【BMOM94】歓喜の逆転弾!静かな司令塔がこの日は主役に!?

BeYonD 編集部

 

 

83f5013d-ed61-4e10-94dc-7113ebd45f4b

5月19日にサークル界の「国立競技場」、鹿島ハイツで行われた新関東カップ3回戦。

新関東リーグ1部の明治生田蹴友会(以下:明治生田)と2部中央大学サッカー同好会(以下:中大同好会)の対戦が行われた。

明治生田は、先日行われた稲穂フェスタにおいて、同じく1部の強豪中央大学フースバルを破るなど、良い波に乗っていた。

一方の中大同好会は、稲穂フェスタで良い結果が残せなかったため、下馬評では間違い無く生田の方が優勢だっただろう。

その下馬評をぶち壊した男が今回のBMOM、同好会の17番坂本泰雅(2年=東久留米総合)である。

前半18分にPKによって先制されてしまった中大同好会は、良い流れが作れず、下馬評通りの展開が見え始めていた。

坂本は接着剤のような粘り強いディフェンスと黒子のバスケの黒子のように、ミスディレクションを用いたインターセプトが持ち味の選手。

坂本は、高校時代は約250人の部員を率いる名門高のキャプテンを務めた経歴がある。

実はこの男、来期の中大同好会の会長に就任するとの噂もある。

後半15分に14番の脇村 アマラ 銀三郎(3年=錦城)のゴールで追いついた同好会は、応援の熱を帯びて更に勢いを増していた。

後半25分、ついにその瞬間は訪れる。左サイドから崩し、仲間のヒールパスをゴールに突き刺したのがこの男。

a99af8dd-ebdc-4f13-85cd-46c2ba599942

 

逆転勝利を収めた感想を聞いてみた。

「やっと試合に貢献出来て嬉しかったです。1部の相手に最初先制点取られて、いつもなら引きずって負けてたけど、ここで逆転勝利できたことは同好会のこれからに繋がったと思います」

と会長のような真面目なコメント。入学直後の1年次には、全部の授業に出席すると意気込んでいたが、今ではほとんど学校に行っていない不真面目さだ。

自身の決めた一点について聞いてみた

「自分的にはトニ・クロースを意識しました(笑)ヒールでアシストしてくれたバカ(2年=高崎)がまさか自分を見てパスをくれるとは思わなかったんですけど、落ち着いて決めることが出来て良かったです」

とコメントを残した。

最後に、次の中大ダービーであるフースバル戦に向けての意気込みを聞いてみた。

「中大ダービーは絶対に負けられない戦いなので、勝利に貢献出来るように頑張ります。負けたら坊主にします」

と高校生のようなコメントを残した。

中大同好会の時期会長候補である若頭にこれからも注目したい。

彼のミスディレクションには要注意だ!!

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.06.14

【BMOM62】長瀬良太(3年=國學院久我山) エースの自覚!圧巻の2ゴールで稲穂を3年連続決勝の舞台へ導く!

新関東カップ2017準決勝で早稲田稲穂キッカーズ(以下:稲穂)は立教サッカー愛好会と対戦し、見事決勝進出を果たした。3連覇への王手をかけたこの重要な一戦で、背番号10はいつも以上に輝きを放っていた。長…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.16

【美女マネ特集vol.5】第5回は、シロガネーゼもあっぱれの明治学院大学のあのチームのマネ!

こんにちは!     気付けば週1回ペースで会っていますね!   これくらいのちょうどいい距離感でこれからもやっていけたらなと思います! …

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.28

【チームの根vol.1】 “責任と誇り” 慶応キッカーズ58th 宮武勇旗 (3年=サレジオ学院)

サッカーサークルはなにも試合に出ている花形のプレイヤーや、チームの華としてプレイヤーを支えているマネージャーだけではない。彼らがいなくては一サークルとして成り立たない。そんな“根っこ”のような存在がい…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.15

【BMOM 121】早稲田稲穂MF豊田吏央(2年=幕張総合)がチームを優勝へと導く影の立役者に!!

稲穂フェスタ2019は、主催チーム早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の優勝により、幕を閉じた。 そんな白熱した決勝戦において、一試合を通して圧倒的な存在感を放ち、 早稲田稲穂の優勝に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.09.16

【BMOM104】内海 健太郎(3年=春日部共栄)優勝への立役者は闘志あふれる高い壁!!

全国から65チームが集まりしのぎを削るサークルの全国大会、マガジン杯が9月7日に開催された。 優勝候補としては新関東カップを優勝した中央大学フースバル、昨年の王者である早稲田大学稲穂キッカーズが有力…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.08.24

【各サークルの面白い人たち特集】vol.2 中央大学体同連フースバルクラブ:渡部雄飛

こんにちは!BeYonD編集部です!   各サークルの面白い人たち特集vol.2中央大学体同連フースバルクラブの渡部雄飛さんにインタビューさせていただきました!  …

read more 早坂
コラム 2017.04.19

【高校別OB座談会vol.3】”都立の星”強豪三鷹の強さの秘訣とは?

都立高校の中で圧倒的な強さを誇る都立三鷹高校。3年前に全国出場し流石の強さを見せた三鷹のOBに昔のことや現在のサークルでの変化などゆったりとした雰囲気で話してもらった。 左から中央大学サッカー同…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.07.09

【前代未聞のサッカー大会】サークルの楽しさが詰まった”GUSTA CUP”が2年ぶりに開催!

6月17/18日、茨城県神栖市「サッカータウン波崎」にて、第二回GUSTA CUPが開催された。   GUSTA CUPとは、関東の強豪サークルである早稲田大学FC.GUSTAが…

read more 東 孝太郎
コラム 2021.02.22

【キャプテン特集】本気になれる場所、ここにあります。

高校時代には県選抜・全国総体ベスト8と輝かしい成績を残すも、選手権県予選決勝では自分のミスから2失点し全国出場ならず。浪人を経て、選んだサッカーサークルで学んだ事とは。最終学年ではキャプテンとしてサー…

read more 大田智輝
コラム 2020.09.28

1マネが語るサッカーサークルのイメージとは?

今回は、この夏新たにサークルデビューした 3人の1マネにサッカーサークルについてインタビューしました。   サッカーサークルを選んだ理由や印象、実際入ってみて感じたことなど…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-