【新関東FL2部A第6節】マッチプレビュー
BeYonD 編集部
1位 慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部
集中開催を終え、混戦の2部Aにおいて勝ち点12で首位に立っているのは慶應大学理工サッカー部。第2節で明治生田戦を1-3で落としたものの、第4節までの3試合を1点差で勝利する勝負強さで順調に勝ち点を積み上げてきた。直接対決で敗戦した明治生田を追走するために絶対に負けられない一戦となった日大法学部戦は、前半2分早々と79番舘野(1年=下妻第一)がゴールを決めるとリコタイ攻撃陣が爆発。4得点を挙げ日大法学部に快勝した。明治生田が慶應キッカーズに敗戦したことにより、ついに首位へ躍り出た。
残り2節の相手は上智EAGLEと慶應e.l.f.。両チームとも優勝の可能性はなくなったが入れ替え戦圏内で争う2チームであるため守備的に入り負けない戦い方をしてくることが予想される。次節、上智EAGLEに対し、引き分けだと明治生田と慶應キッカーズに勝ち点で並ばれる可能性があるため、何が何でも勝利が必要なところ。理工系リーグでMVPを獲得したリコタイのベンゼマ9番木村(3年=西武文理)と、類いまれなサッカーセンスでチャンスを演出する10番岡本(3年=県立浦和)を中心とした攻撃が上智EAGLE相手に前節同様爆発するのか注目だ。
2位 明治体同連生田サッカー部蹴友会
第4節まで3勝1分けで首位を走っていた明治体同連生田サッカー部。4試合12得点4失点と圧倒的な攻撃力を見せこのまま首位を独走するかと思われたが、第5節慶應キッカーズに接戦をものにされ1-2で敗戦。惜しくも首位を慶應リコタイに譲る形となった。しかしながら、首位の慶應リコタイとの勝ち点差はわずかに2で、直接対決はないものの1試合で十分ひっくり返せる位置にとどまっている。
ここで注目なのがここまで5得点と圧倒的な得点能力を披露している77番吉崎(2年=八千代)。吉崎の特徴は何といってもその強靭なフィジカルから繰り出されるヘディングシュートだ。セットプレーでは常に相手の脅威となり、マークを一切寄せ付けない強さを持っている。次節の対戦相手は残留のためには絶対に負けられない明治学院白金FC。最終節が強敵早稲田理工サッカー部であるため、明治生田は少しでも得失点を稼いで首位攻防戦に生き残りたい。
3位 慶慶応義塾大学慶應キッカーズ
1部で首位を独走する稲穂キッカーズ相手に今年土をつけた数少ないチームの一つである慶應キッカーズは、これまで首位に躍り出ることはなかったものの虎視眈々と首位の座を狙っている。第5節での首位明治生田との対戦は、強豪チームに競り勝つ今年のキッカーズを象徴するものとなった。これにより2部Aは上位4チームに優勝の可能性がある大混戦となり大いにリーグを盛り上げた。
次節の対戦相手は一つ下につける4位早稲田理工サッカー部。負けたらどちらも優勝争いから脱落する大事な一戦となっている。キッカーズ注目の選手はこれまで8得点の内なんと二人で7得点を挙げている8番水野(3年=慶應義塾)と44番齋藤(2年=渋谷幕張)だ。185cm近い恵まれた体格を持つ齋藤は空中戦だけでなく、優れたテクニックから多彩な得点パターンを持つ。一方、水野は豊富な運動量と相手の逆をつくドリブルで何度も相手ゴール前へ進入していく。この二人を中心とした攻撃で早理の堅い守備を攻略できるかがカギとなるだろう。
4位 早稲田大学理工サッカー部
昨季の圧倒的な攻撃力で2部を独走した早稲田理工サッカー部だが、今期のチームは去年とは対照的に守備のチームとなっている。とりわけ今期はトーナメントで無類の強さを発揮している。チリ代表ビダルを彷彿させる中盤のダイナモ7番中尾(3年=暁星)や、上背はないものの積極的な飛び出しで相手のチャンスを摘み取るキーパー1番土門(3年=渋谷幕張)ら自慢の守備陣で初戦の日大法学部戦を完封した。しかしながら、2~4節の接戦をものにできず2敗1分けと勝ち点1のみの獲得にとどまった。引き分け以下で優勝がなくなる明治学院白金FC戦は中尾のゴールはじめ3得点を挙げ優勝争いに首の皮一枚つながるかたちとなった。
残り2節の相手は共に優勝を争う慶應キッカーズと明治生田サッカー部。早理の逆転優勝のためには2試合とも勝利するのが絶対条件となっている。鉄壁の守備陣で相手の攻撃を跳ね返し、絶対的なエースでキャプテンの10番山越(3年=早大学院)を中心としたロングカウンターでゴールを奪うことができるかが注目だ。
