【全国大学サッカー同好会選手権大会決勝戦】中央フースバルが全国制覇で30thの有終の美を飾る!

BeYonD 編集部

RESULTS

全国大学サッカー同好会選手権大会決勝戦

中央大学
体同連フースバルクラブ
3-1
関西大学
FC TRIOS

【全国大学サッカー同好会選手権大会決勝戦】
中央大学体同連フースバルクラブ vs 関西大学FC TRIOS

準決勝の法政学団連戦で2点差を追い付き、PK戦までもつれ込んだ激闘を勝利し決勝まで勝ち上がってきた中央フースバル。今大会には50名を超えるメンバーが大阪まで足を運び、今大会で引退となるフースバル30期のために全員が声を枯らした迫力のある応援でここまで戦ってきた。キャプテン大和田は「試合に出ることができない選手達も多く応援してくれて、そういった選手たちのためにも優勝したい」と語り、悲願の優勝まであと一つまで迫った。
対する、関西TRIOSは準決勝で関東の強豪早稲田HUMANを倒し、決勝進出という快進撃をみせてきた。関西同好会トーナメント王者の実力は全国にも通用するものであるということを証明できた。あと一つ勝って、さらに関西サッカー同好会カテゴリーを盛り上げたいところ。

 

前半

日本代表も利用するJ-GREEN堺のメインフィールドで行われた決勝戦。滅多に経験することのできない素晴らしい環境のなか決勝戦はキックオフされた。
慣れない天然芝のメインフィールドであるが両者とも高い技術と適用能力をみせ、やりずらさを感じさせない。
そんな中、早速試合が動く。7分にフールバルの38番大石(2年=藤枝東)が左サイドから右足でクロス。10番大和田(3年=水戸商)が競り、こぼれたところに反応した8番島田(3年=座間)が押し込む。フースバルが幸先よく先制した。
一方的な試合になるかと思われたが、TRIOSも黙っていない。普段しっかりとパスをつなぎ支配率を高めるフースバルに対して、ボランチの54番片山(2年=履正社)を中心に攻守にわたって奮闘。支配率で上回る時間帯も見られた。
そんな中、迎えた15分。中盤でTRIOS片山がインターセプトし、ボールを奪う。左サイドに展開し、オーバーラップしてきた、68番田辺(2年=槻木)が左足でクロス。中で待ち構えた、77番森井(1年=阪南大高)が打点の高いヘディングでフースバルゴールに突き刺す。TRIOSが同点に追いつく。
勢いづいたTRIOSはそこから高身長FW森井にボールを集め、フースバルゴールに迫るも、フースバル2番中川(3年=座間)を中心に猛攻を跳ね返す。
24分、フースバル37番苅部(1年=新潟明訓)がセンタサークル付近から、左足で右サイドへ正確なロングパス。これに反応した3番石村(3年=國學院久我山)が絶妙のタッチからドリブルで運び、シュート。GKのタイミングをずらした、シュートはニアサイドに吸い込まれる。フースバルが2-1とした。
前半のうちに追いつきたいTRIOSだが、フースバルの身体を張った守備をなかなかこじ開けられない。前半はそのまま終了。

 

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後半

何とか逆転したいTRIOSは17番キャプテンの大前(3年=関西第一)を投入し、ゴールを狙いに行く。
しかし、13分。再びフースバル大石が左サイドで粘り、中のの若杉へ。パスを受けた若杉は冷静に右の大和田にスルーパス。フリーで受けた大和田はGKとの1対1を冷静に決め、フースバルが3-1とする。1点を狙いにいったTRIOSのスペースを上手く突き、引き離すことに成功した。
攻めるしかなくなったTRIOSであったが、その5分後フースバル大和田がカウンターでスルーパスに抜け出しGKと1対1となりシュートを放つもこれはポスト直撃。勝負を決定づけることはできない。
その後お互い決定機を作れない。
このまま、得点は動かずタイムアップ。フースバルが3-1でTRIOSを下し、全国制覇を達成した。

 

試合後、MVPにはキャプテン大和田が選ばれた。
「本当に全員の力が合わさってタイトルを獲る子ことができた」と語ったように、今大会を通じて、フースバルはベンチメンバー・応援メンバー・マネージャーを含め全員が優勝を目指し、声を出していた印象を受けた。
全国制覇という最高の形で30thの引退を祝うことができた。「31thもたくましく、素晴らしいチームになってほしい」と後輩たちへエールを送った。
一方、関西TRIOSも準優勝という素晴らしい結果となった。関西の同好会カテゴリーを牽引していくチームとなるであろう。

 

今大会を通じ、全国には可能性を秘めたチームが数多くあることを感じることができた。今後、関東以外のチームの発展にも期待したい。

中央大学
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