【新関東カップ 2017準々決勝】準々決勝の最後の試合は熾烈なPK戦をヒューマンがモノにした!

BeYonD 編集部

RESULTS

新関東カップ2017 準々決勝

中央大学
体同連フースバルクラブ
0-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
3 PK 5

【新関東カップ 2017】準々決勝
中央大学フースバルクラブ(以下フースバル) vs 早稲田大学HUMAN.F.C.(以下ヒューマン)

6月3日午後20時30分に行われた新関東カップ準々決勝のフースバルとヒューマンのベスト4を懸けた一戦。
日中とは打って変わって肌寒い中の試合だったがピッチ内は真夏のような熱い試合を繰り広げた。

img_5014

フースバルのスターティングイレブン

img_5015

ヒューマンのスターティングイレブン

前半

試合開始序盤はフースバルがボールを支配。
長身の13番西野(2年=星稜)にロングボールを集めペースを掴もうとした。
しかし、このボールをヒューマン42番高橋(3年=暁星国際)が弾き返し、ゴールに近づけない。
フースバルが決定機を作れない中5分、ヒューマンは17番菰原(3年=熊本国府)が裏へ抜け出し倒される。
しかし、これには笛は吹かれず。
均衡状態が続く中15分、またもヒューマン。
この日ヒューマンの攻撃の起点となっていた92番磯島(2年=真岡)から菰原へスルーパス。
これを菰原がうまく胸でトラップするがGK塚本(4年=清水桜ヶ丘)が飛び出しセーブ。
直後の16分、フースバルがようやくゴールに近づく。右サイドの23番有吉(3年=狛江)が中へ切り込み、左足を振り抜くが枠を捉えられない。
22分、フースバルのボランチ45番森(2年=新潟明訓)から背後を狙っていた西野へピンポイントなボールが送られる。
西野のトラップは少し大きくなってしまいGK山崎(3年=狭山ヶ丘)に抑えられる。
前半はフースバルがキャプテンボランチの7番若杉(3年=新潟明訓)とCBの15番安藤(2年=東福岡)を中心に低い位置から丁寧なパス回しでゲームを支配する展開となった。
対してヒューマンは粘り強い守備と前線でのアグレッシブな1番藤林(3年=比叡山)を武器に耐えたという印象。

img_5013

後半

後半が始まると前半とは打って変わって、序盤激しい試合展開となる。
最初はヒューマンがゴール前で積極的にゴールに向かう場面が見られてきた。
一方フースバルは手薄となったヒューマン陣地で華麗な攻撃を見せ始める。
この日グランドで1番輝いていたフースバルの17番田島(1年=正智深谷)がチャンスを作る。
7分、田島は10番大石(3年=藤枝東)からのパスを受けると相手をかわし、西野へ絶妙なスルーパス。
しかしこれはわずかに通らず。フースバルは徐々にいつものサッカーを展開し始める。
さらに、田島が左サイドを突破し深くまでドリブルでえぐり中央に折り返すが、こボールはわずかに合わずクリアされてしまう。
さらに10分、フースバル大石の強烈なミドルシュートはゴール左へわずかにそれる。
フースバルの時間が続く中、ヒューマンはじっくりと耐え続けチャンスを待つ。
一方のフースバルはなかなか先制点を取ることができずに焦りが見られ始める。
そして、前がかりになったフースバルにヒューマンが襲いかかる。
22分、セットプレーのカウンターでヒューマンが2対1という局面を作る。
ヒューマンが完全に隙をつきゴールかと思われたが戻った安藤がなんとかブロックしフースバルを救う。
終盤の27分、ヒューマンが高い位置でボールを奪い、菰原が右足を振り抜くがミートせず。
そして30分、フースバルに絶好のチャンスが訪れる。
中央で西野がDF2枚をかわし、左サイドで待ち構えていたエース大石へ。
これを大石が左足を豪快に振り抜く。ボールは鋭く低い弾道でファーサイドネットに突き刺さった。と思われたが無情にもボールはタッチラインを割りノーゴール。
これがラストプレーとなり試合終了。
最後のベスト4への切符を懸けた試合はPK戦へと突入する。

