【マネの技術Vol.1】消毒液は使わない?プレが怪我した時に使える技術〈応急処置編〉

BeYonD 編集部

マネージャーをしていると、プレイヤーの怪我の手当ては日常茶飯事。でも、なんとなく知っている知識でなんとなく行っていませんか?是非この記事を読んで応急処置をマスターし、知識と技術をもったマネージャーになって、プレイヤーを支えていきましょう!

 

第一弾 〈擦り傷・切り傷〉

サッカーをしていると絶対につきものなのが擦り傷・切り傷。長年サッカーをしているプレーヤーは、マネージャーが「大丈夫なの!?」と思うような怪我でも慣れっこなので、びくともしない人が多いような気がしますが、血が流れているのはよろしくないので、そういう人には是非手を差し伸べてあげてください。意外と喜びます。

the-ball-488700_640-1

〈擦り傷〉

①出血があれば、ガーゼやタオルを当てて圧迫止血をします。
②感染予防のため、水道水などで丁寧に傷の汚れを落としてください。このとき、消毒液は使わないこと!医学的に、消毒は細菌を殺す代わりに正常な細胞まで殺してしまうので、消毒してもいいのは傷のない健常な皮膚だけなのです。
③清潔なガーゼで拭いたあと、傷につかない被履材を当てます。このとき、ガーゼはNG!昔は、ガーゼで滲出液などの水分を吸い取り乾燥させるものが主流でしたが、最近は、バンドエイドやラップなどの適度な湿潤環境を維持することで細胞の増殖を促進するものが主流になってきています。
④ラップを当てた場合は、その上にガーゼやタオルを当てます。

※注意すること
交換は1日1〜2回。傷の周辺が赤く腫れて熱をもったり、痛みがあったりする場合は、感染している可能性があるので、医療機関を受診する。

bandage-1235337_1280

〈切り傷〉

①出血があれば、タオルやガーゼを当てて圧迫止血をします。
②水道水などで丁寧に傷を洗います。
③どの深さの傷でも、応急処置として、傷を閉じるように垂直に絆創膏を貼ってください。
④可能であれば、傷を心臓より高くあげて止血します。

※注意すること
手や足で腱の損傷が疑われ、手が握れないとき、神経の損傷や骨折が疑われるとき、止血できない場合は医療機関を受診する。

 

意外と知らないことがあったり、なかったり?プレーヤーが快適にサッカーできるように、ドクターバックの中身を一度見直してみるものいいかもしれませんね!

出典:救急処置「なぜ・なに」事典・外傷編1(閉鎖療法を中心として)

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.10.18

【BMOM77】三好駿(2年=福島東)ラスト10分の攻防、鍵を握るのはこの男!

新関東リーグ2017の1部第3節、明治大学体同連サッカー部(以下体同連)と早稲田大学F.C.GUSTA(以下GUSTA)の試合がZOZOパークで行われた。 初戦ということで、両チーム気合が入っていた…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.10

【BMOM24】安藤匠(1年=東福岡)がピッチ上の監督として君臨しタレント軍団を統率した

フースバルの監督 安藤匠 その世代での今後のサッカーサークル勢力図を占うと言われている新人戦一年生大会。前日程で行われた新人生一年生大会vol.1の決勝カードは中央大学フースバルクラブダービーで…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.15

【新関東リーグ2017MVP】やんちゃな王様から、真の王様へ。早稲田稲穂、長瀬が新関東リーグ2017MVPに輝く。

新関東リーグ1部2017が閉幕。優勝した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)が東西対抗戦も制し、日本一に輝いた。 優勝した早稲田稲穂から、攻守ともに気迫溢れるプレーでチームを牽引したMF…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.02

【マネの想いvol.5】”プレーヤーと一緒に、夢を追いかけて”

3年マネージャー特集第5弾 中央大学サッカー同好会 山口絵莉子さん 「プレーヤーと共に、追った夢」 −中央大学サッカー同好会(以下サカ同)に入ったきっかけを教えてください 自…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.05.31

【同好会基礎情報vol.8】あのJリーグクラブが後援している同好会カテゴリー最大規模の大会「紫京杯」とは?

サッカー同好会カテゴリーでは稀だが、都道府県内No.1を決める大会が京都には存在する。 その名も、京都学生サッカー同好会選手権大会『紫京杯』 毎年8~9月に、60以上の参加チームで行われている同好…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.01.07

新チーム始動インタビュー第2弾”中央大学フースバルクラブ 若杉俊介”

2017年になり、新チームが始動した中央大学フースバルクラブ。キャプテンの若杉俊介(2年=新潟明訓)を取材した。 (写真 左はキャプテンの若杉、右は副キャプテンの大石) 2015-20…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.07.05

【BMOM102】小竹直輝(2年=新潟明訓)決勝戦で1G1A!初優勝の立役者に!!

7/1(日)、埼玉スタジアム2002第4グラウンドにて、新関東カップ2018の決勝戦が行われ、早稲田稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と中央大学フースバルクラブ(以下:中央フースバル)が対戦。 後半…

read more 遠藤瞭介
コラム 2022.07.28

サークル×就活のすゝめ(マネージャー編)

3年生をはじめ、皆さん就活は始めていますか? 飲み会ばかりしてる場合じゃありませんよ! 今回はそんなみなさんの就活に対する疑問や不満を解消できる記事を書きました! 就活生は必見です!…

read more 渋井颯太
コラム 2021.03.29

【新歓記事2021】vol.5 中央大学サッカーサークル

本日の新歓記事は、サッカーサークル数が少ないものの、強豪チームばかりの中央大学です! 本日紹介する3チームのうち、2チームが新関東リーグ1部に所属しています! (新関東リーグの概要は、Be…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.10.11

学生の皆さん、包装業界って知っていますか?

私たちBeYonDプロジェクトのスポンサーをして頂いている株式会社フジキカイ様からのお知らせになります!!包装業界のリーディングカンパニーであるフジキカイ様ですが、そもそも包装業界って学生にはあまり馴…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-