【BMOM76】小川潤之助(2年=杉並FC) 同好会カテゴリ屈指のハイレベルな闘いでチームを救った守護神!!

BeYonD 編集部

新関東リーグ1部第1節最も注目となったカードは間違いなくこの一戦だろう。

現在新関東FLカップとマガジン杯で2冠を収め悲願の三冠に挑む早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と昨年度マガジン杯を制し稲穂の三冠を防いだ中央大学体同連フースバルクラブ(以下:フース)。
近年の同好会カテゴリのタイトルを総なめにしてきた両チームの一戦は圧倒的なスピード感とその迫力で観る者を惹きつけた。

序盤フースは73番大和田(4年=水戸商)を中心としたハイプレスで稲穂のミスを誘いチャンスを得るなど稲穂を押し込む展開に。
昨年リーグ戦全勝優勝を果たした稲穂に対しフースが黒星をつけようと気迫を見せるも徐々に稲穂に決定機を作られてしまう。

そんな中圧巻のセービングでゴールを守り抜いたのが2年生でフースのゴールマウスを任されている1番小川潤之助(2年=杉並FC)だ。

41d38486-8de4-4105-82ed-cb5fc25a0c65

前半33分、稲穂47番近藤(2年=日大藤沢)のFKをフースディフェンダーがクリアを誤りポストへ直撃。
そのこぼれ球に稲穂選手が詰めゴールかと思われたが、これを小川が必死の戻りを見せゴールライン上でセーブ。
誰もがゴールかと思ったシーンだったが小川が先制点を割らせなかった。

そして、迎えた後半28分。
92番中島(1年=早大本庄)がフースディフェンスを完全に置き去りにしキーパーと1対1のビッグチャンスを迎える。
しかし、ここも小川が果敢な飛び出しでスーパーセーブ。
2失点しても仕方のないようなピンチを2度も防ぎ稲穂相手になんとか勝ち点1をもぎ取った。

 

2本のビッグセーブに目を引いたが、得意のパントキックからサイドにピンポイントで合わせ攻撃の起点にもなった小川が新関東リーグ最注目カードのBMOMだ。

 

cb45de87-d0b3-4e49-80d6-ec468b508e30

お互いに勝ち点1を分け合う試合となり次節に向けての声が飛び交う中、小川へインタビューをした。

--昨年度リーグ戦全勝優勝、今年度もすでに2冠を達成している稲穂との注目の初戦。どのような意気込みで臨んだか?
「カップ戦、マガハイと稲穂に獲られていたためリーグ戦を獲るための天王山として臨みました」

 

--自身のビッグセーブもあり勝ち点1を分け合う結果となった初戦について。
「リーグは積み重ねなので勝ちきれなくても無失点に抑えて勝ち点が取れた事が良かったなと思います」

 

--次節の意気込みは。
「これで負けられない戦いが始まったので次節からも無失点優勝目指して頑張ります」

 

名門校揃いで層の厚いフースバル。
そんなチームの中でゴールを堅実に守る小川は決して目立つ選手ではないかもしれない。
しかし、そんな彼が最後尾からチームを支えているのは間違いないだろう。
稲穂の3冠を阻止し、フースバルを悲願のリーグ制覇に導くことができるか今後も注目だ。

中央大学 体同連フースバルクラブのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2021.09.10

青春をもう一度!合宿ランキング!

  連日の猛暑は何処へやら。9月がスタートし、涼しい日も増えてきて秋の訪れを感じる時期になってきましたね。 フレッシュな1年生を仲間として迎えてから少し時間が経ち、お互いのことを…

read more 木村彩歌
コラム 2017.02.25

[BMOM28] 藤生凛太郎(1年=柏日体)「輝くシャドーストライカー」

「あとは合わせるだけでした」   上智大学学内戦、上智大学サッカー愛好会と上智大学FUN-ta-SISTERとの決勝戦は立ち上がりから膠着状態が長く続き、後半に突入してか…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.04.02

【BMOM120】fc.elfを悲願の初優勝へ導いたスーパー1年生!

3月27日新横フットボールパークにて慶應義塾大学学内戦2019決勝が行われた。 昨年優勝チームの慶應キッカーズ、準優勝チームの慶應義塾大学理工サッカー部などが次々と準決勝で敗退していく中、ジャイ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.04.05

【新歓記事2021】vol.11日本大学サッカーサークル

【新歓記事2021】最終回は、日本大学の特集記事です! 学部ごとにキャンパスが異なる日本大学だからこそ、サークルごとにそれぞれの良さが出てますね! 新入生はぜひサークル選びの参考にしてもらえると嬉…

read more 大田智輝
コラム 2017.01.10

【マネの想いvol.3】”プレーヤーと共に新しいチームへ”

3年マネージャー特集 第二弾 法政大学工体連サッカー部 田村瞭奈さん 「プレイヤーと共に、新しい工体連を作り上げた唯一の3マネ」 −法政大学工体連サッカー部(以下工体連)に入ったき…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.28

【新歓記事2021】vol.4 慶應義塾大学サッカーサークル その2

    新歓記事vol.4では、vol.3に引き続き慶應義塾大学の3チームを紹介します! FC e.l.f ・チーム名 FC e.l.f. ・自…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.10.16

【BMOM105】安東尚宏(3年=國學院久我山)創立初の稲穂狩り!帰ってきたスーパーエースが歴史的勝利の立役者!

新関東リーグ2018の1部第1節、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ)の試合が鹿島ハイツで行われた。 新関東リーグ3連覇を果たすため、初戦は絶対に落…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.03.31

稲穂×Jヴィレッジ×復興交流会!

みなさんこんにちわ!長いはずの春休みももうすぐ終わってしまいますね、、、単位は無事に取れていましたか? 私は大学生活で初めてテストの存在すっかり忘れてて、すっぽかしました。あの日家で爆睡かまして…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.06

新人戦2年生大会 予選ダイジェスト「第1グループ〜第4グループ」

第1グループ 法政大学学団連サッカー部と新関東リーグ1部の明治大学体同連サッカー部、昨年の新人戦1年生大会で予選1位通過を果たしたダークホース國學院大学FC ROSSOの3チームで、1位通過をし…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.28

【同好会基礎情報Vol.5】スペイン遠征に行っていた同好会トレセンって何だろう?自分たちでも参加できるの!?

先日のクラブワールドカップでレアルマドリードが日本に凱旋していた頃、日本からもスペインへ渡り、サッカーをしてきた同好会カテゴリの選手達がいます。   それが同好会トレセンです!!…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-