【新関東理工系カップ2022】理工リーグ覇者のMAPLEか、新関東1部所属の早稲田理工か、栄冠はどちらの手に⁉

山田大晴

RESULTS

新関東理工系カップ2022決勝

早稲田大学
理工サッカー部
0-0
中央大学
MAPLE
3 PK 1

新関東理工系カップ2022準決勝、決勝が7/30日(火)にしんよこフットボールパークにて行われた。

決勝カードは、準決勝で日大理工をPK戦の末倒しカップ戦最多優勝の4回を狙う早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)と、今年の理工リーグ1部を優勝し、カップ戦でも無傷の8得点無失点で決勝まで勝ち進んできた中央大学MAPLE(以下:中央MAPLE)の両チームである。

(早稲田大学理工サッカー部スターティングメンバー)

(中央大学MAPLEスターティングメンバー)

 

前半

中央MAPLEのキックオフで試合はスタート。序盤は両サイドの裏をうまく活用しながら試合を進めていく中央MAPLEと、下から顕著にパスサッカーで相手を崩しいつも通りのスタイルを見せる早稲田理工。

中盤にポジションをとる早稲田理工8番佐々木寛英(3年:早大本庄)から配給される正確無比なパスでチームの攻撃を展開する場面が多く見受けられる。一方の中央MAPLEは右バックで10番主将の木村颯人(3年:鎌倉)を中心に徹底した守備のラインコントロールを見せながら早稲田理工の攻撃を封じる展開が続く。

前半8分、早稲田理工8番佐々木が左へ展開しこぼれたボールを直接クロスで中央に放り、40番小林涼(1年:桐光学園)が合わせたシュートは惜しくもゴールの枠から外れる。

前半10分、中央MAPLEの反撃、47番山岸涼(3年:川越東)の浮き球に反応した9番水橋来喜(3年:市立浦和)が中央でうまくボールを収め、その落としのボールに反応した7番渡邉真之介(3年:桜が丘)がシュートを打つも、これも惜しくもゴール上へと外れる。

前半17分、中央MAPLEのコーナーキック、きれいな弧を描いたスピードのあるボールは早稲田理工主将、隅谷崇史(3年:芝浦工大柏)の打点の高いクリアでゴールを割らせない。

攻撃と守備の展開が早く両チームそれぞれの特色が垣間見えるものの、どちらも決定的なチャンスを作れず前半はこのまま終了。序盤は早稲田理工が自陣でボールを着実に回しながら攻撃を仕掛ける場面が何度も見受けられたが、中央MAPLEも給水後から徐々にペースが上がり、カウンターやサイドからのクロスを多く活用し早稲田理工守備陣を脅かす展開であった。

 

後半

曇天の曇りからぽつぽつと雨が降りだし始める中、後半がキックオフ。

前半同様、試合は序盤から攻撃と守備の展開が早く進む。雨でグラウンドが滑る中、ロングボールを多く活用しながら相手陣地への攻防が両チーム多く見受けられる。

後半7分、早稲田理工19番青木信篤(3年:米子東)が自陣でボールを収めると相手DFをうまくかわしサイドへ展開、77番奥田大夢(2年:専修松戸)からのクロスボールは惜しくも味方へと合わず。

後半9分、フリーキックの素早いリスタートからサイドでボールを受けた43番北畠大雅(1年:芝浦工大柏)が絶妙なクロスボールを上げ、90番島崎敦哉(2年:正智深谷)がヘディングで合わせるがボールは惜しくもゴールからずれる。

後半11分、早稲田理工の攻撃が続く。浮き球に反応した19番青木がまたしてもサイドへ展開し61番反町太郎(2年:新潟明訓)がサイドからややファー気味にボールを送るも中央MAPLEの守備に阻まれる。

中央MAPLEは攻め込まれる展開が続くものの、味方同士で鼓舞をし合い、1つも集中を切らさない。

後半15分、早稲田理工8番佐々木がサイドで77番奥田とのワンツーで抜け出しそのままシュート。ボールは惜しくもゴールバー上部を掠る。

後半19分、早稲田理工は青木から55番石田有人(2年:早稲田実業)へと選手交代。その交代直後、絶好の得点機を迎える。中央でボールを受けた味方から絶妙な裏へのロングパスに反応した61番反町が相手GKとの1対1に、しかしながら中央MAPLE13番岡田佳也(1年:熊谷)が素早く足を延ばしシュートを防ぐ。

