【新関東リーグ2019・1部第3節マッチハイライト】早稲田稲穂の単独首位を追撃するのはどのチームだ!?

BeYonD 編集部

10月27日、波崎ユニオングラウンドにて新関東リーグ第3節の4試合が行われた。

 

第1試合は開幕から2連勝と波に乗っている早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と開幕からいまだ勝利のない立教大学サッカー愛好会(以下:立教愛好会)の試合。

試合開始直後、立教愛好会がフリーキックのチャンスを作るも得点には至らない。その後は稲穂ペースで試合は進み、その勢いのまま20番豊田(2年=幕張総合)のミドルシュートで稲穂先制。前半は終始稲穂が優勢の展開となった。

しかし後半、右サイドから立教愛好会が崩し、最後はこぼれ球を9番葵沼(3年=宇都宮)が押し込み試合を振り出しに戻す。その後はお互いチャンスをものにできない時間が続く。この状況を打破したのは早稲田稲穂。試合終了1分前、10番中島(3年=早大本庄)のシュートがこぼれ、このボールを9番山根(3年=湘南)が押し込み試合終了。稲穂が怒涛の開幕3連勝を飾った。

 

第2試合は早稲田理工サッカー部(以下:早理)と中央大学フースバルクラブ(以下:中央フース)の試合。

お互いチャンスを作りきれない静かな立ち上がりとなった。しかし前半10分早理ディフェンスラインの一瞬の隙をつき、やや左から14番鈴木(3年=都立狛江)がゴール右へ流し込みフース先制。前半20分、早理がクロスから密集状態を作り、最後は28番中野(3年=東邦大東邦)がヘディングで押し込み同点に追いつく。

後半はお互いサイドからの攻撃が目立つなか後半20分、左右に早理ディフェンスを揺さぶり、最後は右からのクロスに9番小竹(3年=新潟明訓)が合わせ早理を突き放した。早理も少ないながらチャンスを作るが終始中央フースペースの試合となり、そのまま2-1で試合終了。中央フースが勝ち点2差で早稲田稲穂を追撃する形となった。

 

第3試合は審判着着用ルール違反で勝ち点を1失ってしまった早稲田FC.GUSTA(以下:グスタ)と開幕からなかなか波に乗り切れない明治大学体同連サッカー部(以下:明治体同)の試合。

開始からグスタがボールを支配する時間が続く。その勢いのまま前半10分に相手のミスからボールを奪い、10番宮沢(3年=東朋)がゴール左隅へ流し込む。

後半2分、11番金田(3年=久我山)と14番三橋(3年=久我山)の2人の崩しから、最後は18番杉本(2年=桐光)がスライディングで押し込んだ。グスタは後半疲れが見え始め、計3枚のイエローカードを出してしまうが、危なげなく2勝目をあげた。

 

第4試合は今季一部リーグ初の明治ダービーとなる、明治大学エスペランサ(以下:明治エスぺ)と明治大学生田サッカー部(以下:明治生田)の試合。

前半15分生田のハンドで得たフリーキックを、41番神山(2年=座間)が頭で合わせ明治エスぺが先制する。その後は互いにチャンスをものにできない時間が続く。

後半に入ると明治エスぺのペースとなっていく。後半10分またもや明治エスぺの41番神山がクロスに合わせ2点目を獲得する。生田もチャンスを多く作ったがゴールまでは至らなかった。この試合で明治エスぺはリーグ戦初勝利を飾った。

 

次週は集中開催で単独首位を走る早稲田稲穂が、2位中央フースと3位グスタの2チームを迎える。早稲田稲穂が優勝するには非常に大事な週になる。中央フースとグスタにとっても、優勝争いをするには何としても勝ちたい試合である。また他チームも他力ではあるがまだ優勝を狙える状況であり、ここからの巻き返しに期待したい。

 

%ef%bc%94%ef%bc%94

【第4節】(10月27日)

[波崎ユニオングラウンド]

早稲田稲穂 2-1 立教愛好会

[稲]豊田 山根

[立]葵沼

中央フース 2-1 早理

[中]鈴木 小竹

[早]中野

グスタ   2-0 明治体同

[グ]宮沢 杉本

明治エスぺ 2-0 明治生田

[エ]神山2

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2016.12.07

【美女マネ特集vol.7】第7回は学力、サッカーともに同好会カテゴリーを牽引するあのチームのマネ!

