【新関東1部リーグ総集編】

BeYonD 編集部

【優勝】

早稲田大学稲穂キッカーズ

img_3178 

【得点王】

8得点
10番 MF 今井 淳貴 (3年=都立駒場)
早稲田大学稲穂キッカーズ

img_3171

【新人賞】

76番 DMF 土佐林 佑 (1年=八千代)
青山学院大学理工サッカー部

img_3174

【総評】

今年の新関東1部リーグは、「稲穂劇場」であった。早稲田稲穂が7戦全勝で勝ち点21を獲得、第6節終了の時点で優勝を決めた。さらに2位の明治グル―ビーと勝ち点10の差をつけ、圧倒的な力を見せつけた。19得点とタレント揃いの攻撃陣が大爆発。それに1失点と鉄壁のDF陣がまさに「稲穂城壁」。新関東遺産に登録させていただこう。また、最終節の時点で4チームが自動残留を争う、大混戦となった。崖っぷちの明治体同連は、最終節の青山理工戦に勝利すると、大逆転で自動残留を決めた。2位争いも大混戦となり、明治グル―ビー、中央フースバル、立教愛好会が勝ち点11で並んだ。明治グル―ビーが得失点で上回り2位で終えた。早稲田HUMANは3連敗で迎えた第4節から3連勝と大進撃を見せたものの、惜しくも得失点の差で入れ替え戦を戦わなければならない。

img_3179

【ベストイレブン】

今大会、BeYonD独自でベストイレブンを選出した。優勝の早稲田稲穂からは最多4人。新人賞の土佐林(青山理工)も選出された。ベストイレブンの顔ぶれを見ると、非常に贅沢だ。

img_3177

FW

img_3145

早稲田HUMAN 9番 谷口友哉

3年 名古屋高校
スピード、フィジカル、ゴールへの嗅覚を兼ね備えた万能型ストライカー。3年間の公式戦で50点以上ものゴールを量産しているHUMANの点取り屋。プライベートではいじられることはないそうだ。

コメント:「今回ベストイレブンに選んでいただきとても光栄ですし、嬉しいです。でも、個人のタイトルよりチームのタイトルがほしかったのが本音です」

 

立教愛好会 44番 浅田拓郎

2年 農大一
スピード、テクニック、強さを兼ね備え、前線で攻撃の起点となる選手。ゴール前でのマークを剥がす動きはピカイチ。早稲田HUMAN戦で素晴らしいボレーシュートを決めた。キャッチコピーは「怪物でごわす」。

コメント:「ベストイレブンに選んでもらい非常に嬉しい。来年はもっと活躍してチームを勝たせたい」

 

MF

img_3159

早稲田稲穂 10番 今井淳貴

3年 都立駒場
今大会8得点と大爆発。今井の勢いを止めることができる選手は現れなかった。ボールを持てば鋭いドリブル。さらに、素晴らしいオフザボールの動き。最後は底抜けの決定力。書き出すと止まらないのでここらへんで締めよう。

コメント:「リーグ戦のベストイレブンに選んでいただき光栄です。ずっと結果を残すということを意識してやってきたので、今回のリーグ戦で点を取ることができ、全勝優勝できてよかったです」

 

明治グル―ビー 23番 小田島圭吾

2年 国学院久我山
ゴリゴリと強くゴールへの推進力が突出している。裏へ抜け出すスピードが高く、何度も裏へ抜け出すシーンが見られた。今大会5得点挙げており、明治グルービーを2位へと導いた立役者。また、いつも坂上(2年明治グルービー)の隣にいる。

コメント:「町で見かけたら、重戦車と声かけてください」

 

中央フースバル 38番 大石元気

2年 藤枝東
卓越されたドリブルテクニックでピッチを切り裂くドリブラー。今大会、巧みなドリブルで相手を翻弄し続けた。また若さ溢れるキレがあるプレーを見ていると、まさに「多摩の暴れ馬」だ。取材する中でシャイな一面をよく見せる。

 

img_3164

早稲田稲穂 4番 新井裕貴

3年 茅ヶ崎光陵
攻守の切り替えが非常に速い選手。攻撃になるといち早くカウンターに参加し、守備になると相手の攻撃の芽を素早く摘む。攻撃面においてもボールロストが少なく攻撃に幅を持たせる展開力が光った。

コメント:「今回ベストイレブンに選出していただいたことに自信を持ちながらも個人としてまだ多くの課題があるので、そこをつきつめて日本一決定戦ではもっといいプレーが出来るように準備したいです」

 

青山理工 76番 土佐林佑

1年 八千代
唯一の1年生からの選出。パスサッカーの青理に非常にフィット。大きな体からは想像できないようなテクニシャン。持ち前のテクニックで中盤を制圧してきた。また鋭いロングフィードにも魅力があった。

コメント:「ベストイレブンに選んでいただきすごく嬉しいです。自分は2.3年生についていくだけで、あまり目立った活躍はできなかったです。でもチームの残留に貢献できたことは非常に嬉しいです。新チームからもまたやっていきます」

 

DF

img_3162

早稲田稲穂 5番 福田拓也

3年 栃木SCY
リーグ戦1失点に抑えたDFラインを声とプレーで牽引。自分のマークに対して自由にプレーさせない強さがある。また、空中戦においても相手に勝り続けた。今大会最も安定感があったDFかもしれない。

