【新関東リーグ2026・1部・第1節】三度の歓喜、三度の応酬。早稲田ダービーは初戦から3-3の激戦
村瀬裕介RESULTS
新関東リーグ2026
FC.GUSTA
理工サッカー部
はじめに
去る10月25日、ついに新関東リーグが開幕。開幕戦から実現したのは、昨年度王者FC GUSTA(以下、グスタ)と、早稲田大学の強豪・理工サッカー部(以下、早理)による一戦だ。ともに勝ち点3を狙う両者が激突した注目の早稲田ダービー。序盤から積極的にゴールを狙う展開となり、試合は両チーム合わせて6ゴールが生まれる打ち合いに。2点のリードを奪った早理に対し、昨年度王者グスタが意地の反撃を見せる。果たして、開幕戦の行方は——。

【早理スタメン】
前半
試合開始早々、いきなりスコアが動く。前半1分、早理はロングスローからゴール前にボールを送り込むと、MF7番西山(3年=早実)が頭で合わせてネットを揺らす。セットプレーから幸先よく先制点を奪い、早理が試合の主導権を握る。勢いに乗る早理は、直後の2分にもMF8番がロングシュートを放つ。積極的
に追加点を狙う姿勢を見せるも、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。
さらに6分、早理に絶好の追加点のチャンスが訪れる。MF37番秋山(2年=日大)が相手最終ラインの背後を突いて抜け出し、GKとの1対1を迎える。早い時間帯にリードを広げる決定機だったが、ここはグスタのGK21番中臺(2年=八千代)が好セーブ。冷静な対応でゴールを死守し、チームに追加点を許さない。
13分、続けてチャンスを作る早理。。FW88番山崎(1年=市立浦和)がゴールを狙うも、GK中臺がこれをセーブ。さらにこぼれ球に反応したMF17番須賀(3年=東葛飾)がシュートを放つが、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。立て続けにゴールへ迫っただった早理が、あと一歩のところで得点には至らない。
すると15分、早理が再びスコアを動かす。MF37番秋山が右サイドを鋭く突破し、ゴール前へクロスを供給。これに反応したFW88番山崎が確実に合わせ、ゴールへ流し込む。右サイドの突破から見事に仕留める鮮やかな連携で、早理が追加点。スコアを2-0とし、試合の流れを引き寄せる。
しかし、昨年度王者グスタもここで引き下がらない。17分、MF26番菅井(3年=國學院久我山)からのパスを受けたFW10番青木(3年=早大学院)が相手DFの背後へ抜け出す。GKとの1対1の局面を迎えると、最後は冷静にゴールへ流し込み、反撃の1点を奪取。早理の2点リードを1点差に縮め、試合に再び緊張感をもたらした。
直後の18分には、早理がすかさず反撃に出る。DF3番剣持(3年=川越東)が前線へ精度の高いロングパスを送ると、MF7番西山がこれに反応。相手守備陣の背後を取り、ゴールへ向かってシュートを放つ。しかし、惜しくもボールはゴール枠外のサイドネットへ。追加点こそ奪えなかったものの、持ち味のロングボールを起点に再び決定機を作り出し、早理の攻撃力を印象づけた。
その後も両チームが積極的にゴールを狙う展開が続く。早理が2点のリードを築きながらも、グスタが1点を返して追走。前半は2-1で終了し、勝負の行方は後半へと持ち越された。
後半
後半開始後も早理の攻勢は続く。後半5分、FW88番山崎がゴール前でマイナスの折り返しを受けると、落ち着いてゴールへ流し込む。この日2得点目となる一撃で、早理が再びリードを2点に広げる。スコアは3-1。早理が試合を優位に進める展開となった。
一方、2点を追うグスタも攻撃の手を緩めない。昨年度王者としての意地を見せるべく、反撃の機会をうかがいながらゴールを狙う。早理がリードを守り切るのか、それともグスタが再び追いつくのか。試合は終盤に向けて緊張感を増していく。
試合が再び動いたのは後半26分。途中出場のグスタMF88番竹内(1年=早実)が圧巻の個人技を披露する。ドリブルで抜き去り、ゴール前へと侵入。最後は左足を鋭く振り抜くと、放たれたシュートは逆サイドネットへと突き刺さる。相手守備陣を翻弄した見事な突破から生まれた、まさにライジングシュート。グスタが1点差に迫り、スコアは3-2。試合の行方は再び分からなくなった。
そして後半32分、ついにグスタが試合を振り出しに戻す。MF26番菅井が前線へロングパスを送ると、抜け出したFW10番青木がボールを受ける。相手DF2人を巧みにかわしてゴール前へ持ち込むと、最後はゴール右隅へ冷静に流し込む。個人技と正確なフィニッシュが光る一撃で、グスタがついに3-3の同点に追いついた。
おわりに
早理が常にリードを築く展開から、グスタが後半に追いつく劇的な展開となった一戦。最後まで互いに勝利を目指して攻め続けたものの、試合はそのまま終了。開幕戦は3-3の痛み分けに終わった。
昨年度王者としての粘り強さを示したグスタと、試合を通して攻撃力を発揮した早理。両チームがそれぞれの持ち味を存分に発揮した一戦は、新関東リーグの幕開けを飾るにふさわしい熱戦となった。勝ち点1を分け合う結果となった両者。今後のリーグ戦でどのような戦いを見せるのか、引き続き注目したい。
Written by
村瀬裕介
yusuke
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