)と明治大学ESPERANZA(以下エスぺ)との試合はバンビが5-0の快勝で幕を閉じたが圧倒的な存在感でピッチを駆け巡って…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.09.21

【特別企画】Jユース出身の私たちが大学サッカーサークルを選んだ理由[後編]

Jユースを選んだ理由、そして大学サッカーサークルとの出会いに迫った[前編]は楽しんで頂けたでしょうか。 まだ[前編]をお読みでない方はこちらから。 [後編]では、3年時に幹事長(鈴木)、副幹事…

read more 大田智輝

-PICKUP CIRCLE-