【新関東理工系カップ2023】優勝はどちらの手に⁉東京電機大サッカー部と青山学院理工サッカー部が激突!

山田大晴

RESULTS

新関東理工系カップ2023決勝

s__4554806
3-0
青山学院大学
理工サッカー部

新関東理工系カップ2023準決勝、決勝が9月6日(水)にしんよこフットボールパークにて行われた。

決勝カードは、準決勝で早稲田理工をPK戦の末倒し、悲願の初優勝を狙う東京電機大学理工学部体育会蹴球部(以下:電大)と、準決勝で法政大学高体連サッカー部を3-0で倒し勢いに乗る青山学院大学理工サッカー部(以下:青理)の両チームである。

 

(東京電機大学理工学部体育会蹴球部スターティングメンバー)

(青山学院大学理工サッカー部スターティングメンバー)

 

試合内容

電大サッカー部のキックオフで試合はスタート。序盤はやや青理がボールを保持しながら進む。

青理26番中山雄貴(2年=大和)が華麗なテクニックで相手選手を交わしながらチームを後ろから組み立て流れを作る。一方の電大も、16番山口醇(1年=桐生清桜)を前線でターゲットに、後ろからのロングボールでチャンスを作る。

前半10分、青理からのロングボールをうまく処理した電大が左サイドの2番加藤雄大(4年=船橋啓明)にボールを繋ぎ一気に前進、青理DFの背後をとった電大18番桜井唯人(1年=埼玉平成)がカットインからシュート。しかしこれは青理15番山口晴史(1年=東工大付属)がブロック。

青理にもチャンスが訪れる。

前半14分、青理26番中山、59番間野透太(2年=東大和南)、8番畑中凌雅(3年=町田)の3人による華麗なパスワークから左サイドに展開、14番小山佳祐(3年=厚木)がゴール前でタメを作り中央にパス、26番中山がフリーでダイレクトシュートを放つ。しかし惜しくもゴール頭上へと外れてしまう。

試合も終盤に差し掛かった前半19分、試合が動く。

電大18番桜井が左サイドでボールを受け中央へドリブルし、右サイドにいた9番古川拓海(3年=都立向丘)へと展開、古川の正確無比なクロスに37番佐藤優多(1年=帝京大可児)が反応し落ち着いてゴール。電大が先制点を挙げる。

反撃をしたい青理だったが、電大が再び攻撃を仕掛ける。

前半20分、ロングボールを前線でうまく処理した18番桜井が右サイドに展開、サイドチェンジに反応した10番徳田雄(4年=常総学院)がカットインを仕掛け冷静に相手を交わしそのままシュート、地を這うボールが見事にゴールサイドネットを揺らす。

電大の勢いは尚も止まらない。

前半21分、青理のビルドアップからのパスミスをカットした18番桜井が一気に前へ仕掛ける。中にいた味方へのパスが青理DFのミスを誘いワンツーの形となりGKと一対一に、冷静にGKの動きを判断した桜井が追加点を挙げ、わずか3分で3点を挙げるという驚きの展開となる。

後半に入ってからは、青理も攻撃陣が奮闘したものの、電大の堅い守備をなかなか崩すことができずそのまま試合終了。東京電機大学理工学部体育会蹴球部サッカー部がカップ戦に参入してわずか2年で理工カップ優勝を果たす結果となった。

(電大サッカー部歓喜の瞬間)

編集部の個人的MVPは電大18番桜井唯人、すべての得点の起点となり、自身でもダメ押しとなる3点目をしっかりとマークした桜井は、常に青理DFにプレッシャーを与える驚異的な存在になっていたといえる。

今年の優勝候補に挙げられていた法政大学高体連サッカー部を下し決勝に進出してきた青理だったが、序盤こそ試合の流れを握っていたものの、短時間で得点を重ねられ、悔しい結果となった。

2023年新関東理工系カップは波乱の展開が多く、どのチームも目の離せない試合展開が多かったといえる。それぞれチームで出た反省点を持ち帰り、秋、冬と続く新たなリーグ戦、カップ戦に向けて、個々が大きな成長をすることを期待していきたい。

青山学院大学
理工サッカー部の詳細を見る

Written by

山田大晴

yamada

Keywords

Recommend

試合情報 2018.11.06

【新関東リーグ2018 1部 第5節】中大フースバルが接戦をものにし、悲願のリーグ制覇に向け視界良好!!