中央MAPLEは尚もロングボールを展開しながら攻撃を図ろうとするも、早稲田理工の徹底した守備の牙城を崩すことができない。結局このまま試合は動かず、前後半が終了。試合はハーフタイム5分の延長戦へと進む。

 

延長前半

両チーム準決勝から2試合続き疲労がうかがえる中、試合は思わぬ展開を迎える。

前半2分、早稲田理工8番佐々木が相手陣地中央付近でアーリー気味のクロス、それに反応した61番反町が相手を躱そうとしたところ足をかけられPKを獲得。前後半を振り返っても枠内シュートが少ない中で、延長の前半2分に今試合最大のチャンスが訪れる。

キッカーはPKをもらった61番反町太郎。反町が右隅に放ったシュートは、中央MAPLEのGK1番瀬崎達也(3年:鎌ヶ谷)が見事に反応しセーブ。中央MAPLEの最大のピンチを見事に切り抜ける。

瀬崎のPKストップで気を引き締める中央MAPLEは、前線からの素早いプレスで早稲田理工のパスサッカーを防ぎそのまま前半は終了。

 

延長後半

雨も止みだし、両チームベンチの声援がヒートアップする中、ピッチ内では相手DF裏へのロングボールの蹴り合いが続く。

中央MAPLEは延長開始早々PKを与えたこともあり、かなりセーフティなプレーを見せピンチをうまく処理する。一方の早稲田理工もロングボールを展開しながらボールを前線へと進めようとするが、相手守備陣の決死のクリアに合い中々チャンスを作ることができない。

そのまま両チームチャンスを作ることができないまま延長の前後半が終了。試合は白熱のPK戦へと移る。

 

PK

先行は中央MAPLE、キッカー1人目は途中交代の39番塚田隼(3年:石神井)、塚田が放ったシュートは早稲田理工GK1番山下壮一郎(3年:桐光学園)が僅かに反応し惜しくもゴールポストに嫌われる。

後攻早稲田理工のキッカー1人目は34番沼尾岳歩(2年:日大藤沢)、沼尾のシュートは真正面へと吸い込まれ見事に成功。

中央MAPLEの2人目は30番奥田一輝(2年:浦和西)、GK山下の逆を突き2人目は成功。

早稲田理工2人目は6番定村嵐(3年:武蔵野北)、左足の見事なシュートがゴールサイドネットへと突き刺さる。

中央MAPLE3人目は主将の木村、ここで成功し相手にプレッシャーを与えたいところだが、放たれたシュートはまたしてもGK山下に見事に反応される。

中央MAPLEが2人失敗する中迎えた早稲田理工3人目のキッカーは8番の佐々木、独特なステップでGK瀬崎の逆を取り見事に成功。

早稲田理工が全員成功し、このまま後がなくなった中迎えた中央MAPLEキッカー11番上坂隼平(2年:駒場)、長い時間をかけながら放たれたシュートはまたしてもGK山下が横っ飛びでストップ。驚異の3本セーブを見せ、早稲田大学理工サッカー部を見事優勝へと導き試合は終了した。

 

(早稲田理工サッカー部優勝写真)

(中央MAPLE準優勝写真)

 

早稲田大学理工サッカー部が2022年新関東理工系カップ優勝。

MVPは3本のPKストップを魅せた早稲田理工GK1番山下壮一郎。カップ戦準決勝、決勝からは【RIKOUKEI SELECT】として早稲田理工から8人、中央MAPLEからは3人の計11名の選手が選出された。カップ戦の歴史を振り返ると、史上最多となる4度目の優勝を見事に掴み取り、早稲田理工の強さを改めて証明する大会となった。

特に今年のカップ戦はPK戦での決着が多く、どのチームも強さが拮抗した中行われた大会だったといえる。それぞれチームで出た反省点や改善点を持ち帰り、夏の大一番とされるマガジンカップ、秋の新関東リーグに向けて大きな成長を期待していきたい。

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山田大晴

yamada

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