【新関東FL1部昇格戦】マッチプレビュー

BeYonD 編集部

各リーグ熱戦を制し、新関東FL1部昇格への挑戦権を得た2チーム

早稲田F.C.GUSTA明治生田サッカー部蹴球会

2年前の自動昇格戦と同カードになるとは、
いったいどんな神のいたずらなのだろうか。

 

2years ago(2014.11.29@鹿島ハイツ第5グランド)

4勝3分と鉄壁の守備を誇り2部Aを無失点で突破した明治生田に対して、7試合24得点と圧倒的な攻撃力で2部Bを6勝1敗で制した早稲田FC.GUSTAの対戦となった。雨の中での鹿島ハイツの一戦は予想通り、GUSTAの攻撃を明治生田が迎え撃つかたちとなり、お互い数少ないチャンスをものにできずスコアレスドローで前半を終えた。迎えた後半15分、GUSTAに待望の先制点が生まれる。0番野々村(3年=国学院久我山)のふわりとした浮き球を右サイドから走りこんだ81番鷲田(1年=早大本庄)がダイナミックなヘディングシュートでゴールへ流し込んだ。その後、明治生田が猛攻を仕掛けるもGUSTA守備陣が体を張ってゴールを死守。鷲田の挙げた1点を守り切り、初の1部昇格を果たしたのであった。

 

And now!!

2年前と同じく2部Aを優勝したのは明治生田、2部Bは1年での1部復帰を目指す早稲田FC.GUSTA。不思議なことに両チームのリーグ戦でのスタッツも2年前と類似している。一時は慶應リコタイに首位を明け渡すものの、最終節リコタイがFC.e.l.f.に敗戦したため土壇場の逆転で優勝をつかみ取った。15得点9失点と安定した戦いぶりを見せてきた明治生田だが、対する早稲田FC.GUSTAは全勝優勝を逃したものの21得点2失点と圧倒的な強さを見せ、6勝1分で2部Aを突破した。昇格戦という舞台で再度顔を合わすことになった両チーム。2年前と同様GUSTAがボールを支配し、1部昇格を決めるのか。はたまた、明治生田が2年前の雪辱を晴らすことができるのか、1部昇格をかけた大一番が今始まる。

 

早稲田大学FC.GUSTA

%e6%98%87%e6%a0%bc%e6%88%a6gusta2年前の決勝ゴールを決めた11番鷲田を筆頭に、2年前の入れ替えを1年生時に経験した選手が学年を重ね3年生となった今年、再び1部の昇格に向けて大手をかけた。今季のGUSTAは昨年からメンバーがほとんど変わっていないためチームとしての成熟度が高く、1部で圧倒的な強さを誇り全勝優勝した稲穂キッカーズとも何度も死闘を繰り広げてきた。そのチームに即戦力となる1年生を数人加え、参加した大会合宿のほとんどでタイトルを獲得してきた。
これまで明治生田との戦績は、2年前のプレミアカップで一度負けているくらいで、苦手意識はないはずだ。その中で気を付けたいのが生田77番吉崎を中心としたセットプレーだ。GUSTAは小柄な選手が多く、セットプレーでの高さに不安がある。そこで、GUSTAの怪物27番近藤(3年=早稲田実業)が生田の吉崎との空中戦を制し、ゴールを守り抜くことができるかがカギとなる。

 

 

