【BMOM131】田村和己(3年=FCトリプレッタ)工体連のファンタジスタが格上相手に躍動。
BeYonD 編集部5月25日ZOZOパークで新関東カップ3回戦FC.GUSTA(以下:グスタ)と法政大学工体連サッカー部(以下:工体連)の試合が行われた。試合は華麗なパスワークから多彩な攻撃を仕掛けるグスタに対し、工体連は全員がハードワークし奪ってからは縦に早い攻撃でゴールを脅かすという展開になった。結果は前後半両チーム1歩も譲らず1-1の同点。PK戦で工体連が勝利した。この試合、攻守両面におけるハードワークと相手を翻弄するテクニックでチームを牽引した工体連の10番田村和己(3年=FCトリプレッタ)をBMOMに選出した。
田村選手に話を聞いた。
試合の感想を聞かせてください。
「前半良い形で先制できたんですけど、自分たちの甘さが出て同点に追いつかれてしまいました。ただそこからは、気を引き締めて全員で戦うことができました。最後のPK戦はほんとに気持ちで勝てたって感じです。」
対戦したグスタの印象は?
「どの選手もレベルが高く丁寧に繋いでくる相手だったので、すごくやりづらかったです。」
今年の工体連はどんなチームですか?
「去年一昨年と勝てない時期が続いていて今年こそはという気持ちはどのチームよりも強いと思います。元々繋いでいくスタイルですけど、やっぱり相手が強くなるとロングボールも増えてしまうことが多いです。そういう展開でもセカンドボールを拾ったり、球際で一人一人闘うことができているので今はいい結果が残せていると思います。」
次の試合に向けて意気込みをお願いします。
「多分工体連初?のベスト8だと思うのでこのまま優勝目指して全員で戦いたいです。」
ジャイアントキリングを起こした直後の興奮が冷めない中、少し感極まっているようにも見えたが、力強くコメントしてくれた。
この日の田村のプレーは前後半合わせた60分間、質が落ちず攻守両面において非常に際立っていた。攻撃時にボールを貰えば巧みなドリブルと持ち前のパスセンスで前線へボールを供給。自ら切り込んでいってシュートを放つシーンもいくつか見られた。グスタにボールを持たれディフェンスが続く時間帯には、華奢で決して大きいとは言えない体ながらも球際では勝っているシーンがいくつも見られた。加えて鋭い読みでパスコースを消しインターセプトをしてから自ら持ち込んでカウンターというシーンも多々あった。取材時にはチームメイトからも「やっとビヨンド載るじゃん」「しっかり喋れよ」などといじられ苦笑いする田村。工体連の雰囲気の良さも感じられた。この勝利で勢いに乗った工体連。どこまで快進撃が続くのか、そして10番田村の活躍からも目が離せない。
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
新関東リーグ所属サークル新ユニフォーム『徹・底・解・説』!! 早慶明治編
代替わりを終え新学期が始まり、新歓活動が本格化してきているチームも多いのではないでしょうか🌸 そんな今回は…! 新年度が始まって他のチームの雰囲気が気になる現役の皆さん&サッカーサークルの…
read more 川田 千夏【新歓記事vol.5】新入生必見!日本大学のサッカーサークル比較してみました!
こんにちは、BEYOND編集部です! 今回は新歓記事第5弾!日本大学の紹介です。 ここでは日本大学の3つのサッカーサークルを紹介します。 日本大学に進学する新入生必見です!! …
read more 松本 瑠風【試合ハイライト】1,2年生学年別ラウンド決勝、学年最強の称号を手にするのはどのチームか!?
2月13日雨が降り気温も下がる中、駒沢オリンピック公園総合運動場にて1,2年生各カテゴリーの王者が決まる熱い試合が繰り広げられた。 1年生中央大学フースバルvs青山学院理工サッカ…
read more とーや Dしゅんぺい【BMOM118】小林将真(2年=新潟明訓)中盤をオーガナイズし勝利に貢献!
2月15日(金)中央大学学内戦決勝が浅川スポーツ公園グラウンドにて行われた。 決勝戦は、昨年新関東カップ・新関東1部リーグの2冠を遂げた中央大学体動連フースバルクラブ(以下、中央フースバル)と新…
read more BeYonD 編集部【新関東カップ2022】出場チーム紹介 vol.7
先週の5/28(土)に開幕した新関東カップ。 今年度から予選リーグが導入され、2週間に分けて決勝トーナメント出場チーム8チームを決定する。 今週は6/4,5に予選を行うチームを紹介!! …
read more BeYonD 編集部【同好会基礎情報Vol.4】早慶MARCHの頂点!圧倒的試合数をこなすUNION LEAGUEってなに?
【同好会基礎情報Vol. 4】 早慶MARCHが覇権を争う?!圧倒的な試合数をこなすUNION LEAGUEとは? 大学サッカー同好会カテゴリーの様々な大会・イベントな…
read more BeYonD 編集部【新関東カップ2017】ニューヒーロー賞”中島剣士郎”(1年=早大本庄)”
稲穂キッカーズ(以下:稲穂)が圧巻の三連覇を果たし幕を閉じた新関東カップ2017。大会を通し多くの激闘が繰り広げられ、強豪チームがぶつかり合い、白熱した大会であった。4月から入学した新入生を加えた初の…
read more 高橋佑輔【BMOM46】伊藤貴紀(1年=座間) 強心臓ルーキーの1発が試合を決める
新関東カップ2017の2回戦、明治大学ESPERANZAと明治学院大学白金FCが対決した。 猛暑の中で試合は拮抗し、両チームスコアレスのままPK戦に突入するかと思われたが、試合終了直前のところで1人…
read more BeYonD 編集部【BMOM26】諸井悠理 (1年=鹿島学園) 「最高峰のスーパールーキー」
2月16日に行われた日本大学学内戦決勝トーナメント。決勝戦まで勝ち上がったのは日本大学教育BAMBINO Bと日本大学法学部サッカー部だった。 日大法学部は前半に先制されるものの、直後に1点を返し試…
read more BeYonD 編集部【チームの根vol.6】”敏腕会計士” 立教大学サッカー愛好会 岩佐 顕三郎(4年=広島なぎさ)
立教大学の雄として、実力、そして周りが羨むほどの雰囲気を兼ね備える立教大サッカー愛好会(以下、立愛)。 今回は、立愛を会計長と言う一見地味な役職、マガジン杯の"Dキャプテン"としてチームを支えた男に…
read more BeYonD 編集部