【新関東リーグ2017・1部最終節】スーパールーキーの劇的同点弾!王者早稲田稲穂が前人未到の三冠を成し遂げ、無敗でリーグ連覇を達成!!
BeYonD 編集部RESULTS
新関東リーグ1部・最終節
稲穂キッカーズ
理工サッカー部
新関東リーグ2017も大詰めを迎えた最終節第一試合。引き分け以上で新関東リーグ連覇が決まる早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)。対するは、優勝の可能性はないものの引き分け以上で自力残留を確定させる青山学院大学理工サッカー部(以下:青山理工)。
早稲田稲穂スタメン
青山理工スタメン
前半
青山理工は普段通りキーパーと両センタバークの3枚から丁寧にボールを繋いでいく。
しかし、早稲田稲穂の強力なディフェンスラインの前で効果的な縦パスを入れることはなかなかできない。
5分、早稲田稲穂が青山理工のパス回しをカットし92番中島(1年=早稲田本庄)がお得意の個人技でペナルティエリアへ侵入し、左足でファーストシュートを放つ。
早稲田稲穂はこの日も伝家の宝刀である切れ味抜群の速攻を披露し、青山理工ゴールを襲う。
すかさず青山理工も速攻で応戦。
7番古林(3年=狛江)のアウトサイドパスに11番田中(3年=都立駒場)が抜け出し、決定的な場面を迎えるかと思われたがここは4番末永(3年=都立駒場)が必死のスライディングでこのピンチを阻止する。
お互いにゴールへシンプルに向かうスピーディーな攻撃でチャンスを作り出す。
18分、早稲田稲穂が青山理工の心臓部である26番土佐林(2年=八千代)を前線の3人で囲みボールを奪取。
44番景山(2年=桐蔭)が巧みなステップから左足でクロスを入れ、選手が交錯し溢れたところを5番朴(3年=都立駒場)がフリーで左足ボレーシュートを放つも、これは青山理工キーパー3番大森(1年=岡山学芸館)が横っ飛びでキャッチし、得点は割らせない。
立て続けに早稲田稲穂にチャンスが訪れる。
青山理工がロングボールの処理を誤ったところを92番中島が掻っさらう。
キーパーと一対一を迎えるも力んだシュートはゴール上へふかしてしまい先制とはならなかった。
その後、青山理工も俊敏な動きでマークを外した7番古林がヘディングシュートを放つも、終始早稲田稲穂の圧倒的なハイプレスに苦しみ自慢のパスワークを発揮できず。
リーグ連覇をかけた早稲田稲穂がそのハイプレスとロングボールで青山理工を圧倒した前半であった。
後半
前半とは打って変わって後半は青山理工がペースを握る。
ハイプレスに苦しみ前半は前をなかなか向かせてもらえなかった64番亦野(3年=八千代)が左サイドでうまくタメを作り、チャンスまで持っていく。
そこへ前半からいい動きを続けていた7番古林が飛び込むも決定的な場面まで至らず。
スコアレスで試合が進み、徐々にフラストレーションが溜まってきた早稲田稲穂は前線の選手たちがファールを連発。
自ら流れを悪くしてしまった早稲田稲穂を再び7番古林が襲う。
10番高橋(3年=國學院久我山)の絶妙なスルーパスに抜け出しシュートまで持っていくも、またも闘将末永が必至に足を伸ばしゴールを割らせない。
そして、22分遂に均衡が破れる。
青山理工がペナルティエリア左で華麗なダイレクトパス。
ワンタッチプレーの連続から11番田中がまた抜きスルーパスを繰り出し、絶妙なタイミングで飛び出した7番古林へ。
古林はこれを落ち着いてゴールへ流し込み、待望の先制点を挙げる。
この試合再三チャンスを作り出した小さな巨人が大きな仕事をやってのけ、早稲田稲穂を窮地に陥れる。
負ければリーグ連覇が消滅する可能性のある早稲田稲穂は、前節の立教愛好会戦と同様に4番末永を前線に残し必死のパワープレー。
ここでは終わらないのが絶対王者、早稲田稲穂だ。