明治体同連生田サッカー部

%e6%98%87%e6%a0%bc%e6%88%a6%e7%94%9f%e7%94%b0

今期、明治学内戦と理工系カップ2つのタイトルを獲得した今期、2年前のリベンジもあるが3度もGUSTAにタイトルを奪われるわけにはいかない。2部Aで得点王を獲得した77番吉崎(2年=八千代)の高い身体能力を活かしたセットプレーも大きな武器になるが、それ以外の得点パターンも持っているのが今年の明治生田だ。ディフェンスラインから丁寧に繋ぎ、相手を押し込み崩していくような攻撃もリーグ戦では数多く見られた。
しかし、吉崎ら主力が数名不在の中行われたGUSTAとの練習試合では、一方的にボールを支配され0-3で敗戦してしまった。やはりこの大一番ではエース吉崎が得点を決められるかがカギとなってくるだろう。圧倒的な得点能力を持つ吉崎は厳しいマークを受けることが予想されるが、そのマークを物ともせずGUSTAの粘り強い守備陣から得点を決めることができるか。吉崎がGUSTA ゴールをこじ開けることができれば1部昇格に大きく近くだろう。

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.01.25

【美女マネvol.14】今回は昨年ミスユニバース埼玉にも選ばれた実力派のマネ!!

  こんにちは~!!   本格的に寒くなってきましたね~。   テストに追われている皆様、風邪と不正行為だけは気を付けてくださいね!! …

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.06

【BMOM19】岩間稜(1年) 同点ゴールにつながるファール獲得など、途中出場で流れを変える

ジョーカー岩間 明治生田9年振りの新関東FL1部昇格を引き寄せたのは、期待のニュースター岩間稜(1年=座間)であった。リーグ戦を通して、チームのジョーカー的な存在を担い幾度となく流れを変えてきた…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.02.20

【BMOM118】小林将真(2年=新潟明訓)中盤をオーガナイズし勝利に貢献!

2月15日(金)中央大学学内戦決勝が浅川スポーツ公園グラウンドにて行われた。 決勝戦は、昨年新関東カップ・新関東1部リーグの2冠を遂げた中央大学体動連フースバルクラブ(以下、中央フースバル)と新…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.07.01

【BeYonD特別ご招待】浦和レッズvsボルシア・ドルトムント試合観戦&特別セミナー+ドルトムント所属選手交流会イベント開催!!

BeYonDをご覧のみなさまこんにちは!!   本日から7月ということで、 早いもので、2017年も下半期に差し掛かりましたね!   そんな本日7月1日に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.06

【BMOM87】吉崎光(3年=八千代) チームを引っ張り続けた代表の闘志が勝利を呼び込む

【新関東リーグ2017・1部入れ替え戦】Zozopark Honda Football Area 明治大学体同連生田サッカー部蹴友会 2-1 明治大学ESPERANZA 2017年新関東1…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.16

【サッカーを仕事にするということvol.1】第一弾はアマチュアサッカーを支えるあの企業!

新企画、「サッカーを仕事にするということ」が始まります! プレーヤーとしてサッカーに関わることがすべてではなく、様々な形でサッカーに関わっている人にインタビューしていきたいと思います。 第一弾…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.07.20

【新関東カップ2018MVP】選ばれたのはこの男…!?

例年の新関東カップは早稲田稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)が三連覇を果たしていて、今年も早稲田稲穂が四連覇目を果たすかと思われていた。 この前人未到の四連覇を打ち壊し、優勝したのが中央大学体同連フ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.10.28

【新関東FL一部第3節】中央ダービー含めた4試合の見どころ

第1試合(9:00 ko) 明治大学体同連サッカー部vs稲穂キッカーズ 前節、両チームとも完勝したこのカードは先制点が鍵となるだろう。両チームのキャプテン共に守備に重点を置き、「まずは守備をしっかり…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.04.18

【18卒サッカー経験者限定招待】採用直結『蹴活イベント』開催決定!

【18卒サッカー経験者限定招待】BeYonD×株式会社アイ・パッション 採用直結『蹴活イベント』開催決定!   サッカーをしながら採用されちゃおう!という企画です。 …

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.05.26

【新関東カップ2022】出場チーム紹介 vol.2

中央大学サッカー同好会 チームPR サッカーにも遊びにもガチ‼️ 注目選手 新谷唯我(3年・日本大学第三高等学校):サカ同の10番。そして稲穂フェスタMVP! 注…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-