おひさしぶりです!!   2週間ぶりの美女マネ特集でございます。   少し寒くなってきましたが、皆様風邪などひかず元気にお過ごしだったでしょうか? &…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.08.21

08.05 ソサイチ大会『ビヨンドカップ』

8月5日に初となるビヨンド主催ソサイチ大会、ビヨンドカップを開催しました! 計10チームに参加していただき、無事に終えることができました!今回は、ビヨンドカップ当日の様子や優勝チームなど、大会の振り…

read more 高橋茉央
コラム 2019.07.12

【BMOM134】鷲田修一(3年=多摩)抜群の安定感とキャプテンシーでチームを優勝に導く。

7月7日、立教愛好会(以下:立愛)と青山理工サッカー部(以下:青理)の新関東カップ決勝戦が行われた。強い風と雨が吹き付ける悪天候の中の試合は前半に先制点を挙げた立愛がそのリードを守り切り、令和最初の新…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.24

【チームの根vol.7】”つなぎ役” World Cup Kickers 屋久凌馬(4年=市立浦和)

チームの根第7弾は、ユニオンリーグから初参戦の早稲田大学World Cup Kickers(以下:ワールド)。ユニオンリーグの強豪を会計兼副キャプテンとしてチームを支えた男を取材した。 早稲田大学W…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.15

【BMOM9】 MF大石元気(2年)がチームを残留に導く決勝点

多摩の暴れ馬   中央大学フースバルクラブは第6節に、明治大学体同連サッカー部と対戦し、1-0で勝利した。5位と低迷していたチームを救ったのが、左SH38番の大石 元気(2年=藤枝東…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.04.29

【審判目線】審判だからこそ分かる、”体育会”と”サークル”の違いとは?

こんにちは!BeYonD編集部です。 大学サッカー界には”体育会”と”サークル”という2つの組織があり、両者の違いは数多く存在します。サッカーのレベルからサッカーに対する熱意までその違いは様々で…

read more 東 孝太郎
コラム 2018.06.18

【高校別OB座談会vol.7】昨年全国出場を果たした強豪校!桐蔭名物麻婆唐揚げとは…?

中大同好会4年山本璃來、中大フースバル2年橋本光一郎、慶應リコタイ4年石井諒、法政学団連3年町田晃司、早稲田稲穂キッカーズ3年景山亜月、慶應キッカーズ3年堀口創平、元立教愛好会4年鈴木志遠、明治エスペ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.04.18

新関東リーグ所属サークル新ユニフォーム『徹・底・解・説』!! 早慶明治編

代替わりを終え新学期が始まり、新歓活動が本格化してきているチームも多いのではないでしょうか🌸 そんな今回は…! 新年度が始まって他のチームの雰囲気が気になる現役の皆さん&サッカーサークルの…

read more 川田 千夏
コラム 2017.10.12

【チームの根vol.8】 “自己犠牲” 慶應義塾大学理工体育サッカー部 愛野幸陽(4年=穎明館)

  77期にも及ぶ歴史を持ち、同好会カテゴリー最古参の慶應義塾大学理工体育会サッカー部(以下リコタイ)。 今回をそのリコタイを昨シーズン、副代表としてチームをまとめた男に迫った。 …

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.16

【BMOM12】菰原 大喜(2年)が途中出場で決勝点を挙げる大活躍

ウルトラマン 菰原 早稲田大学HUMAN.F.Cは第6節、立教大学サッカー愛好会と対戦した。結果は2-1で早稲田HUMANが勝利した。試合は前半開始早々から1点ずつ奪い合い、1-1で迎えた後半23分…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-