img_5012

PK戦

先行のフースバルの1人目は大石。
左サイドに蹴り込まれたボールは山崎がセーブし、ヒューマンは歓喜に沸く。
心に余裕が生まれたヒューマンのキッカーたちは次々と豪快なPKを披露する。
フースバルも2人目以降全員決めて迎えた5人目。先行のヒューマンが決めたら勝利となる。
キッカーは19番宝代(3年=関西大倉)。宝代がしっかりと決め、スコアは5-3。ヒューマンは歓喜の渦となる。
PKストップした山崎は先日の槙野のように逃げ回っていた。

img_5011

勝利したヒューマンは次週明治グルービーとの準決勝を控えた。
キャプテンの30番緒方(3年=加治木)を中心にチーム一体となり決勝戦へ進めるのか注目だ。

一方フースバルは、負けてはしまったものの素晴らしいサッカーを展開した。
フレッシュな1年生も加わりさらに注目していきたいチームとなった。

中央大学
体同連フースバルクラブの詳細を見る
早稲田大学
HUMAN F.C.の詳細を見る

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

試合情報 2018.10.23

【新関東リーグ2018 1部 第3節】ポゼッションvsロングボール 開幕未だ未勝利の両チームの試合の運命は!?

新関東リーグ2018 1 部・第3節

青山学院大学
理工サッカー部
1-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ2018 1 部・第3節

青山学院大学
理工サッカー部
1-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
試合情報 2017.04.29

【新関東カップ2017 1回戦】終始ゲームを支配した明治大学BeeVooが無傷の4得点で力を見せつける。

新関東カップ2017 1回戦

早稲田大学
CRUYFF
0-4
明治大学
BeeVoo
read more BeYonD 編集部

新関東カップ2017 1回戦

早稲田大学
CRUYFF
0-4
明治大学
BeeVoo
試合情報 2021.10.21

【新関東リーグ2021・1部第2節】サッカーサークル界を引っ張る2チームが激突した試合は両者一歩も引かずにドロー。

新関東リーグ2021・1部2節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-1
中央大学
体同連フースバルクラブ
read more 編集部BeYonD

新関東リーグ2021・1部2節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-1
中央大学
体同連フースバルクラブ
試合情報 2018.11.15

【新関東リーグ2018 1部・第6節】セットプレーの強さを見せた!明治体同連が3得点で2位早稲田グスタに快勝!

新関東リーグ2018 1部・第6節

明治大学
体同連サッカー部
3-1
早稲田大学
FC.GUSTA
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ2018 1部・第6節

明治大学
体同連サッカー部
3-1
早稲田大学
FC.GUSTA
試合情報 2016.11.05

【新関東FL1部第4節】上位対決は立教が制し、2位に浮上

新関東FL1部第4節

立教大学
サッカー愛好会
2-1
青山学院大学
理工サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東FL1部第4節

立教大学
サッカー愛好会
2-1
青山学院大学
理工サッカー部
試合情報 2020.11.23

【新関東リーグ2020・1部第7節】因縁の早稲田ダービー。開幕以降無傷のFC GUSTAが執念の逆転勝利!

新関東リーグ2020・1部

早稲田大学
FC.GUSTA
2-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ2020・1部

早稲田大学
FC.GUSTA
2-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
試合情報 2019.11.14

【新関東リーグ2019一部・第6節】優勝と残留、お互いに負けられない一戦の結果は!?

新関東リーグ1部第6節

早稲田大学
FC.GUSTA
2-0
明治大学
ESPERANZA
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ1部第6節

早稲田大学
FC.GUSTA
2-0
明治大学
ESPERANZA
試合情報 2017.02.08

【新人戦2年生大会・決勝】慶應リコタイが圧倒的な力を見せ、頂点へ

新人戦2年生大会 決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
3-0
法政大学 Irish
read more BeYonD 編集部

新人戦2年生大会 決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
3-0
法政大学 Irish
試合情報 2016.10.07

【スポマネ 夏の陣Champions Match】大会通じて1失点と早慶戦を制し、グアム遠征獲得!!

スポマネ 夏の陣 Champions Match 決勝

早稲田大学
FC.GUSTA
0-1
慶応義塾大学
white fighters
read more BeYonD 編集部

スポマネ 夏の陣 Champions Match 決勝

早稲田大学
FC.GUSTA
0-1
慶応義塾大学
white fighters
試合情報 2019.06.02

【新関東カップ2019・3回戦】実力派集団vs個性派集団⁈注目の一戦!

練習試合

立教大学
サッカー愛好会
2-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
read more BeYonD 編集部

練習試合

立教大学
サッカー愛好会
2-0
早稲田大学
HUMAN F.C.

-PICKUP CIRCLE-