【同好会基礎情報vol.8】あのJリーグクラブが後援している同好会カテゴリー最大規模の大会「紫京杯」とは?
BeYonD 編集部サッカー同好会カテゴリーでは稀だが、都道府県内No.1を決める大会が京都には存在する。
その名も、京都学生サッカー同好会選手権大会『紫京杯』
毎年8~9月に、60以上の参加チームで行われている同好会カテゴリー最大規模を誇る大会である。
『紫京杯』は、「開催することで京都のスポーツ界を大学生の力で活性化させ、大会を通じて今まで交流のなかった他チームの大学生や地域との輪を広めることができる場にしていきたい」という考えの下、
京都のJクラブである京都サンガF.C.(当時:京都パープルサンガ)の後援を受け、2001年にスタート。
参加者にとって全国高校サッカー選手権大会のような大会であり、選手・マネージャーが一丸となって勝利を目指すことで思い出に残り、感動できる大会を目指している。
そして、その紫京杯を運営している役員は京都内の大学に通う学生であり、年間を通して定期的に会議を重ね、企画運営を行っている。
その役員は、同好会で選手としてサッカーをしながら活動をしている者が多くを占めるが、中には、どこにも所属しないサッカー好きや、運営に興味があって参加する者もいる。
ここで一人、ある男を紹介しておきたい。
所属大学が異なる役員メンバーを、まとめ上げる2017年度紫京杯役員代表、
同志社大学orange pigmon所属、飯村渉(3回生)。
この写真で薄々気づくかもしれないが、彼はみんなにとことんいじられ愛される、所謂いいやつ。
”いわちゃん”の愛称で親しまれ、ドMながらも先頭を走り、紫京杯を運営している。今後、この男から目が離せない。
と、ここまで大会概要と役員について紹介してきたが、紫京杯には、夏の本大会に連動し、様々な事前企画が存在する。
プレフットサル大会、京都サンガ合同企画、子供サッカー教室、本大会前のレセプションパーティーなど、多岐に渡る。
そして、本大会参加チームにて行われるプレフットサル大会が、5月6日と27日に行われた。
このプレフットサル大会開催の目的は、本大会に向けた大会参加チーム間の交流であり、
試合以外にもプレマネ合同企画などを行い、各チームの交流を図ることも狙いである。
会場は、京都サンガF.C.の練習場でもある、サンガタウン城陽。
午前中に予選、午後に順位別トーナメントを行う形式で行われ、6日大会には18チーム、27日大会には20チームが参加した。
6日大会は、悪天候にも関わらず、熱い試合が行われ、各チームのマネージャーもピッチサイドで献身的に応援していた。
京都No.1を決める本大会の参加チームだけあって、ハイレベルなチームがひしめく中、
6日大会で見事優勝を飾ったのは、京都産業大学pantra、そして準優勝は京都大学LosLocosであった。
pantraは様々な大会で優勝経験があるフットサルチームであり、決勝戦は5-2と実力を見せつけた。
pantra代表の西川和哉は、
「まず、やるからには優勝を目指していたのでそれを達成できたことはよかったです。
どこのチームも良いチームで、楽な試合はありませんでしたが、何が起きても終始雰囲気良く試合運びをできたことが要因の1つかなと思います。
またマネージャーの協力ありきで優勝できたと思っているので、感謝したいです。ありがとうございました。」と話してくれた。
全員が楽しんで参加している姿が印象的なチームだった。
27日大会は、天気にも恵まれ、チーム数も増えたことでさらなる盛り上がりを見せた。
27日大会の優勝は、京都外国語大学フットサル部、準優勝は立命館大学SFIDANTEであった。
京外大フットサル部もやはり強豪チームなだけあって、圧倒的な強さを見せての優勝。
準優勝のSFIDANTEは、フットサルチームである京都橘フットサル部を3位に抑えての準優勝と、健闘を見せた。
京外大フットサル部代表の真野晃は、
「チームが目指すフットサルと少し違いましたが、楽しく勝ちにこだわり、結果を残せたので、インカレの弾みになると思います。」と、
既に次に向けての強い気持ちを見せた。
プレマネ企画では、チーム対抗ドリブルリレー大会を行い、苦戦しながらも頑張る可愛らしいマネージャーと、技術を見せカバーするプレーヤーとの仲の良さも見られ、盛り上がりを見せた。
各チームが奮闘し、熱い戦いが繰り広げられた紫京杯プレフットサル大会。両日共に充実した大会となり、各チームの交流も深まったことで、
8月から予選がスタートする本大会が楽しみである。
60を超えるチームの中から激戦を勝ち抜き、真の京都No.1となるチームはいったいどこになるのか、今から目が離せない!
