【新関東リーグ2021・1部第7節】絶対に負けられない早稲田ダービー!現在首位と2連覇中の王者が激突!
東 孝太郎RESULTS
新関東リーグ2021・1部第7節
稲穂キッカーズ
FC.GUSTA
11月13日(土)矢田部グラウンドにて新関東リーグ第7節が行われた。今節の注目カードは早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)の早稲田ダービーだ。近年サークル界を牽引する両チームはライバルとしてこれまで白熱した試合を数多く見せてきた。絶対に負けられない戦いとはまさにこの一戦のことだろう。
早稲田稲穂は現在3勝2分で首位を走っており、未だ負けがなく優勝に向けてここまで順調にきている。優勝に向け因縁の相手に勝利し流れに乗りたいところだ。一方の現在新関東1部リーグ2連覇中の早稲田グスタはここまで1勝3分1敗と苦しい状況が続いており、残留争いに巻き込まれている。自力優勝の可能性はなくなったものの威厳と誇りを守るためにも必ず勝ちたい相手だ。
(早稲田稲穂スターティングメンバー)
(早稲田グスタスターティングメンバー)
前半
前半開始から早稲田稲穂が2連覇中の王者に現在首位の力を見せつける。
8分、22番藤野真哉(3年=平塚学園)の鋭いコーナーキックのこぼれ球に反応した96番黒岡響生(1年=日大二)が左足でシュートを放つも惜しくも枠から外れる。
13分続いて早稲田稲穂にチャンスが訪れる。ロングボールに反応し裏に抜け出した10番木下悠人(3年=早稲田実業)がクロスを上げると、96番黒岡が頭で合わせるもこれはゴールとはならない。
前半開始から早稲田稲穂が組織的な守備から早稲田グスタのストロングポイントであるパスワークを完全に封じ、ボールを奪ってからは長短のパスを織り交ぜながらながら試合を支配する展開が続く。
飲水タイム後の18分、試合が動く。早稲田稲穂がコーナーキックを獲得すると10番木下のボールに14番小森祥吾(3年=國學院久我山)が頭で合わせ得意とするセットプレーから先制点を決める。
早稲田グスタは細かいパスでゴール前に迫ろうとするも相手の固い守備に苦しめられ、なかなかシュートチャンスを作ることができない。
前半終了間際の32分、右サイドから6番大海航輝(3年=都立駒場)がクロスを上げると相手ディフェンダーのクリアミスに反応した20番松沢充輝(2年=東大和南)がシュートを放つもこれはキーパーの正面。
このまま前半終了。早稲田稲穂は前半試合を支配し、多くのチャンスを演出した。先制点を奪い無失点と良い形で後半を迎える。一方の早稲田グスタは相手に圧倒され、なかなか思うようなサッカーをさせてもらえず、まさかの前半シュート数0本と悔しい前半となった。
後半
3分早稲田グスタは相手GKのキックミスを拾い、細かなパスワークから14番伊藤大翔(3年=國學院久我山)がロングシュートを放つもこれは不発。早稲田グスタは後半開始にようやく初めてのシュートを放つ。
4分早稲田稲穂の38番双木駿(1年=早稲田本庄)が相手赤センターバックからボールを奪うとドリブルからシュートを放つ。一度は相手ディフェンダーに弾かれるも、こぼれ玉を96番黒岡が頭で合わせるが惜しくもゴールを外れる。
早稲田稲穂は後半開始後も前線からのプレスで相手ビルドアップのミスを誘発し、押し込む展開が続く。
6分早稲田稲穂22番藤野のコーナーキックに14番小森が頭で合わせるも惜しくも枠を外れる。
13分早稲田稲穂の10番木下が前からのプレスで相手陣地でボールを奪うとそのままゴール前に運びラストパス。これを途中出場の36番中塚剛佑(1年=暁星)が押し込み早稲田稲穂が追加点を奪う。
18分早稲田稲穂の10番木下がサイドをえぐりクロスを上げると19番佐藤一磨(2年=県立川越)がシュートを放つが、これは早稲田グスタGK西川翔吾(3年=國學院久我山)がパンチングでセーブ。そのこぼれ球に反応した早稲田稲穂27番奥野開(2年=早稲田実業)がペナルティーエリア外からシュートを放つもこれは枠の外。
一矢報いたい早稲田グスタは18分、20分に立て続けにフリーキックからゴールを狙うも相手の牙城を崩すことはできない。
25分この試合で初めて早稲田グスタにチャンスが訪れる。20番玉置柊(3年=名古屋)のロングパスに向け出した7番石塚滉彩(3年=小田原)がキーパーと1対1になるもこのチャンスを決めきれず。早稲田グスタにとっては確実に決めたいところだった。
28分早稲田稲穂がフリーキックのこぼれ球に反応した28番横井創(2年=早稲田実業)が左足でクロスを上げると、36番中塚が頭で合わせるもこれは惜しくもバーの上。
後半アディショナルタイム、早稲田稲穂の9番井上颯(3年=都立駒場)のポストプレーから19番佐藤がドリブルでゴール前へ。佐藤のラストパスに36番中塚が落ち着いて合わせ、この日2点目となるゴールを決めた。早稲田稲穂にとって試合を決定づけるダメ押しゴールとなった。
このまま試合終了。負けられない早稲田ダービーは早稲田稲穂の3発快勝で幕を閉じた。
早稲田稲穂が現在2連覇中の王者に貫禄を見せつける試合だった。組織的な守備からロングボールとショートパスを併用した多彩な攻撃で、終始早稲田グスタを圧倒し優勝へ近づく貴重な勝ち点3を獲得した。
特にキャプテンで10番を背負う木下の存在感は随一で彼を中心とした早稲田稲穂の完成度の高さは今年の新関東リーグの中でも抜けている。早稲田稲穂は次節にも優勝が決まる可能性がありこの勢いそのままに優勝を決めたいところだ。
一方の早稲田グスタはライバル相手に3失点完敗。優勝どころか残留も危ぶまれている状況だ。残留するには残り2戦2勝が必須でもう1試合も落とせない厳しい状況。次節以降の早稲田グスタの執念に注目したい。
新関東リーグも残り2節となった。現在3位の早稲田大学HUMAN FCから現在9位の中央大学体同連フースバルクラブまでの計7チームが未だ2部降格の可能性がある。近年稀に見る大混戦の新関東リーグの残留争いから目が離せない。
[試合結果]
早稲田稲穂 3-0 早稲田グスタ
[得点者]
早稲田稲穂:小森(18分) 中塚(48分、70分)
Written by
東 孝太郎
higashi
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