【早稲田大学学内戦決勝】終了間際に早稲田理工に追いつかれるも、いい雰囲気を保ち続けたHUMANがPK戦を制し、激戦区の早稲田を統一!

BeYonD 編集部

RESULTS

早稲田大学学内戦決勝戦

早稲田大学
HUMAN F.C.
2-2
早稲田大学
理工サッカー部

【早稲田大学学内戦決勝】

早稲田大学HUMAN F.C 2 (5-3) 2 早稲田大学理工サッカー部

img_8807

img_8806

前半

序盤は両チームとも寄せの速いディフェンスに苦しみチャンスを作れないまま試合が進む。最初にチャンスを迎えたのは早稲田HUMAN(以下:HUMAN)。HUMAN17番菰原(2年=熊本国府)のスルーパスに裏へ抜け出した1番藤林(2年=比叡山)がキーパーとの一対一の場面を迎えるが、ここは早稲田理工(以下:早理)GK97番相澤(1年=平塚江南)の果敢な飛び出しに阻まれてしまう。その後は徐々にHUMANが試合の主導権を握り始める。しかし早理も5番伊藤(2年=松山南)を中心とした体を張った守備でシュートまでボールを運ばせない。前半20分、ついに均衡が破れる。HUMANが中盤でショートパスを繋ぎ、21番水谷(1年=神代)のパスを受けた藤林が一瞬の隙をついて35mの超ロングシュート。キーパーの手を弾きそのままゴールネットを揺らした。このまま前半が終わるかと思われた28分、早理が試合を振り出しに戻す。10番舞田(2年=都立大泉)の無回転FKが壁にぶつかり高く上がったボールを5番伊藤がヘディング、そのこぼれ球を19番小野(1年=桐光学園)がゴール右隅にシュートを突き刺した。両者譲らない展開で前半終了。

img_8808

後半

後半が始まると早理も徐々に自分たちのサッカーを展開するようになる。早理26番八塚(1年=小倉)の正確なロングフィードを起点とし攻撃の形が見え始めた。ところが勝ち越しに成功したのはHUMAN。11分、HUMAN21番水谷のFKをファーサイドに走りこんだ藤林が右足で完璧に合わせた。ベンチの応援も含めHUMANが試合のペースを再び握る。続く15分、HUMAN藤林がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。決めれば試合の流れを完全に手繰り寄せることのできるシーンであったが、早理97番相澤が完璧なPKストップ。このPKストップで、早理の反撃の狼煙が上がる。27分、早理9番松尾(2年=早大本庄)が左サイドをえぐり、マイナスにクロスを上げる。これに19番小野が飛び込むが惜しくもディフェンスに阻まれてしまう。止まることない早理は29分、26番八塚のロングフィードから左サイドを駆け上がった7番山谷(2年=川越東)がドリブルで持ち込みゴールネットを揺らす。終了間際に早理は再び追いつくことに成功。対するHUMANも17番菰原と1番藤林を中心とした素早いカウンター攻撃で何度もゴールを脅かすも、点を決めることができずに後半が終了。

img_8812

延長

延長になると、両チームとも疲労が見え始める。その中でも優勝に向かって激しい球際の攻防が繰り広げられた。延長前半6分、HUMAN74番真先(1年=東京成徳)のクロスを1番藤林がディフェンスとキーパーを外してシュート、間一髪のところで早理5番伊藤が身体を投げ出しシュートブロック。早理はDF陣の奮闘に応えるかのように攻撃陣も働く。延長前半10分、7番山谷のクロスに9番松尾がダイビングヘッドで飛び込むもファーに逸れる。延長後半は両チームとも幾度かのチャンスを迎え、シュートまで持ち込むも、試合を決定づける得点を決めることができない。そのまま延長戦は終了し、早稲田の頂点を決める戦いはPK戦に突入する。

img_8816

PK戦

先攻はHUMAN、後攻は早理。

リラックスした雰囲気のHUMANに対し、早理は集中力を高めている様子。先攻のHUMANが確実にゴールを決め、迎えた早理2人目のシュートは惜しくも左下のポストに嫌われてしまう。その後お互いに確実にゴールを決めるも最後まで1人も失敗しなかったHUMANがPK戦を制し2年ぶりの優勝を果たした。

 

 

H           理

◯         ◯

◯         ×

◯         ◯

◯         ◯

 

H : HUMAN FC

理 : 早稲田理工

 

HUMAN 5-3 早稲田理工

 

img_8757

昨年度惜しくも新関東1部リーグを降格してしまったHUMAN FC。この早稲田大学学内戦ではそのことを一切感じさせない強さで見事優勝を果たした。1年での新関東1部リーグ復帰、そして今後のカップ戦のタイトルを大いに期待させるような結果と内容で大会を締めくくった。このメンバーに新入生を加え、HUMAN FCがこれからどこまで躍進を遂げるのか楽しみである。

早稲田大学
HUMAN F.C.の詳細を見る
早稲田大学
理工サッカー部の詳細を見る

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

試合情報 2016.10.23

【新関東FL1部第2節第2試合】 好調稲穂が青山理工に完封勝利し、開幕2連勝!