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【新関東リーグ2019一部・第4節】最大の山場である早稲田ダービー。FC.GUSTAが執念の逆転勝利!
開幕からしっかりと三連勝を収め、今節も勝利し優勝に向け弾みをつけたい早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)。対するは3節を終え3位となんとしてでも今節勝ち点3をもぎ取り優勝争いに関わりたい早稲田大学F…
read more BeYonD 編集部【BMOM97】大木優(1年=慶應志木)が2アシストの活躍!立教愛好会撃破の立役者に!
[06.02 新関東カップ 2018 準々決勝 慶應e.l.f. 3 - 0 立教愛好会 ZOZO PARK HONDA FOOTBALL] 3回戦で同じ慶應大学で1部所属の慶…
read more 高橋佑輔【BMOM84】GK那須将司(3年=延岡)気持ちのPKストップで残留に近づく初勝利に貢献
【新関東リーグ2017・1部第6節】Zozopark Honda Football Area 青山学院大学理工サッカー部 0-1 早稲田大学FC.GUSTA 11月11日に行われた新関東リーグ…
read more 編集部BeYonD【BeYonD History vol.4】頼れる前会長、小川雄矢
BeYonD History一年ぶりの復活です!! BeYonD History vol.1とBeYonD History vol.2、 BeYonD History vol.3もぜひ見てみて…
read more BeYonD 編集部【明治大学学内戦決勝】フォトギャラリー
9番井上(3年=浦和西)は確かなテクニックで前線で溜めを作り、チームに落ち着きをもたらしてきたが決勝では中々足元にボールを収めきれず。留学生クリストファーの通訳としての活躍が目立った。 …
read more BeYonD 編集部【BMOM7】GK山崎亮輔(2年) ビッグセーブ連発でチームを救う
最後の砦 山崎 第5節、7位早稲田大学HUMAN.F.Cは、8位中央大学サッカー同好会と対戦。結果は4-0でHUMANが快勝した。スコアだけを見れば、簡単な試合に見えるが、幾度となくピンチが訪れる危…
read more BeYonD 編集部【チームの根vol.7】”つなぎ役” World Cup Kickers 屋久凌馬(4年=市立浦和)
チームの根第7弾は、ユニオンリーグから初参戦の早稲田大学World Cup Kickers(以下:ワールド)。ユニオンリーグの強豪を会計兼副キャプテンとしてチームを支えた男を取材した。 早稲田大学W…
read more BeYonD 編集部[新歓記事vol.7] 新入生必見! 日本大学・東洋大学・駒沢大学サッカーサークル紹介!!
大学サッカーサークル第7弾、今回は日東駒専の東洋大学、日本大学、駒沢大学のサッカーサークルをご紹介します! 大学でサッカーをしたい人はもちろん、サッカー以外にもたくさんの魅力…
read more 石井寛己【新関東リーグ2022・1部・5節マッチハイライト】終盤戦に向け、勢いをつけたのはどのチームだ!?
中央大学体同連フースバルvs早稲田理工サッカー部 前半は互いに譲らず0-0で終える。後半22分中央フースバル27番大久保廉(2年=新潟明訓)のロングフィードに抜け出した33番大塚信太朗(2年=座間)…
read more 大田智輝【BMOM59】高橋昌樹(3年=暁星国際) 相手のロングボールを弾きに弾いたエアバトラー
先日行われた新関東カップ準々決勝。ベスト4への切符を懸けた一戦の地はZOZOPARK。早稲田大学HUMAN.F.C.(以下ヒューマン)は稲穂フェスタ王者中央大学フースバルクラブ(以下フースバル)を迎え…
read more BeYonD 編集部







