【マネの想いvol.2】”いつもプレの1番側にいる存在へ”
BeYonD 編集部マネージャー特集 第2弾 早稲田大学HUMAN F.C. 吉留里乃さん
「いつもプレイヤーの1番側にいるマネージャーでいよう」
−HUMAN F.C.(以下human)に入ったきっかけを教えてください。
マネをやろうとは思っていなかったのですが、humanの先輩たちがいっぱい新歓してくれて、ここだったら楽しい3年間を過ごせそうだなと思って決めました。
−1,2年目と3年目の違いはありましたか?
1、2年目は、行ったら先輩が楽しませてくれて、自分が楽しいだけだったんですけど、3年目は自分たちがみんなのことを楽しませてあげる番になって、マネとしてもサッカーを真剣にやる人のことを支えたいし、サークルとしてもみんなに楽しんでもらいたいっていうところで意識が違ったかなと思います。
−どういうマネでありたいと思っていましたか?
代が替わったときに、自分の中で、いつもプレイヤーの1番側にいるマネージャーでいようって決めていました。実際、そんなことはできなかったと思うんですけど・・・。
−見ていて、プレイヤーとの関係性がすごく良いなぁって思っていたんですが
本当に大事にしてくれていたなぁって思います。試合に負けたあとも、自分たちが1番悔しいはずなのに、泣いている私のところに来て、「次は絶対」って言ってくれたり。キャンパスが小さいので、授業も昼休みも練習も帰りも休みも一緒で、いつも側にいてくれる優しい人たちばっかりでした。
−本当にマネージャーに優しいプレイヤーだなぁというイメージがあります。何かエピソードはありますか?
私はアットホームカップの委員をしていたので、早稲田大学の学内戦で自分たちの試合が終わったあとも仕事があって残っていたんです。飲み会があるので、みんなそっちに向かったんですが、キャプテンが残ってくれて。「みんな行ったよ」って言われたけど、本当は他のプレも違う場所で残ってくれてて、一緒に向かってくれて。プレに忘れられてないんだなってすごく嬉しかったし、「飲み会間に合わねぇじゃん、りののせいだよ(笑)」とか言われながら一緒に向かってくれて、みんなの中にちょっとでも私がいるのかなって嬉しかったです。
−3年生を振り返ってどうですか?
23期になってから、新関東FLのカップ戦では準優勝して、マガ杯も決勝トーナメントにはあがれなかったけど強豪に勝ったりして、そんなに悪くはなかったと思うんですが、新関東FLのリーグ戦(以下リーグ戦)で2部に降格するってなってしまって。先輩たちが築き上げてきたものを、下の子たちに良い形で引き継げなかったことは同期のプレが1番苦しんでいました。でも、終わったあとに後輩から「先輩も後輩もみんなで出した今年の結果だから、これからは俺たちに任せてあとは応援してて」って言われたときは、最後の1年だけ見たら辛いけど、やっぱり愛に溢れたサークルだなぁって思って、入ってよかったなぁと思いました。
−リーグ戦は厳しい戦いだったように思います。マネージャーとしてどう感じていましたか?
今までは、試合で最後のほうに勝てないかもなって思うこともあったんです。でも、リーグ戦はキャプテンから、「うまくはいかないかもしれないけど、どんなことがあっても絶対に諦めないからついてきて」ってLINEがきて。「いつも、次こそは次こそはって泣かせてるけど、もう本当に最後だから」って。だから私もどんなことがあっても最後まで諦めないっていうのを決めてて。でも、第3節で3連敗して負けて泣いてしまったんです。でもそれは、やばいかもっていう涙じゃなくて、なんでこんなに頑張っているのに勝てないんだろうっていう涙で。リーグ戦は、本当に1秒も諦める瞬間がなかったです。それは、みんなのことを信じてたからだし、負けちゃったけど、そういう関係性にしてくれたみんなにありがとうって思ってます。
私が1年のときの3年が日本一をとって、次の代も日本一を目標にしてやって、自分たちの代でも目指していたんですが、リーグ戦の途中で目標は1部残留になって、結局2部に降格してしまって。下の代に日本一という目標さえ掲げさせてあげられないってなったのが辛かったです。でも、一個下の代に「俺たちは日本一のサークルを作る」って言われて、本当に頼もしいなぁと思いました。
−素敵な後輩たちですね。後輩に向けて伝えたいことはありますか?
日本一のサークルにしてください。いつまでも変わらない気持ちで応援してるね!
−あなたにとってhumanとは?
私の原動力。みんなに会えると思ったら、なんでもできる。
彼女は、大学生活をhumanに捧げてきた。全てだったのかもしれない。日本一をとった代をみてきて、それを目指す代もみてきたけど、自分たちは届かなかった日本一という場所。戦うステージを変えてしまったけど、また後輩たちが目指そうとしている。彼女が意識していた、“みんなに楽しんでもらいたい”という想いは、彼女がマネージャーとしてプレイヤーの1番側で過ごしてきた日々の中で、確実に後輩に伝わっていただろう。その想いを受け継いだ24期がどう這い上がっていくのか。HUMAN F.C.は、まだまだ終わらない。
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BeYonD 編集部
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