コメント:「新関東という同好会カテゴリーの中で、トップレベルのリーグでのベストイレブンに選んでいただきうれしく思います。これを励みに日本一決定戦も頑張りたいと思います」

 

明治体同連 97番 加茂郁磨

4年 明大中野
対人戦に絶対的な安定感があった。さらに空中戦でも負け知らずであった。また、手や足首の怪我を感じさせない強さ。おそらく今大会最も強いDFで間違えないだろう。

コメント:「ベストイレブン選出について、非常に光栄です。今大会は4年として、チームの精神的支柱となるように全力を尽くしました」

 

明治グル―ビー 3番 妹尾空

3年 作陽
スピード、フィジカル、空中戦の能力が非常に高い。空中戦に関して、異常な跳躍力でヘディングする。また、サッカー偏差値が高く的確な指示でDFラインを統率した。彼のジャンプ力に度肝を抜かれる人は多くいただろう。

コメント:「周りが年下の中でしゃしゃってごめんなさい。(2浪)」

 

GK

img_3147

早稲田稲穂 1番 大久保皓太

3年 都立国立
鉄壁の「稲穂城壁」最後の砦として、ゴールを守り続けた。抜け目がなく、的確な判断が光った。また、高い集中力を持続できる選手で、1試合通してミスがない。

コメント:「チームで走り勝つことを徹底した結果、ベストイレブンに選出させてもらったのだと思います。チームメイトに感謝したいです。無失点優勝できなかったのが少し心残りです」

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2016.11.01

【同好会基礎情報vol.2】関東だけじゃない!関西同好会サッカー連盟とは?

大学サッカー同好会カテゴリーの現状について解説するこの連載企画。 第1弾はこのサイトでよく見かける「新関東」について紹介しました! そして、今回の第2弾。 近年、急速に発展・拡大してきている関西…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.10.23

【新関東リーグ2017・2部Aブロック第2節】生産工のみ貴重な勝ち点3を掴む!リコタイと八雲の因縁の対決は激しい打ち合いの末痛み分けのドロー。

今週も天候に恵まれない中、1部への切符をかけた2部リーグ戦が行われた。 今年の新関東カップ戦では慶應大学理工学部体育会サッカー部(以下:リコタイ)は首都大学東京 八雲FC(以下:八雲)に負け苦渋…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.09.04

【BeYonD History vol.6】初代ビヨンドマネが語るサッカーサークルとは

BeYonD History vol.5 に引き続き、初代ビヨンドの先輩方にインタビューしました! 今回お話をしてくださったのは、初代ビヨンドマネージャーの神垣柚乃さん(早稲田大学理工サッカー部…

read more 田中菜々美
コラム 2017.05.25

【BMOM42】鉄羅周太(2年=郡山)驚異の無回転キッカーの強烈な一撃で試合を決定づける!

5月20日新関東3部所属の首都大学東京八雲FC(以下:八雲)は、同リーグ2部所属の慶應義塾大学FC.e.l.f.(以下:e.l.f.)と対戦した。 立ち上がりの得点で試合を優位に進めた八雲だったが、…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.07.27

サークル×就活のすゝめ(プレーヤー編)

3年生をはじめ、皆さん就職活動を始めているでしょうか? サッカーと飲み会ばかり頑張っても意味ありませんよ?? いい就職先に早く決まるコツを今回教えたいと思います!! 学生の皆さん必見…

read more 早坂
コラム 2017.09.17

【高校別OB座談会vol.6】千葉県〇〇の強豪2校のOB座談会 高校時代の地獄のトレーニングから現在の苦悩までを語り合う!

日本トップのサッカー県、千葉。   今回はそんな千葉県にある幕張の 強豪校・幕張総合高校・渋谷幕張高校2チームまとめて座談会。   高校時代の"浜練"…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.01.04

【美女マネ特集vol.11】新年一発目は実験とサッカーに明け暮れるあのチームのマネ!

  あけましておめでとうございます!   あけおめ!!     あけおめと美女マネって似てますね!! 枝豆もその部類に入り…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.10.21

サッカーサークル界に新リーグ創設!立ち上げのきっかけや現状、将来設計に迫る!

みなさんこんにちは! 今年度から新関東リーグに所属するチームで新しいリーグが創設されたのは御存じでしょうか? その名もSpielen Rookie Leagueです! 創設1年目の今年は…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.04.24

【サークル × 体育会イベント】早稲田大学ア式蹴球部 須藤友介『サークルと体育会の見えない壁を壊す』

3/27(水)に大学サッカー界新たな試みとして開催された「サークル × 体育会」イベント。先日公開させていただいたサークル側の立場からの気づきを綴った記事に引き続き、今回も「サークル × 体育会」イベ…

read more 高橋佑輔
コラム 2019.05.29

【BMOM127】中村亜門(2年=横河武蔵野)決勝点でチームを3年ぶりのベスト8へ導く!

新関東カップ3回戦 慶應義塾大学慶應キッカーズ(以下:慶應キッカーズ)と早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)の試合が5月25日に矢田部サッカー場にて行われた。 ポゼッションを得意とするチ…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-