【アットホームカップ決勝戦】延長までもつれた激闘は早稲田稲穂が走り勝ち、関東制覇!!

BeYonD 編集部

RESULTS

アットホームカップ決勝戦

早稲田大学
稲穂キッカーズ
2-1
法政大学
学団連サッカー部

【アットホームカップ決勝】味の素スタジアム西競技場
早稲田大学稲穂キッカーズ 2-1 法政大学学団連サッカー部

大学サッカー同好会カテゴリー唯一の日本サッカー協会(JFA)公認の「アットホームカップ」の決勝戦が11月3日(祝)に行われた。関東の大学サッカー同好会の全242チームの頂点を決める戦いがキックオフ。

 

前半

 開始早々、学団連にビッグチャンスが訪れる。DFラインからのロングフィードに抜け出した9番田嶋(3=城東)GK11に。しかし、ここは稲穂GK1番大久保(3=国立)が絶妙な飛び出しで間一髪防ぐ。序盤は学団連が11番藤田(3=都立三鷹)のロングスローを中心に稲穂陣地に押し込む時間が続く。3分にも再び学団連にチャンス。バイタルエリアでの華麗なパス回しから18番田中(1=日大藤沢)のミドルシュート。コースは完璧だったがクロスバーに直撃。4分にも学団連が決定的なチャンス。ロングフィードに再び田嶋が抜け出しGK11。しかし、ここも大久保がナイスセーブ。学団連は開始5分で決定的なチャンスを3回作りだす。学団連がゲームの主導権を握るが、決定機を決めきれない。稲穂は決勝のプレッシャーからなのか、DFラインでFWとの入れ替わりやセカンドボールを拾われ押し込まれる時間が続く。稲穂は16分にようやくFKからファーストシュート。稲穂は本来のサッカーが出来ず、なかなかリズムを作る事が出来ない。すると、17分にも学団連が再びチャンスを迎える。左サイドで相手DFからボールをかっさらった8番結城(3=武南)がボールをキープ。田嶋、10番伊藤(3年=法政二)の三人で崩し、伊藤がカットインからシュート。このシュートは僅かに右に外れる。学団連はクリアの質が高い。稲穂のDFラインを超えるボールを蹴り、ミスを誘発する。前半は学団連ペースで終わる。ロングボールにはキャプテン4番新田(3=名東)が力強いヘディングが弾き返す。結城の中盤でのボールキープも見事であった。

14884618_1781635488783201_986513501532090248_o 

後半

 開始4分、後半になっても流れがつかめない稲穂は自陣ペナルティーエリア付近で際どいタックル。学団連がいい位置でFKを得る。藤田が左足でフワリと上げたクロスに田嶋が頭で合わせる。GK大久保が一旦は弾くが、こぼれ球にキャプテン新田が詰めゴール。学団連は遂に待望の先制点を決める。後半も学団連が押し込む時間が続く。対する稲穂はDFラインから97番大場(4=横河武蔵野Y)に蹴り込むが、中盤の押し上げが遅く、セカンドボールが拾えない状況が続く。しかし圧倒的な勝負強さを見せ勝ち上がってきた稲穂は20分に底力を見せる。ペナルティーエリア左、絶好の位置でFKを獲得。キッカーはこれまで幾度となくチームを救ってきた10番今井(3=都立駒場)。このFKをゴール右隅に突き刺し同点ゴール。流れが悪い中、エースの一発で試合を振り出しに戻す。1点を取り勢いに乗った稲穂が押し込みはじめる。学団連のDFもラインが下がり始め、空いた中のスペースを今井と18番長瀬(2=國學院久我山)が自由に使う。ロングボールには44番末永(2=都立駒場)が弾き返し、ペースを掴む。後半は稲穂の勝負強さが見られた。学団連は前後半通してペースを握る時間が大半だったが、稲穂に一瞬のスキを突かれた形となった。

 14902779_1781632115450205_5153762618776112429_o

延長戦

  延長に入り学団連は足が止まってしまう。開始早々稲穂63番安藤(5=横浜市立南)のロングフィードに大場がバックヘッドで繋ぎ、今井がシュート。疲れが見え始めた学団連は選手を3人変える。両者共に足がとまり、間延びしてしまった中盤を稲穂4番新井(3=茅ヶ崎北陵)が締める。新井は献身的な守備でチームに貢献する。延長に入ると新井のハードワークから、稲穂のボール保持時間が増える。延長後半8分、誰もがPK戦を覚悟していたが、稲穂に歓喜の瞬間が訪れる。自陣付近の低い位置でFKを獲得。ロングボールをゴール前に放り混戦から大場が詰め逆転ゴール。この1点を守りきり、稲穂がアットホームカップを制した。

