【新関東リーグ2021・1部第8節マッチハイライト】優勝や降格が決まり始める第8節の結果とは!?

山崎冬弥

優勝争い、降格争いが激しい新関東リーグ。11月20日(土)に矢田部グランドで行われた結果がこちら。

第一試合は、ここを落とすと降格に王手となるため絶対に勝ちたい中央大学FUSSBALL(以下:中央フース)と、リーグ戦序盤は勢いが良かったものの、ここ3節で2連敗をしてしまっている明治大学生田蹴友会(以下:明治生田)の対戦。この日は風も強かったため風上の生田がペースを握る。チャンスは何度も作るものの、中々決めきれない。そこで前半25分に中央フース7番小嶋和典(3年=アビスパ福岡U-18)がPKを獲得。8番高尾昇吾(3年=広島皆実)が落ち着いて決め、試合を有利に進める。明治生田も最後まで攻め続けるも、決定機を決めきれず敗退。中央フースにとって貴重な白星を獲得した。

第二試合は勝てば優勝の可能性も見えてくる立教大学サッカー愛好会(以下:立教愛好会)と、明治大学体同連サッカー部(以下:明治体同連)の対戦。風上の明治体同連が押し気味で蹴り合いが続く。前半30分に立教愛好会77番高田悠生(2年=真岡)が相手ゴール前でフリーキックを獲得。明治体同連の陣形が整う前のクイックで速攻を始めて6番江田風太(3年=都立城東)が流し込む。このゴールに明治体同連は物議を醸すが認められず、ゴール判定が覆ることはなかった。後半も立教愛好会の固い守備からペースを掴み、チャンスを作るが決めきれない。そのまま試合終了し、勝ち点3を勝ち取った立教愛好会は最終節で優勝を目指して戦うだろう。

第三試合は優勝候補筆頭の早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と、負けると降格が決まってしまう中央大学サッカー同好会(中央サカ同)の対戦。開始早々コーナーキックを獲得した早稲田稲穂は、こぼれ球を35番佐井康人(1年=早稲田実業)がダイレクトシュートでスーパーゴール。前半は早稲田稲穂の時間が多かったものの後半最後は中央サカ同の猛攻。中央サカ同も79番信岡光(1年=日大藤沢)を中心にチャンスを作るも早稲田稲穂の鉄壁に阻まれ0-1で敗北した。これで早稲田稲穂は優勝に大きく近づき、中央サカ同は降格が決定した。

第四試合は早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)と早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)の早稲田ダービー。お互いに勝てば残留、負ければ最終節の降格争いに参戦するため、絶対に負けられない戦い。早稲田グスタのパスサッカー、早稲田理工のサイド攻撃と、お互いの強みがよく出た試合の入り。そんな中、前半20分に早稲田理工7番三品晴人(3年=静岡学園)のアーリークロスに反応した14番村井亮太(3年=早稲田摂陵)が点を決め先制。点を決めらながらも自分達のサッカーをしっかりと続けた早稲田グスタは、後半30分に絶好の位置でフリーキックを獲得。14番伊藤大翔(3年=國學院久我山)のシュートは早稲田理工の守護神23番山下壮一郎(2年=桐光学園)のスーパーセーブによって阻まれた。流れを掴んだ早稲田グスタは後半35分に30番荻本遥平(2年=國學院久我山)がカットインからゴールを決める。このまま試合終了かと思われたラストワンプレーで早稲田グスタのゴール前の混戦から抜け出した早稲田理工7番三品晴人が劇的なゴールを決め、試合終了。早稲田理工は3位に躍り出て残留が決定。早稲田グスタは最終節で降格争いをすることだろう。

最終節を残して優勝争い、残留争いがはっきりとしてきた。次節で残留と降格が決まる。熱い戦いになることは間違いない。3年生が最終節にて引退するチームも多いだろう。最後は熱く楽しいサッカーが繰り広げられることを期待する。