5位 上智大学サッカー愛好会EAGLE
先日のミスターコンで準グランプリを輩出したことで話題となった2部屈指のスタイリッシュ集団、上智大学サッカー愛好会EAGLEは夏のマガジン杯で15位になるなど今期は勝負強いチームに仕上がっている。第3節、慶應キッカーズの流れるような攻撃から4失点しての敗戦。このままずるずるといってしまうかと思われたが、4節の早稲田理工サッカー部戦は押し込まれながらも懸命な守備でなんとか引き分けに持ち込んだ。5節の慶應FC.e.l.f.戦では本来の勝負強さを見せ2-1で勝利。入れ替え圏内を脱出した。
注目選手はこれまで2得点と活躍中の77番小俣(2年=都立南平)だ。突出したフィジカルは備えていないが、やわらかいボールタッチと軽やかな身のこなしで相手ディフェンダーを突破していくドリブルを持つ。次節は首位を走る慶應理工サッカー部との対戦。小俣を中心とした攻撃でリコタイを倒し、2部の首位争いに一石を投じることができるか。
6位 日本大学法学部サッカー部
夏のマガジン杯で優勝を収めた中央大学フースバルを、アットホームカッププレーオフで3-0と快勝し話題となった日本大学法学部サッカー部。強豪ひしめく2部Bでダークホースとしてどこまで上位に食い込むことができるか期待された。初戦の早稲田理工サッカー部戦では0-1で惜しくも敗戦したが、2節の慶應キッカーズでは引き分け、3節の明治学院 白金FCとの壮絶な打ち合いを制するなど今後の伸びしろを大いに感じさせた。とこらが集中開催で1分け1敗とし順位を落とすこととなった。
残り2節の相手は共に入れ替え戦争いをする慶應大学FC.e.l.f.と上智サッカー愛好会EAGLEだ。勝てば入れ替え戦圏内脱出、負ければ入れ替え戦が大きく近づく大一番。そこで、しっかりとした技術でボールさばき、中盤でボールを奪うことのできるダブルボランチ10番大石(3年=桐朋)と99番諸井(1年=鹿島学園)が試合を支配することができるかがカギとなるだろう。
7位 慶應義塾大学FC.e.l.f.
慶應大学FC.e.l.f.は強豪相手にいいゲームをするも、なかなか接戦をものにできずにいた。初戦、慶應キッカーズとの慶應ダービーを接戦の末0-1で落とすと、2節の早稲田理工サッカー部と2-2の引き分け。4節、負ければ順位が入れ替わる8位明治学院大学 白金FCとの一戦は、前からのプレスがハマるかたちとなった。後ろから組み立てる白金FCに対し積極果敢なプレッシングでボールを奪い素早いショートカウンターから得点し、初勝利をもぎ取った。そして第5節、勢いに乗って連勝を収め、入れ替え戦圏脱出を狙う上智EAGLE戦であったが不運なPKもあり1-2とされ、入れ替え戦圏脱出とはならなかった。
自力での2部残留を目指す慶應FC.e.l.f.の次なる相手は一つ上の順位に位置する6位日大法学部サッカー部。最終節が慶應理工サッカー部であることを考えると、なんとしてもここで勝ち点3がほしいところ。フィジカルを活かした激しいディフェンスが持ち味の26番荒井(2年=立教新座)を中心とした守備からショートカウンターを仕掛け、降格圏を脱出することができるか注目だ。
8位 明治学院大学 白金FC
昨季3部Bを全勝で終え、2部昇格を果たした明治学院大学 白金FCが2部どれだけ戦えるか期待されたが、これまで5節を全敗と2部で手荒い洗礼を受けている。順位表を見ると2部リーグで全く戦えてないように見えてしまうが、試合内容は決してそのようなことはない。初戦の慶應理工サッカー部戦から4節の慶應FC.e.l.f.まで全て1点差で敗れている。一人ひとり足元の技術がしっかりしている白金FCであれば一度勝ち点を奪うことができれば勢いに乗ることは十分可能なはずだ。4節の慶應FC.e.l.f.では、ディフェンスラインからの組み立ての際、連係ミスから低い位置で相手にボールを奪われることが目立った。そこを修正することが2部初勝利へのカギとなるだろう。
残り2節の相手は明治生田サッカー部と慶應キッカーズという攻撃的な2チーム。ここで注目されるのが素早い寄せで相手の攻撃の芽を摘む4番村田(3年=実践学園)だ。村田を中心とした守備でチームを立て直し、まずは初の勝ち点を獲得することで2部残留へ望みを繋げたい。
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