【新関東リーグ2018・入替戦】気持ちの伝わる好ゲーム!明治大学ESPERANZAが悲願の1部昇格を果たす!
BeYonD 編集部RESULTS
新関東リーグ2018・入替戦
ESPERANZA
理工サッカー部
青山理工スタメン
明治エスペスタメン
2部Aを大逆転で制すも早稲田大学理工サッカー部との昇格戦に敗れ2年連続の入替戦に臨み悲願の1部昇格を決めたい明治ESPERANZA(以下:明治エスペ)。
対するは徹底したパスサッカーを貫き通すも入替戦にまわり、残留の為に絶対に負けられない青山大学理工サッカー部(以下:青山理工)との一戦。
新関東リーグ2018も遂にクライマックスを迎える。
前半
青山理工のキックオフでスタート。
相変わらずキックオフからボールを丁寧に繋いでいく。
開始早々から明治エスペ37番高坂(4年=本郷)が激しい檄を飛ばしチームメイトを鼓舞する。
青山理工は繋ぐだけでなく長短のロングフィードを織り交ぜ多彩な攻撃をみせる。
3分には中盤の底でボールを受けた10番土佐林(3年=八千代)が巧みなボールタッチで相手DFを1枚剥がしアウトサイドにかけた絶妙なパスを送るが決定機には至らず。
お互い気持ちの入った激しい球際を見せる。
青山理工2番徳田(3年=八千代)も明治エスペの高坂に匹敵する声を張り上げイレブンの士気を高める。
立ち上がりは地力で勝る青山理工がボールを保持するが、明治エスペが競り合いで強さを発揮し主導権を渡さない展開。
10分には青山理工2番徳田から25番堀(2年=希望ヶ丘)に良い縦パスが入り、それをこの日右サイドバックで先発の7番木越(3年=東北学院)が走り込んで受けGKとDFラインの間に絶妙なパスを送る。
反応した快速FW11番佐々木(3年=川和)が決定的なシーンを迎えるが明治エスペGK雨宮(3年=都立駒場)が果敢な飛び出しで危機を免れる。
さらに前半15分には最終ラインの10番土佐林から11番佐々木へ素晴らしいロングフィード。
これを落ち着いて流し込み先制点!と思われたがこれはオフサイドの判定。
この日の青山理工はキャプテンの木越、土佐林、徳田を中心に素晴らしい攻守の切り替えで相手に反撃のチャンスを与えない。
反撃に出る明治エスペは23分に10番加賀谷(2年=ツエーゲン金沢)が62番神山(1年=座間)とのワンツーで抜け出しGKと1対1を迎えるもわずかにポストの右。
立て続けに明治エスペ9番加藤(1年=南山)が右からのクロスに反応するが枠を捉えきれず。
これには明治エスペベンチも肩を落とす。
明治エスペは中盤10番加賀谷と78番渡辺(1年=日本学園)が空いたスペースでボールを受けリズムを作り始める。
すると30分には明治エスペ20番高木(3年=城東)が右サイドで角度をつけてシュートを打つが青山理工の体を張ったスライディングに阻まれる。
前半終了間際には、明治エスペ10番加賀谷がボールを奪うと前線へスルーパス。
決定的なシーンになるかと思われたが6番蟹江(3年=久我山)が魂のスライディングでカット。
前半はやや青山理工優勢で終了。
後半
後半開始早々に明治エスペは電光石火の先制点を挙げることに成功。
2分にPA内で20番高木が倒され明治エスペがPKを獲得。
これを9番加藤が左隅に流し込んで待望の先制点。
波に乗る明治エスペは相手陣地に押し込み5番米山(1年=日大)のロングスローからチャンスを作る。
さらに10分には右サイドを攻略した20番高木がクロスを上げるがこれは中と合わない。
青山理工も反撃に出る。
13分、CKを8番野口(3年=桜ヶ丘)が頭で合わせるがバーの上。
15分には25番堀のパスに抜け出した11番佐々木がシュートを打つが決めきる事が出来ない。
15分を過ぎたあたりからは互いに隙を見せない戦いぶりで決定機を作らせない。
20分には7番木越が抜け出し、左の9番山田(3年=川和)にラストパス。
そのまま中に切れ込みシュートを打つが枠を捉えられない。
23分にはいいテンポでボールを回すと青山理工90番種坂(2年=熊谷)がシュート。
これはGK正面となり、明治エスペの固い守備をなかなかこじ開けられない。
26分に青山理工の決定機。
右サイドを少ないタッチ数で崩しグラウンダーのクロスが入る。しかし、
これを11番佐々木がふかしてしまい青山理工イレブンも思わず天を仰ぐ。
明治エスペは守備に人数をかけ、カウンターで追加点を狙う。
終了間際青山理工のCK。
こぼれ球に2番徳田がシュートを打つも精度を欠いてしまう。
青山理工9番山田の鋭いドリブルを明治エスペ3番小笹(3年=都立駒場)が素晴らしい対応で止め試合終了のホイッスル。
悲願の1部昇格を果たした明治エスペは歓喜に沸く。青山理工はパワープレーをせず最後までパスサッカーを貫き続けたが悔しい敗戦となった。
この試合を持って新関東リーグ2018は幕を閉じた。
どのチームも1年間の集大成として臨む新関東リーグ。今回の試合は結果だけでなく両チーム共1年間の思いや気持ちが充分に感じられる好ゲームであった。
これからは現1.2年生を中心に熾烈な戦いが始まる。
しかし今の1.2年生はプレーヤーマネージャー関係なく引退していく3年生から、応援やサポートをしてくれるOB・OGから何かを感じ取り新チームに還元していってほしいと思う。
先輩達の意志を継ぎ成長した姿を見せてくれる事を楽しみにしている。
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BeYonD 編集部
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