【新関東カップ2019・第3回戦】これぞジャイキリ!今年度早稲田王者がまさかの敗退⁈勝ち上がったのはこのダークホース!
BeYonD 編集部RESULTS
練習試合
FC.GUSTA
工体連サッカー部
2019年5月25日@zozoパークで新関東カップ第3回戦が行われた。対戦カードは今年度早稲田大学学内戦王者FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)と数々の強豪をおびやかしてきたダークホース法政大学工体連サッカー部(以下:法政工体連)。非常に注目の試合は大荒れの展開となった。
FC.GUSTAスターティングメンバー
法政工体連スターティングメンバー
前半
2分、法政工体連のコーナー。ここはグスタの高さに阻まれる。
3分、法政工体連84番岡橋(3年=法政二高)が右からの崩し。ここはグスタゴールキーパー12番水村(2年=狭山ヶ丘)の好セーブにはばまれる。
5分、法政工体連7番谷古宇(3年=市立浦和)の左サイドのクロスからまたも84番岡橋が頭で合わせるもこれはキーパー正面。
前半立ち上がり84番岡橋を起点にチャンスを演出する法政工体連。
もちろんグスタも黙っていない。
7分、早稲田グスタ7番関(3年=浦和レッズユース)の右サイドの突破からのグランダーのクロス。走りこんできた14番三橋(3年=國學院久我山)があわせるもふかしてしまう。
早稲田グスタは非常に得意な早い展開のサッカー。左サイド14番三橋の非常に鋭角なするどいドリブルの切り込みや0番永藤(2年=國學院久我山)の個人技、7番関のボランチとは思えない豊富な運動量からの攻撃参加などを武器に法政工体連を押し込んでいく。
早稲田グスタはスタメンの6人が國學院久我山出身なこともあり非常に統一された技術の高いサッカーが見受けられた。
しかしこのサッカーに見事に食らいついていく法政工体連。
13分には法政工体連18番佐藤(3年=武南)のロングフリーキックをうまくブロックアウトした84番岡橋がトラップしてそのままシュート。惜しくもゴールにはならないものの法政工体連がセットプレーから形を作る。
15分、早稲田グスタ左サイドの崩しから11番金田(3年=國學院久我山)がクロスに合わせるもキーパー正面。
しかし残り半分を切った16分試合は思わぬ形で動く。法政工体連バックラインからのロングボール。7番谷古宇がせるもディフェンスがクリア。しかしこのクリアが弱くなったところを見逃さず56番鹿野(1年=専大松戸)がハーフライン付近からループぎみのミドル。優しくほうったシュートは綺麗な放物線を描いてゴールへ。法政工体連が早稲田王者相手に値千金の先制点を奪う。
しかしここから早稲田グスタ怒涛の反撃。
18分、14番三橋が得意の角度の左から切り込みミドル。これはゴールには至らず。
24分には早稲田グスタにフリーキック。クリアのこぼれ球を7番関がダイビングヘッド。ネットを揺らしゴールかと思いきやここはオフサイドの判定。まさかの判定に思わずどよめく早稲田グスタベンチ。
26分、またもや関の攻撃参加。左足で強烈なミドルを放つもこれはキーパーに弾かれてしまう。
28分には早稲田グスタに決定機が訪れる。ゴールキックの跳ね返りにそのまま反応した22番宮沢(3年=桐朋)が抜け出しキーパーと一対一。放ったシュートはわずかにポスト左へ。なかなか同点が遠い早稲田グスタ。
前半は早稲田グスタ優勢なものの法政工体連の1点リードで折り返す。
後半
2分、法政工体連56番鹿野の左サイドの突破。3人をいなすもここはDFのカバーに阻まれる。
後半に入ってもチーム唯一の1年生鹿野の献身的なハードワークが目立つ法政工体連。積極的な前からのチェイシングで早稲田グスタに猶予を与えない。
35分、法政工体連キーパーのキックミスに22番宮沢が抜け出しシュート。これはまたもわずかにポスト左をかすめる。
37分、早稲田グスタ7番関の左からのクロス。14番三橋が折り返しに合わせるもゴール上へ。
早稲田グスタが7−14番の王道コンビを起点にゴールに迫る。
そして41分ついに早稲田グスタが追いつく。左からのコーナーキック。14番三橋の左足からの速いやや巻いたボールに打点の高い7番関が頭で合わせ同点に。
早稲田グスタがやはり7−14番の王道ラインを駆使し、ついに法政工体連に追いつく。
43分、法政工体連左サイドの切り込み。ドリブルのこぼれ球を10番田村(FC.トリプレッタ)が合わせる。しかしこれを早稲田グスタ12番キーパー水村が再三のビッグセーブ。法政工体連に流れを渡し切らない。
水村はセービングが非常に安定しておりフィードも正確で非常に距離も出せるキーパー。2年生とは思えない活躍で早稲田グスタゴールを死守する。
48分、法政工体連8番大久保(3年=佐原)のロングフィードからフリーの56番鹿野へのピンポイントのフィード。これを鹿野が鮮やかに胸でトラップしワンステップでシュートするもゴールには至らず。
52分、早稲田グスタ22番宮沢の3人抜きから右足一閃。これもわずかにポスト右へ。
57分、体力を消耗してきた早稲田グスタにたたみかける法政工体連。すると10番田村がペナルティエリア内で倒される。PKかと思われたシーンだったがホイッスルはなし。
会場が思わずどよめきにつつまれる。
試合は1-1-のままタイムアップ。
注目の激闘はPK戦へともつれこんだ。
pk戦
早稲田グスタ ◯◯◯×◯
法政工体連 ◯◯◯◯◯
pkスコア5-4で法政工体連が見事勝利。
法政工体連が素晴らしいジャイアントキリングを成してみせ見事準々決勝に駒を進めた。
これからも法政工体連サッカー部の躍進には注目していきたい。
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BeYonD 編集部
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