新関東カップ2018 1部・第5節

中央大学
体同連フースバルクラブ
2-1
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
read more BeYonD 編集部

新関東カップ2018 1部・第5節

中央大学
体同連フースバルクラブ
2-1
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
試合情報 2017.05.23

【関西同好会トーナメント1回戦】 立命館大学FC.CRACKSが堅い守りで昨年準優勝のFC原谷を退け下剋上を果たす

関西同好会トーナメント1回戦

立命館大学
FC原谷
0-2
立命館大学
FC.CRACKS
read more BeYonD 編集部

関西同好会トーナメント1回戦

立命館大学
FC原谷
0-2
立命館大学
FC.CRACKS
試合情報 2023.09.10

【マガ杯2023・決勝T】遂に決勝トーナメント開幕!関西の強豪三つ葉キッカーズが「死の組」を勝ち上がった中央大学MAPLEと激突!

第41回マガジンカップ2023 決勝トーナメント

同志社大学
三ツ葉キッカーズ
1-0
中央大学
MAPLE
read more 東 孝太郎

第41回マガジンカップ2023 決勝トーナメント

同志社大学
三ツ葉キッカーズ
1-0
中央大学
MAPLE
試合情報 2019.11.06

【新関東リーグ2019二部B・第5節】1年生コンビが大活躍!優勝に向けさらに邁進!

新関東リーグ2019二部B・第5節

早稲田大学
HUMAN F.C.
2-0
法政大学
工体連サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ2019二部B・第5節

早稲田大学
HUMAN F.C.
2-0
法政大学
工体連サッカー部
試合情報 2017.08.09

【千葉大学学内戦決勝】FORZZAが堅実な試合運びで”熱戦”を制し、本大会への切符を掴む!!

千葉大学学内戦決勝

千葉大学 FORZZA
2-0
千葉大学 TRABESSO
read more BeYonD 編集部

千葉大学学内戦決勝

千葉大学 FORZZA
2-0
千葉大学 TRABESSO
試合情報 2016.11.22

【新関東1部第7節第3試合】 立愛が村山のゴラッソを含める3点を取り快勝

新関東FL1部第7節

中央大学
サッカー同好会
0-3
立教大学
サッカー愛好会
read more BeYonD 編集部

新関東FL1部第7節

中央大学
サッカー同好会
0-3
立教大学
サッカー愛好会
試合情報 2025.07.06

【新関東カップ2025 準決勝】波乱の兄弟対決⁉ 勝つのはAチームのプライドかBチームの反骨心か

新関東カップ

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
4-3
慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
read more 編集部BeYonD

新関東カップ

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
4-3
慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
試合情報 2016.11.29

【全国大学同好会サッカー選手権大会】法政学団連が劇的な決勝点で準決勝進出を決める!

全国大学同好会サッカー選手権大会予選リーグ

法政大学
学団連サッカー部
1-0
京都産業大学
ONZE
read more BeYonD 編集部

全国大学同好会サッカー選手権大会予選リーグ

法政大学
学団連サッカー部
1-0
京都産業大学
ONZE
試合情報 2017.06.04

【新関東カップ2017準々決勝】立愛が苦しみながらも逆転で体同連を下し準決勝へ駒を進める!

新関東カップ2017 準々決勝

立教大学
サッカー愛好会
2-1
明治大学
体同連サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東カップ2017 準々決勝

立教大学
サッカー愛好会
2-1
明治大学
体同連サッカー部
試合情報 2025.09.10

【マガ杯2025】GUSTA全チーム敗退…稲穂Bが接戦を制す

マガジンカップ2025

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
早稲田大学
FC.GUSTA
read more 森山 純平

マガジンカップ2025

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
早稲田大学
FC.GUSTA

-PICKUP CIRCLE-