【新関東リーグ2017・1部第2節】試合巧者立愛が強豪フースバルを4得点で下す!!

高橋佑輔

RESULTS

新関東リーグ2017・1部第2節

立教大学
サッカー愛好会
4-2
中央大学
体同連フースバルクラブ

前節に続き、雨天開催となった第2節。第1試合の対戦カードは初戦を大勝で飾った立教大学サッカー愛好会(以下:立愛)と優勝に向けて初白星の欲しい中央大学フースバルクラブ(以下:フース)であった。

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(立愛スタメン)

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(フーススタメン)

前半

横殴りの雨が吹きつける中試合はキックオフ。フースバルは前節の3バックから4バックへとシステムを変更。起点となる長身CF西野(2年=星陵)を控えに置き、73番大和田(4年=水戸商)と78番小竹(1年=新潟明訓)を2トップに並べた。

ロングボールを活かしサイドを中心に攻撃を展開するフースは6分に最初のチャンスを迎える。55番中村(2年=洛南)が左サイドからシュート。
惜しくも上に外してしまうが得意の形からチャンスを掴む。

序盤は個々で上回るフースが主導権を握り、押し込む時間が続いたが先制点を挙げたのは立愛であった。
9分、立愛14番山本(1年=ヴィッセル神戸U-18)が左サイドから中に切れ込むとアウトサイドでスルーパス。このパスに反応し抜け出した99番近藤(3年=三重海星)が右足一閃。

いい時間帯に先制点を挙げ、試合の流れを手繰り寄せた立愛はさらに攻撃に出る。
14分、立愛11番藤田(3年=暁星国際)が右サイドをえぐりクロスを上げると10番浅田(3年=農大一)が右足シュート。
これはフースGK小川(2年=杉並FC)ナイスセーブに阻まれるもCKを獲得。

立愛のプレースキッカーを務めるのは高精度なキックが持ち味の11番藤田(3年=暁星国際)。
右から精度の高いCKを蹴り込むと8番岡田(2年=國學院久我山)がヘディング。相手に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれ追加点をあげる。

前半にして劣勢に立たされたフースだがDF安藤(2年=東福岡)のロングボールから73番大和田らがチャンスをうかがい続ける。
しかし立愛4番梶川(3年=初芝橋本)の 適確なカバーリングによりなかなか得点を奪えない。

しかし前半終盤になるとフースが猛攻に出る。
25分、10番大石(3年=藤枝東)がかかとで技ありスルーパスを出すと、抜け出した78番小竹がシュート。GKと1対1の場面で立愛1番吉岡(3年=都立三鷹)がファインセーブを見せる。

続く33 分、左サイドで55番中村が倒されるとFKを獲得。手に入れたFKを10番大石がシュート。
壁に阻まれるもここから得点が生まれる。こぼれたボールを繋ぎ大石がクロスボールを上げる。ファーサイドで待ち構えていたのはこの日スタメンに抜てきされた61番小林(1年=新潟明訓)。
小林がスタメン起用の期待に応えるゴールを挙げるとここで前半終了。

前半は序盤の少ないチャンスを確実にものにした立愛が1点リードで折り返す。

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後半

最初にチャンスを掴んだのは同点弾の欲しいフース。
左サイドから上がった高速クロスに反応したキーパーがボールをこぼすと、10番大石がシュート。

続く7分、大石が敵陣で相手のボールを奪うとそのままミドルシュート。ゴール左に逸れるも頼れるエースが相手ゴールを立て続けに脅かす。

11分にはフースがゴール前で立て続けにシュートを放ち大混戦が起きる。立愛は44番物部(3年=市ケ尾)を中心に全員が体を張りボールを搔き出す。流れは完全にフースに傾き立愛は苦しい時間帯が続く。

すると23分 、フースに待望の同点弾が生まれる。ふわりとしたループパスに抜け出した10番大石がキーパーと一対一の場面で技ありのループシュートを決める。本日再三にわたりシュートを放ったこの男がついに得点を挙げる。

27分、追加点の欲しいフースは13番西野を投入。直後に、裏に抜けた西野がシュートを放つも立愛2番嶋方(3年=農大二)のカバーリングに阻まれる。

後半守備に回る時間帯の長かった立愛だが司令塔6番佐藤(3年=市立浦和)を起点にしたカウンターで攻めてを作る。

32分、高速カウンターからボールを受けた立愛11番藤田がアーリークロスを上げる。ファーサイドに走り込んだ10番浅田がジャンプヘッドでクロスボールに合わせ得点。土壇場で立愛が勝ち越しに成功する。

時間のないフースはパワープレーで得点を奪いに行くが、立愛の堅い守備を前に得点を奪うことができない。

すると相手が前がかりになった隙に立愛が再びカウンターに成功。アディショナルタイム3分、13番大里(2年=県立高崎)のヘディングパスに抜けた10番浅田がGKとの1対1確実に流し込みダメ押しとなる4点目を挙げる。

そして得点とともに試合終了。

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試合ではフースに支配される時間の多かった立愛だが序盤と終盤に2点ずつ点を取り勝つことに成功した。自分たちの時間と我慢する時間を見極め、上手に試合を運んだ結果と言えるだろう。これで立愛は開幕から2連勝で首位に立った。
一方でフースは開幕から未だ白星がない。次節、昇格組であり勝ち点で並ぶFC.GUSTA相手にどこまで自分たちのサッカーが展開できるかが勝利の鍵となる。

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Written by

高橋佑輔

takahashi

早稲田大学 FC.GUSTA

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