【稲穂フェスタ決勝】フースバルが退場者を出すも、競り勝ち2連覇を遂げる
高橋佑輔RESULTS
稲穂フェスタ決勝
体同連フースバルクラブ
理工サッカー部
強豪チームが集まり、数多くの高レベルで熱い戦いが繰り広げられた稲穂フェスタ。決勝のカードは昨年稲穂フェスタ覇者の中央大学フースバルクラブA(以下:フースバル)と準決勝で早稲田大学FC.GUSTAを3-0で下し勢いに乗る青山学院大学理工サッカー部(以下:青理)であった。
(青理のスターティングイレブン)
(フースバルのスターティングイレブン)
前半
試合開始とともに主導権を握ったのはフースバルであった。
最初にチャンスを迎えたのはフースバル。
前半8分、いい位置で手に入れたフリーキックの場面で10番大石(3年=藤枝東)が右足でゴールを狙い澄ますも枠外に外れてしまう。
これ以降、お互いにチャンスを作り出せない時間帯が続く。
フースバルは中盤の27番苅部(2年=新潟明訓)と17番田島(1年=正智深谷)を中心にボールを運び、大型CF13番西野(2年=星稜)にボールを当てることによりゴールへと近づいていく。一方、青理は寄せの早い組織的な守備や強いフィジカルコンタクトで攻撃を防ぎつつ、素早いカウンター攻撃を行った。両者譲らぬ展開で、ファールも多く見られるようになった。
スコアが動いたのは前半19分。フースバル10番大石のフリーキックを13番西野が高い打点でヘディング、こぼれたボールを15番安藤(2年=東福岡)が押し込み先制。フースバルが1点リードの状態となった。
その後もフースバルの勢いは止まらず、終了間際には30番小竹(2年=新潟明訓)や17番田島がゴールを狙うも追加点は奪えず。
ここで前半終了。ベンチの雰囲気も含めフースバルが優位に試合を進めた。
(先制点を決めた安藤)
後半
後半開始から5分程度は両チーム落ち着かない時間が続く。
その均衡をフースバルが破る。
後半6分、左サイドからフースバル10番大石が仕掛けると、2人をかわし、中にいる17番田島へ、田島からのおとしを27番苅部が右足を振り抜くも、枠を捉えきれず。
後半7分、青理46番山田(2年=川和)がフースバルディフェンスの裏に抜け出し、フースバルGK1番小川(2年=杉並FC)との一対一を迎えるも、ここはフースバル1番小川がキャッチで対応。
このシーンが後半最初の得点チャンスであった。後半約10分経過し、青理がペースを掴み始める。
後半11分青理、46番山田、58番佐々木(2年=川和)がリズミカルにゴール前でパスを回し、46番山田がシュートを放つも、今日当たっているフースバル1番小川に阻まれる。
そして、後半13分この試合最大の出来事が起こる。
フースバルディフェンスラインの裏に抜け出した青理46番山田がそのままGKとの一対一を迎えると思われたが、後ろから守備に戻った27番苅部が青理46番山田を後ろから掴み、1発レッドカードで退場になってしまう。
そして16分、フースバルは、27番苅部が退場した穴を埋めるための交代カードを切ってくるように思われたが、攻撃的な9番岡崎(3年=座間)を投入。左サイドに配置し、10番大石を中央へポジションチェンジさせる。
この時間帯から、1人少ないフースバルは青理の特徴とも言えるパス回しの対応を強いられることとなるが、なんとか弾き返す時間が続く。
そして18分、フースバルは左サイドから9番岡崎が抜け出し、なんとか粘り中にいた10番大石の足元へボールを繋ぐことに成功。完璧なミートで10番大石は右足を振り抜いたが、ここは青理GK大森(1年=岡山学芸館)のナイスセーブに阻まれる。
試合終盤は青理が攻め込む時間帯が長かったが、なんとかフースバルが10人で逃げ切り、連覇を果たした。
強豪チームがひしめく稲穂フェスタで見事に連覇を果たしたフースバル。現在開催中である新関東カップではフースバルの勢いを止めることのできるチームは現れるのか、注目が高まる。
Written by
高橋佑輔
takahashi
早稲田大学 FC.GUSTA
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