立教愛好会 1-0 明治体同連
中央フース 1-0 明治生田
早稲田グスタ 1-2 早稲田理工
早稲田稲穂 1-0 中央サカ同

Written by

山崎冬弥

touya

Keywords

Recommend

コラム 2017.02.06

新人戦2年生大会 予選ダイジェスト「第5グループ〜第7グループ」

第5グループ 1位通過をしたのは勝ち点4の慶應義塾大学リコタイ無駄な人生選抜。2位通過は同じく勝ち点4の明治大学生田サッカー部蹴友会。3位は中央大学MAPLE。グループ5の1位2位はイエロー…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.09.24

【BMOM74】ユニオンカップ3連覇に大きく貢献したスーパーサブ。その男とは一体何者だ!

ユニオンカップ決勝戦が9月22日に行われた。決勝戦まで駒を進めたのが早稲田大学水曜サッカー会(以下:水曜)と同じく早稲田大学CHUTAR(以下:CHUTAR)であった。 試合は2-1で水曜がCHUT…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.05.23

【BMOM94】歓喜の逆転弾!静かな司令塔がこの日は主役に!?

    5月19日にサークル界の「国立競技場」、鹿島ハイツで行われた新関東カップ3回戦。 新関東リーグ1部の明治生田蹴友会(以下:明治生田)と2部中央大学…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.11

【特別企画】強豪校出身者特集ルーキー編 〜サークルはタレント揃い??〜

こんにちは!BeYonD編集部です!   大学入試が終わり、そろそろ各大学サークルで新歓が行われる時期となりました。大学でもサッカーを続けたい、でもサークルと体育会どちら…

read more 東 孝太郎
コラム 2021.11.13

【新関東リーグ2021・1部第7節マッチハイライト】リーグ戦終盤!どのチームも落とせない一戦の行方は!?

11月13日(土)に新関東リーグ第7節が矢田部Gで行われた。結果は以下の通り。 第1試合目は、早稲田ダービー。昨シーズン優勝争いを共にした早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と早稲田大学…

read more 早坂
コラム 2025.09.04

【開催直前!】これがマガ杯だ!

こんにちは!ビヨンド編集部です! 来週からいよいよ夏の一大イベント「サッカーマガジンカップ(通称:マガ杯)」が始まります!全国のサークル・同好会が集まり“夏の日本一”をかけて熱戦を繰り広げるこの大会…

read more 森山 純平
コラム 2017.05.08

【BMOM38】小川潤之助(2年=杉並FC) 守護神のビッグセーブ連発で稲穂フェスタ連覇達成!

ゴールデンウィーク最終日に行われた第15回稲穂フェスタ。中央大学体同連フースバルクラブ(以下:フース)の2連覇で幕を閉じた今大会。 その決勝戦、青山学院大学理工サッカー部(以下:青理)との対戦で…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.02.22

【BMOM 140】橋爪健(1年=西武文理)中央フースバル、期待の新人エースが優勝の立役者に!

2/17(金)に日野陸上競技場で行われた中央大学学内戦の決勝戦はPKの末、中央大学体同連フースバル(以下:中央大学フース)が中央大学サッカー同好会(以下:中央サカ同)に勝利し、中央大学No.1の栄光を…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.26

【新入生必見!同好会チームガイドvol.2】早稲田大学編その2

各大学でそれぞれのチームが新歓の準備を進めている今日この頃ですが、 第2回も第1回に引き続き「早稲田大学」を特集します! 今回は、ユニオンリーグ1部で戦う6チームをピックアップしていきます…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.02

【マネの想いvol.5】”プレーヤーと一緒に、夢を追いかけて”

3年マネージャー特集第5弾 中央大学サッカー同好会 山口絵莉子さん 「プレーヤーと共に、追った夢」 −中央大学サッカー同好会(以下サカ同)に入ったきっかけを教えてください 自…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-