【新関東リーグ1部・第3節】劇的決勝弾で早稲田稲穂が3連勝で首位を守る!
BeYonD 編集部RESULTS
新関東リーグ1部・第3節
サッカー愛好会
稲穂キッカーズ
新関東リーグ第3節第1試合は、2節とも苦戦を強いられており是非とも勝ち点を手にしたい立教愛好会と開幕から大量得点を重ね暫定首位を走る早稲田稲穂の対決。
朝一の試合にも関わらず、ギャラリーも賑わいを見せる中でキックオフ。
立教愛好会スタメン
早稲田稲穂スタメン
前半
開始早々、先に得点の気配を感じさせたのは立教愛好会。
前半3分、ペナルティエリア付近でキャプテン29番鷲田(3年=多摩)がファールを受け、好位置でのフリーキックを獲得。直接狙ったシュートは早稲田稲穂キーパー21番松山(2年=早大本庄)が弾きだすもボールはまさかの頭上ポストへ。こぼれ球を立教愛好会9番菱沼(3年=宇都宮)がヘッドで押し込もうとしたが、なんとか守りきる。
その後もカップ戦やマガジン杯でも活躍を見せてきた16番山本(ヴィッセル神戸U-18)らを中心に攻撃を巧みに組み立て、序盤は立教愛好会がボールを支配していたと言える。
若干立ち上がりの不安定さが出てしまった早稲田稲穂。次節以降の課題でもあるだろう。
しかし立ち上がりのピンチを切り抜けるとリズムを掴み始め、早稲田稲穂が押し込む展開となる。
早稲田稲穂は6.10.12分と立て続けにセットプレーのチャンスを手にする。高身長プレーヤー7番梶原(3年=狛江)や“セットプレーと言えばこの男“4番山口(3年=早稲田実業)が得点を試みるも、立教愛好会は96番鬼塚(3年=専大松戸)や28番後藤(3年=八千代)を中心に身体を張った必死のディフェンスでゴールを許さない。
猛攻を仕掛ける早稲田稲穂が待望の先制点を上げたのは15分。
中央でボールを収めた20番豊田(2年=幕張総合)は相手を1枚かわし、そのままキーパーとの対人をまた抜きシュートで決める。本人も「一瞬すぎて自分でもどんな感じだったかあんま覚えてない。でも記事に書くなら俺の名前目立たせといてください!」と笑みをこぼしながら試合後はコメント。豊田あるあるだが、この日もピッチ内で観衆を思わず笑わせるプレーは欠かさない。
その後も果敢に攻め立てる早稲田稲穂。
3番荒巻(3年=早稲田実業)の安定した守備、精度の良いロングパスも攻撃の起点をいくつも生み出した。
一方の立教愛好会は94番谷内(2年=札幌第一)や98番岡村(2年=藤枝東)がサイドから駆け上がり攻撃の機会を窺うも、強靭なフィジカルの持ち主20番豊田や守備の要である7番梶原の壁を前に苦戦を強いられる。
26分、立教愛好会はコーナーキックのチャンス。98番岡村の蹴り込んだボールは早稲田稲穂12番橋本(3年=都立駒場)が冷静にクリア。再び立教愛好会30番石井(3年=日大習志野)が枠内にシュートを放つもキーパー21番松山がキャッチ。
立教愛好会が我慢の時間帯を切り抜け、前半は1-0で終了。
後半
なんとしてでも引き分け以上に持ち込みたい立教愛好会。後半は攻守の入れ替えが目まぐるしく動く試合展開となった。
3分、早稲田稲穂10番中島が左サイドから強烈なキック。これは立教愛好会28番後藤が足を使って抑える。
その直後にはキーパー1番山本(3年=都立東大和南)もナイスセーブを見せる。はじき飛ばしたボールに合わせた早稲田稲穂シャバシュ(2年=暁星)だったが惜しくも右枠外。
7分、立教愛好会9番菱沼が早稲田稲穂の守備をかわしゴール前まで行くも、あと一歩のとこで足を振り切れず。続くコーナーキックでも立教愛好会がセカンドをしっかり拾い、数回にわたり枠内シュートを狙う。だがキーパー21番松山がなんとかくらいつき、難を逃れる。
立教愛好会が勢いにのりはじめた10分、
29番鷲田が右サイドから鋭く蹴ったボールを21番松山はセーブするも、これが9番菱沼の足元に。落ち着いてこのチャンスをモノにした。力強いガッツポーズ、喜びの感情を露わにした。1-1と同点に追いつく。
得点後も28番後藤が縦パスを上手く使ったり、ロングボールを良い位置に蹴り込むなど、センターFW16番山本をはじめとした攻撃陣との連携の良さが見られた。
18分には敵陣ゴール近くでキーパーとの空中戦を制した立教愛好会16番山本がヘッドで押し込もうとする。無人のゴールにボールが吸い寄せられたかと思われたが、早稲田稲穂4番山口がネットを揺らすまいと掻き出す。
辛抱強く守り続ける早稲田稲穂はカウンターから1点を取ろうと挑む。
26分、相手のミスからボールを奪った9番山根(3年=湘南)は右から低めのクロス。タイミングよく飛び込んだ8番深津(3年=星稜)だが惜しくもシュートは打てず。
30分には早稲田稲穂がペナルティエリアラインギリギリの位置からフリーキックのチャンス。
10番中島が直接狙うもわずかに枠の左。頭を抱え悔しそうにしかめっ面をするも、わずかな時間を無駄にしまいと次に向けて足を止めなかった。ベンチからは「切り替え!」との声が。
刻々と迫るフルタイム。どうしても1点が欲しい両チームの激しい攻防戦が繰り広げられる。
このまま引き分けで試合が終わるかと思われた34分、勝利の綱を手繰り寄せたのは早稲田稲穂。
19番橋本(3年=八千代松陰)が出したパスを10番中島がコンパクトなタッチで収め、豪快シュートを放つも立教愛好会キーパーがまたもナイスセーブ。しかしこのこぼれ球に反応した稲穂9番山根が決勝弾となる2点目を決める。得点後は真っ先にチームメイトの元へはじける笑顔で駆け寄った。
笛が鳴るまで互いに譲らず、このまま試合終了。
最後の最後まで目が離せなかった70分間。激戦の末軍配は早稲田稲穂に上がったが、両チーム1戦に懸ける想いがひしひしと感じられる闘いだった。
早稲田稲穂は着実に勝ち点3を積み上げ、悲願の王座奪還へまた一歩近づいた。しかしここから待ち受ける相手は学内戦王者早稲田グスタやマガジン杯王者である中央フースバル。同じく今節でも勝利を収めている。直接対決での勝利が絶対条件であることは間違いない。
立教愛好会は後半怒涛の攻撃を仕掛け、稲穂ゴールを幾度となく脅かすも、手堅いディフェンス陣をなかなか突破できず。最後の最後で貴重な勝ち点を失い悔しさを滲ませた。1分2敗の暫定6位と厳しい状況だ。次節こそはチーム全員で歓喜の瞬間を迎えられるか。
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