 

 白熱の決勝戦は55年の歴史を持つ早稲田大学稲穂キッカーズが制した。走り勝つというチームコンセプト通り、試合終盤は運動量で学団連を圧倒した。決定的なチャンスを作られることが多かった前半の猛攻を、GK大久保を中心にしたDF陣が1点に抑えたことが勝利の要因であろう。学団連はこのスキルが高く、見ていて面白いスペクタクルなサッカーを展開した。

 

早稲田大学
稲穂キッカーズの詳細を見る
法政大学
学団連サッカー部の詳細を見る

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

試合情報 2019.05.31

【新関東カップ2019・3回戦】炎天下の中行われた好ゲームは慶應リコタイが競り勝つ。

練習試合

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
2-1
明治大学
生田サッカー部蹴友会
read more BeYonD 編集部

練習試合

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
2-1
明治大学
生田サッカー部蹴友会
試合情報 2017.05.28

【新関東カップ2017 3回戦】”堅守の早理” 終了間際の1点で激闘をものにする!!

新関東カップ 2017 3回戦

早稲田大学
理工サッカー部
1-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
read more BeYonD 編集部

新関東カップ 2017 3回戦

早稲田大学
理工サッカー部
1-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
試合情報 2017.06.13

【関西同好会トーナメント準決勝】TRIOSが阪大同好会を下し、連覇をかけ決勝戦への切符を手にした!

関西同好会トーナメント準決勝

関西大学
FC TRIOS
2-1
大阪大学
サッカー同好会
read more BeYonD 編集部

関西同好会トーナメント準決勝

関西大学
FC TRIOS
2-1
大阪大学
サッカー同好会
試合情報 2017.11.09

【新関東リーグ2017・1部第5節 】王者稲穂が着実に勝ち点3を積み上げる!

新関東リーグ2017・1部第5節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
早稲田大学
FC.GUSTA
read more 編集部BeYonD

新関東リーグ2017・1部第5節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
早稲田大学
FC.GUSTA
試合情報 2017.09.05

【アットホームカッププレーオフ決勝】國學院ROSSOと専修愛好会の試合は1点を争う好ゲームに!

アットホームカッププレーオフ決勝戦

国学院大学 ROSSO
1-0
専修大学サッカー愛好会
read more BeYonD 編集部

アットホームカッププレーオフ決勝戦

国学院大学 ROSSO
1-0
専修大学サッカー愛好会
試合情報 2025.09.11

【マガ杯2025】無失点継続!井料ドッピエッタでヒューマンが決勝へ

マガジンカップ2025

早稲田大学
HUMAN F.C.
4-0
中央大学
サッカー同好会
read more 森山 純平

マガジンカップ2025

早稲田大学
HUMAN F.C.
4-0
中央大学
サッカー同好会
試合情報 2017.11.20

【新関東リーグ2017・1部最終節】スーパールーキーの劇的同点弾!王者早稲田稲穂が前人未到の三冠を成し遂げ、無敗でリーグ連覇を達成!!

新関東リーグ1部・最終節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-1
青山学院大学
理工サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ1部・最終節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-1
青山学院大学
理工サッカー部
試合情報 2017.03.18

【Guam Championship 鹿島Round 決勝】何度も決勝で涙を拭った法政学団連がPK戦を制し、悲願の優勝を果たす!!

Guam Championship 鹿島Round 決勝

法政大学
学団連サッカー部
1-1
早稲田大学
理工サッカー部
read more BeYonD 編集部

Guam Championship 鹿島Round 決勝

法政大学
学団連サッカー部
1-1
早稲田大学
理工サッカー部
試合情報 2022.09.01

【新関東理工系カップ2022】理工リーグ覇者のMAPLEか、新関東1部所属の早稲田理工か、栄冠はどちらの手に⁉

新関東理工系カップ2022決勝

早稲田大学
理工サッカー部
0-0
中央大学
MAPLE
read more 山田大晴

新関東理工系カップ2022決勝

早稲田大学
理工サッカー部
0-0
中央大学
MAPLE
試合情報 2016.11.22

【新関東FL1部第7節】豪雨の中明治体同連が青山理工を気迫でねじ伏せる!

新関東1部第7節

明治大学
体同連サッカー部
1-0
青山学院大学
理工サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東1部第7節

明治大学
体同連サッカー部
1-0
青山学院大学
理工サッカー部

-PICKUP CIRCLE-