【BMOM134】鷲田修一(3年=多摩)抜群の安定感とキャプテンシーでチームを優勝に導く。

BeYonD 編集部

7月7日、立教愛好会(以下:立愛)と青山理工サッカー部(以下:青理)の新関東カップ決勝戦が行われた。強い風と雨が吹き付ける悪天候の中の試合は前半に先制点を挙げた立愛がそのリードを守り切り、令和最初の新関東王者に輝いた。この決勝戦、豊富な運動量と球際の強さで前後半60分間、青理の攻撃の芽を摘み続けた立愛のキャプテン鷲田修一(3年=多摩)をBMOMに選出した。

img_e1559

本人にBMOMの選出を伝えると「オレですか?」と少し驚いた様子で、インタビューの受け答えへの硬さも見られたが丁寧に言葉を選びながら淡々と答えてくれた。

 

まずは試合の感想を聞かせてください。

「雨風が強く悪天候の中でしたけど、全員がやるべきことをしっかりやって無失点で終われたので良かったです。」

 

対戦相手の青理はどんな印象でしたか?

「やっぱり稲穂(稲穂キッカーズ)、フース(中央フースバル)を倒してきただけあって勢いは凄く感じましたし、身長が高い選手も多かったのでセットプレーでは怖さの感じるチームでした。」

 

準決勝から決勝まで少し間が空きましたが、その間チームの雰囲気はどうでしたか?

「毎週試合があったところから1ヵ月くらい空いたんで、練習の雰囲気だったりモチベーションの部分で難しさはありましたけど、直近の2週間でしっかりコンディションを上げて試合に入れたので良かったかなと思います。」

 

自分のプレーの特徴、ストロングポイントはどんなところですか?

「自分は別にそんなにうまいタイプの選手ではないんで、しっかり走って球際で勝つことセカンドボールを拾うことが自分のストロングな部分かなと思います。」

 

最後に昨年度優勝チーム、そして今年度新関東カップのチャンピオンとして迎えるマガジン杯への意気込みを聞いた。

「昨年の優勝という結果はあくまで昨年のチームの結果なので、そこは上手く切り替えて連覇するということはあまり意識しすぎないように、一戦一戦自分たちのサッカーをしたいです。」

 

サッカーサークル会屈指の規模を誇る立愛のキャプテンでプレー中も賢く鋭い読みで相手のボールを奪う彼のコメントからはサッカーIQだけでなく、偏差値の高さもうかがえた。大規模であるが故の強みでもある試合中の応援やヤジにも、「試合に出れていないプレイヤーやマネージャーの声援もあって、ピッチ内も雰囲気良くやれている。」と感謝も口にしていた。

振り返ってみれば、三回戦から登場した今年度の新関東カップ。立愛はHUMAN FC、明治体同連、慶應リコタイ、青山理工と難しい相手との試合が続いたが、計4試合戦って喫した失点はなんとゼロ。無失点で大会を終えた。立愛というとやはり10番山本(3年=ヴィッセル神戸)や11番赤間(3年=八千代)といった前線のタレントに注目しがちだが、後藤(3年=八千代)、鬼塚(3年=専大松戸)の2CBと共に相手攻撃陣に自由を与えなかった鷲田(3年=多摩)の縁の下の力持ちとしての働きがなければ無失点優勝は達成できなかったことだろう。本人も「連覇はあまり意識しすぎないように」と語ったが、マガジン杯では他チームから有力な優勝候補としてマークされるであろう立愛、次の戦いまで2か月を切った中どのようにチーム力を上げてくるのか。決勝戦でも健在であったキャプテンシーでどうチームをまとめていくのか。キャプテン鷲田の活躍に注目だ。

 

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.11.28

【BMOM86】齋藤綱太(3年=渋谷幕張)頼れるキャプテンが悲願の1部昇格に導く!

【新関東リーグ2017・1部昇格戦】Zozopark Honda Football Area 慶應義塾大学慶應キッカーズ 2-1 明治大学ESPERANZA 11月25日に行われた新関東リーグ…

read more 編集部BeYonD
コラム 2017.12.20

【BMOM88】鯵坂賢(多摩大目黒=1年)技巧派FWがプレミアカップ連覇を手繰り寄せる。

プレミアカップ2017は中央大学サッカー同好会(以下:中央同好会)の2連覇で幕を閉じた。新関東FL1部や2部の強豪チームや、アットホームカップでも躍動したチームが数多く出場した激戦必至の2日間であった…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.04.11

【新歓記事vol.4】新入生必見‼️立教大学のサッカーサークルを比較してみました!

新歓記事vol.4!!今回は、【立教大学編】です✨ 立教のサッカーサークルといえば!FC立教(通称:F立)と、立教サッカー愛好会(通称:立愛)ですよね🎶 そんな2大サークルの代表者にアンケートに答…

read more 竹中莉夏
コラム 2016.11.25

【新関東FL1部昇格戦】マッチプレビュー

各リーグ熱戦を制し、新関東FL1部昇格への挑戦権を得た2チーム 早稲田F.C.GUSTAと明治生田サッカー部蹴球会 2年前の自動昇格戦と同カードになるとは、 いったいどんな神のいたずらな…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.10.23

【BMOM108】大沢 慶(2年=西武文理) at home cup 2018圧巻の無失点優勝の立役者!

10/6~10/8に鹿島ハイツで行われた年に一度の大会。 at home cup 2018。各学内戦を勝ち抜いた32チームが集い凌ぎを削るハイレベルな大会であり、JUFA公認の関東NO.1を決める大会…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.11

【BMOM7】GK山崎亮輔(2年) ビッグセーブ連発でチームを救う

最後の砦 山崎 第5節、7位早稲田大学HUMAN.F.Cは、8位中央大学サッカー同好会と対戦。結果は4-0でHUMANが快勝した。スコアだけを見れば、簡単な試合に見えるが、幾度となくピンチが訪れる危…

read more BeYonD 編集部
コラム 2025.04.07

[新歓記事vol.4] 新入生必見!!立教大学サッカーサークル紹介!!

新歓記事vol.4!!今回は、【立教大学編】ですー💛 立教のサッカーサークルと言えば!立教サッカー愛好会(通称:立愛)と、FC立教(通称:F立)ですよね(^^♪ そんな2大サークルの代表者…

read more 阿部 青乃
コラム 2016.11.22

【BMOM13】鷹野 友哉(3年) 復帰戦で底抜けの肺を披露

ドラマティックボーイ   明治体同連は、先日の新関東リーグ最終節で青山理工と対戦した。残留圏に残るために勝利が絶対条件であった。明治体同連は2点差をつけ勝利すれば、自力での残留を決め…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.16

【同好会基礎情報Vol.4】早慶MARCHの頂点!圧倒的試合数をこなすUNION LEAGUEってなに?

【同好会基礎情報Vol. 4】 早慶MARCHが覇権を争う?!圧倒的な試合数をこなすUNION LEAGUEとは?   大学サッカー同好会カテゴリーの様々な大会・イベントな…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.05

【新関東リーグ2017・2部A第4節ハイライト】慶應の2チームが勝ち点で並び首位争いを展開!!

日本大学教育サッカーBAMBINO – 日本大学生産工サッカー部 日大BMBINOはサイドバックのオーバーラップを活かした攻撃で攻め立て、日大生産工も中盤でのボール奪取からのカウンターで得点チャ…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-