新関東FL 1部第2節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-0
青山学院大学
理工サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東FL 1部第2節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-0
青山学院大学
理工サッカー部
試合情報 2016.11.30

【全国大学同好会サッカー選手権大会準決勝】PKまでもつれ込んだ激闘は中央フースバルが逆転勝利!

全国大学同好会サッカー選手権大会 準決勝

法政大学
学団連サッカー部
2-2
中央大学
体同連フースバルクラブ
read more BeYonD 編集部

全国大学同好会サッカー選手権大会 準決勝

法政大学
学団連サッカー部
2-2
中央大学
体同連フースバルクラブ
試合情報 2021.10.18

【新関東リーグ2021・1部第1節】前回王者が多くのチャンスを作るも、開幕戦勝利ならず。明治生田は価値ある勝ち点1獲得。

新関東リーグ2021・1部第1節

早稲田大学
FC.GUSTA
1-1
明治大学
生田サッカー部蹴友会
read more 東 孝太郎

新関東リーグ2021・1部第1節

早稲田大学
FC.GUSTA
1-1
明治大学
生田サッカー部蹴友会
試合情報 2017.02.23

【専修大学学内戦決勝】専修大学Pink Monky’sがチャンスを確実にモノにし、昨年の雪辱を晴らす。

専修大学学内戦決勝

専修大学
Pink Monky's
2-1
専修大学サッカー愛好会
read more BeYonD 編集部

専修大学学内戦決勝

専修大学
Pink Monky's
2-1
専修大学サッカー愛好会
試合情報 2017.02.08

【新人戦2年生大会・決勝】慶應リコタイが圧倒的な力を見せ、頂点へ

新人戦2年生大会 決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
3-0
法政大学 Irish
read more BeYonD 編集部

新人戦2年生大会 決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
3-0
法政大学 Irish
試合情報 2024.06.04

【明治大学学内戦】強豪を抑え、生田サッカー部蹴友会が優勝!!

学内戦

明治大学
体同連サッカー部
1-2
明治大学
生田サッカー部蹴友会
read more 石井寛己

学内戦

明治大学
体同連サッカー部
1-2
明治大学
生田サッカー部蹴友会
試合情報 2019.02.18

【中央大学学内戦2019決勝】因縁の対決!中央フースは王座死守なるか?中央サカ同、新関東カップのリベンジなるか!?

中央大学学内戦決勝

中央大学
サッカー同好会
1-1
中央大学
体同連フースバルクラブ
read more BeYonD 編集部

中央大学学内戦決勝

中央大学
サッカー同好会
1-1
中央大学
体同連フースバルクラブ
試合情報 2022.11.03

【新関東リーグ2022・2部B・第1節】遂に開幕!昨シーズン1部の2チームがいきなり激突!

新関東リーグ2022・2部B・第1節

早稲田大学
FC.GUSTA
1-1
中央大学
サッカー同好会
read more 東 孝太郎

新関東リーグ2022・2部B・第1節

早稲田大学
FC.GUSTA
1-1
中央大学
サッカー同好会
試合情報 2021.11.10

【新関東リーグ2021・1部第6節】今年1部に昇格した2チームが残留をかけて直接対決!貴重な勝ち点3を手にするのは!?

新関東リーグ1部・第6節

中央大学
サッカー同好会
0-1
立教大学
サッカー愛好会
read more 杉本 竣平

新関東リーグ1部・第6節

中央大学
サッカー同好会
0-1
立教大学
サッカー愛好会
試合情報 2022.11.05

【新関東リーグ2022・2部B・第3節】集中開催初日2試合を黒星で終えた2チーム同士の対決。初白星をつかみ取るのはどちらか!?

新関東リーグ2022・2部B・第3節

中央大学
MAPLE
4-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
read more 野口日向

新関東リーグ2022・2部B・第3節

中央大学
MAPLE
4-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ

-PICKUP CIRCLE-