【新関東FL1部自動昇格戦】熱戦!早稲田GUSTAが1年で1部復帰を決める
BeYonD 編集部RESULTS
新関東FL1部自動昇格戦
FC.GUSTA
生田サッカー部蹴友会
【新関東FL1部自動昇格戦】
早稲田大学FC.GUSTA vs 明治大学体同連生田サッカー部蹴友会
1部自動昇格戦とは思えないほど多くのギャラリーが集まった波崎矢田部サッカー場。
勝てば1年振り2度目の1部昇格となる早稲田GUSTAは総勢70名での大応援団。2007年以来9年振りの1部昇格を目指す明治生田も絶対に負けられない一戦であるため応援に熱が入る。異様な緊張感の中、注目の一戦が幕を開ける。
前半
前半が開始すると、両者激しいボールの奪い合い。大事な一戦ということもあるのかお互いロングボールを蹴り込むという単調な試合展開。
明治生田は前線の77番吉崎(2年=八千代)をターゲットにロングボールを放り込み、そのこぼれ球を28番野澤(3年=真岡)が拾い徐々にチャンスを作り始める。
このロングボールに対して早稲田GUSTAは、ヘディングに絶対的な自信を持つCB27番近藤(3年=早稲田実業)が跳ね返す。しかし、明治生田も近藤がエアバトルに強いことは承知の上、吉崎は近藤から逃げるようにサイドに流れてロングボールを収める。これがフィットし前半は、明治生田がペースを握る。ボールポゼッション率を高め、ゴールを奪うのが得意な早稲田GUSTAは、明治生田に押し込まれチャンスが作れないまま前半終了。対する明治生田も吉崎と野澤を中心に攻めるが、早稲田GUSTAの4バックの体を張った守備に阻まれ、決定的なチャンスを作れなかった。
前半は、勝てば1部昇格という重圧から手堅い試合展開となった。
早稲田GUSTAはサッカーを楽しんでいる印象。一方、明治生田は虎視眈々と1部昇格を目指しているのが印象的。
後半
後半に入ると波崎特有の風にも慣れ、打って変わって早稲田GUSTAがペースを握る。
CB17番森井(3年=高輪)が最終ラインからゲームを組み立て早稲田GUSTAらしいリズムを作り、得点の雰囲気が出てくる。
迎えた後半13分、4番加藤(2年=川和)のCKのこぼれを鷲田(3年=早稲田本庄)が押し込み、GUSTA待望の先制点を挙げる。2年前の自動昇格戦、明治生田戦でも貴重なゴールを決めた鷲田が最高学年となり、執念の一発。頼れるエースのゴールで早稲田GUSTAが1部昇格を手繰り寄せる。
先制され攻めるしかない明治生田は、途中出場の8番岩間(1年=座間)が左サイドの深い位置で倒され、FKを獲得。10番小林(2年=三重海星)の正確な左足から48番大久保(2年=和光国際)がドンピシャで合わせたかに見えたが、GK那須(2年=延岡)が僅かに触りゴールを許さない。
しかし後半17分、早稲田GUSTAにアクシデント。DFリーダーの森井が2枚目のイエローカードをもらい、退場となってしまう。以前の試合でも森井が退場し、追いつかれてしまうという嫌な記憶が蘇る。明治生田は相手が10人となり押せ押せムードになり、試合は激しさを増す。中盤で早稲田GUSTA15番池田(2年=八千代)と明治生田の岩間が激しくボールを奪い合い一触即発の雰囲気。あわや両者一発退場かというプレーもあった。
そんな中ゴールを奪ったのは10人の早稲田GUSTA。明治生田のCKを弾き返しそのままカウンターへ。前線に大きく蹴り出したボールに鷲田が反応、10メートル近くあった相手DFとの距離を瞬く間に詰めボールを掻っ攫う。そして、2番斎藤(3年=西武文理)が受けると、8番古平(3年=専大松戸)に丁寧なラストパス。これを古平が冷静にゴール左隅に流し込み追加点。早稲田GUSTAにとって10人で奪った貴重な1点となる。
その後、早稲田GUSTAはキャプテンの天引を負傷交代で失うも後半29分、古平のスルーパスに鷲田が抜け出しゴール。3-0としてさらに突き放すと、試合終了のホイッスル。
早稲田GUSTAが悲願の1部昇格を果たした。
早稲田GUSTAは2年前に初昇格した時と同カードを制し、悲願の1部昇格。昨年度からメンバーが変わらず、2部降格という悔しい思いを背負った3年生を中心にリーグ戦を通して盤石の戦いぶりであった。
主力選手8人を失う来年の新関東1部での戦いに不安はあるが、次期キャプテン池田と次期代表の加藤、そして昇格戦こそゴールはなかったものの大事な試合で点を決めてきたジョーカーFW日高(1年=大分上野ヶ丘)を中心にどのようなチームを作り上げるのか期待だ。
明治生田は惜しくも昇格戦に負けてしまったが、1部7位の早稲田HUMANとの入れ替え戦に臨む。この敗戦を切り替えて1週間どのような準備をできるかがカギとなる。得点こそ奪えなかったものの吉崎と岩間の攻撃は早稲田HUMANにとって脅威となるだろう。また主力の9人が下級生であり、小林のようなインターハイ出場選手やタレントを揃える明治生田はなんとしてでも今年に昇格したい。
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