10番長瀬(3年=國學院久我山)と4番末永のパス交換から92番中島へ。
これを受けた中島は振り向きざまに右足を一閃。
再三チームを救ってきたスーパールーキーの強烈な1発は、ゴール右隅に突き刺さり起死回生の同点ゴール。
終盤青山理工が必死の猛攻を仕掛けるも、早稲田稲穂の強力守備陣は崩せずタイムアップ。
前線にスター選手を多く抱えながらも、全員が70分間欠かすことなくハイプレスをし続けた早稲田稲穂。
その献身的な姿勢とスーパースターの劇的なゴールで今年も無敗で新関東リーグを制し、前人未到の三冠(新関東カップ、マガジン杯、新関東リーグ)を成し遂げた。
一方、試合終盤で惜しくも追いつかれた青山理工であったが、試合終了後、キャプテン亦野が「優勝おめでとう」と悔しさを堪え相手チームを称える姿には心を打たれた。
このリーグ戦を通して選手たちは、”単なる勝ち負けだけではない大切な何か”を得ることができたのではないだろうか。
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【関西同好会トーナメント】TALOSが決死の守備で粘るも、優勝候補ONZEが1-0と下し初戦突破
関西同好会トーナメント
ONZE
関西同好会トーナメント
ONZE
【新関東カップ2019・2回戦】互いに新戦力が躍動!法政工体連が激しい打ち合いを制し3回戦へ!
新関東カップ
Groovy kids
工体連サッカー部
新関東カップ
Groovy kids
工体連サッカー部
【関西同好会トーナメント1回戦】 立命館大学FC.CRACKSが堅い守りで昨年準優勝のFC原谷を退け下剋上を果たす
関西同好会トーナメント1回戦
FC原谷
FC.CRACKS
関西同好会トーナメント1回戦
FC原谷
FC.CRACKS
【新関東リーグ2021・1部第3節】1部では約5年ぶりとなる伝統の一戦中央ダービー。中央サカ同が前半のリードを逃げ切り今大会初勝利!!
新関東リーグ2021・1部3節
サッカー同好会
体同連フースバルクラブ
新関東リーグ2021・1部3節
サッカー同好会
体同連フースバルクラブ
【早稲田大学学内戦2020決勝】戦国早稲田を制し、令和最初の早稲田王者になったのは!?
早稲田大学学内戦2020
稲穂キッカーズ
HUMAN F.C.
早稲田大学学内戦2020
稲穂キッカーズ
HUMAN F.C.
[上智大学学内戦決勝]一点をめぐる肉弾戦。値千金のゴールを奪い取ったFUN-ta-SISTER Aが二連覇を果たす。
上智大学学内戦決勝
サッカー愛好会EAGLE
FUN-ta-SISTER
上智大学学内戦決勝
サッカー愛好会EAGLE
FUN-ta-SISTER
【ユニオンチャンピオンシップ決勝】前期王者vs後期王者のPK戦までもつれ込んだ熱戦!!
ユニオンチャンピオンシップ
A.C.Campione
荒友キッカーズ
ユニオンチャンピオンシップ
A.C.Campione
荒友キッカーズ
【新関東リーグ2022・2部A・第2節】伝統の一戦日大ダービー。学内戦優勝の日大法学部vsアットホームカップ決勝進出の日大スポーツ科学部の注目の一戦。
新関東リーグ2022・2部A・第2節
法学部サッカー部
新関東リーグ2022・2部A・第2節
法学部サッカー部
【新関東リーグ2018・入替戦】気持ちの伝わる好ゲーム!明治大学ESPERANZAが悲願の1部昇格を果たす!
新関東リーグ2018・入替戦
ESPERANZA
理工サッカー部
新関東リーグ2018・入替戦
ESPERANZA
理工サッカー部
【アットホームカップ2017 決勝】異例の新関東2部のチームによる決勝戦!見事慶應リコタイがサークルの頂点に立つ!
アットホームカップ2017 決勝
理工学部体育会サッカー部
法学部サッカー部
アットホームカップ2017 決勝
理工学部体育会サッカー部
法学部サッカー部