【新関東リーグ2017・1部第2節】キーマンを退場により欠くも、マガジン杯準優勝の意地をみせた明治体同連が開幕2連勝!
BeYonD 編集部RESULTS
新関東リーグ2017・1部第2節
体同連サッカー部
理工サッカー部
10月21日、鹿島ハイツ第5グラウンドで新関東リーグ1部第2節、全4試合が行われた。
各試合とも悪天候の中で盛り上がりをみせた。
第1試合の立教大学サッカー愛好会と中央大学体同連フースバルクラブの一戦では計6発ものゴールが生まれ、この日の鹿島ハイツは天候に加え何か異様な雰囲気があった。
つづいてこの日の第2試合は、マガジン杯準優勝の明治大学体同連サッカー部(以下:体同連)と、前節明治大学Groovykidsに4発快勝した青山学院大学理工サッカー部(以下:青理)がしのぎを削った。
(体同連イレブン)
(青理イレブン)
前半
立ち上がり2分までにシュート2本を放ち、序盤から前へ圧力をかけた体同連が押し込む展開となった。
5分、体同連26番草場(3年=北園)が41番鷹野(4年=駒場)とのコンビネーションで右サイドを崩し折り返すも誰も触れず。
早くもエンジン全開の体同連が押し込んでいく。
対する青理は、前節BMOMの76番土佐林(2年=八千代)が中盤からゲームを組み立てパスを散らしていくが、体同連の局面の対人の強さが目立ち、なかなか攻め込むことができない。
その後も青理は前節のような見事なポゼッションサッカーと持ち前の崩しを展開することができず、攻めあぐねる。
前半の半分を経過したころ、左サイドから体同連の侵入を許すが、青理は22番丸山(3年川和)の粘り強いディフェンスで完璧なブロックを見せた。
また21分、青理39番西村(3年=桜ヶ丘)のディフェンスは非常に堅実だった。
青理としてはボールを回したいところだが、こうして我慢の時間が続いた。
体同連はキャプテンでCBの3番青木(3年=幕張総合)、ボランチの35番中島(4年=前橋商業)、この2人の縦のラインが非常に効果的で強固なディフェンスを見せた。
前半も終盤に近付くと、青理が攻め込む時間帯となったが、32分に青理の22番丸山が27番高橋(3年=久我山)とのワンツーで左サイドを抜け出すも体同連のキャプテン青木の超強烈なタックルでピンチを防いだ。
しかし、前半終了間際に明治体同連は痛い判定を受けてしまう。
33分、体同連の中盤でキーマンとなっていた35番中島が本日2枚目のイエローカードをもらい退場。
中島らは必死の抗議をするも判定が覆ることはなく、体同連は1人少ない状況で戦うことになってしまった。
異様な雰囲気のなか前半終了のホイッスルが鳴り、一歩も引かない両陣営は後半にすべてをかけることとなった。
両チームとも円陣を作って仕切り直したが、サッカーの神様はどちらにほほ笑むのか。
(体同連円陣)
(青理円陣)
後半
数的有利となった青理は後半開始とともに、1人少ない状況の体同連に攻め込む展開となる。
対する体同連は8番遊馬(3年=熊谷西)のスピードをいかし、長めのボールを使ってゴールを狙う。
14分、体同連8番遊馬がショートカウンターを試みるも青理22番丸山がストップ。
前半から継続して丸山の好守が目立つ。
後半も折り返し地点になると、天候はさらに悪化し、雨は本降りになる。
ピッチコンディションの変化とともについに均衡が破れるのか。
21人でのゲームとなったが、人数差を感じさせない展開が続き、一進一退の攻防を見せる両チーム。
後半28分、ついに均衡が破れ待望の先制点が生まれる。
体同連はコーナーキックを獲得。
うまく合わせられずにこぼれるが、ボールはペナルティエリア付近でフリーで待つ8番遊馬のもとへ。
遊馬は難しい体勢からパンチ力のあるボレーシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
数的不利をものともせず、いい時間帯に貴重な先制点を挙げた。
その2分後、青理にビッグチャンスが訪れる。
12番田中(3年=駒場)はゴール前でキーパーをかわすも、シュートはポストを直撃し、無人のゴールネットを揺らすことができない。
この場面、マガジン杯でビッグセーブを連発した体同連のゴールキーパー芦田(2年=明大中野八王子)が青理のFW田中にかわされたあと、体同連ディフェンス陣がゴールラインまで体を張って必至のカバーリングをみせていた。
チームとしてゴールを割らせないという強い気持ちが前面に出ていた。
後半32分、またもゲームが動く。
体同連はゴール前でフリーキックを獲得すると、キッカーは8番遊馬。
前半14分にも遊馬は惜しいフリーキックをみせていたが、今度はきっちりネットを揺らし、自身の2得点でスコアを2-0とした。
最後まで体同連は堅守を崩すことなく、70分が経過し試合終了。
人数差をものともしない体同連の組織力が勝る形となったが、青理は痛い敗戦となってしまった。
次節明治大学体同連サッカー部は3連勝をかけ、マガジン杯の再戦という形で早稲田大学稲穂キッカーズと対戦する。
また、青山学院大学理工サッカー部は、2連敗中で勝利に飢える明治大学生田サッカー部蹴友会と対戦する。
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