新関東フットボールリーグ(新関東FL)1部が10月15日にZOZOPARKで開幕した。第3試合の早稲田大学稲穂キッカーズvs明治大学グルービーキッズの試合は3-1で稲穂が逆転勝利した。
稲穂キッカーズは、新関東カップを優勝し、サッカーマガジンカップも準優勝、そしてアットホームカップは決勝戦まで駒を進めていて、結果を残してきている。
対してグルービーは新関東カップでベスト4という結果を残した。しかし今年のグルービーはこの結果以上のタレントが揃っている。両チーム共に今年に賭ける思いは非常に強いだろう。

前半

稲穂が攻め込む時間が多かった。しかし、なかなか稲穂はグルービーの粘り強い守備をこじ開けられないまま前半が進んで行く。そして遂に均衡が破れた。25分、先制したのはグルービー。14番澤井(3年=ジェフ千葉Y)がPKを冷静に流し込みゴール。その後、稲穂が攻め込むものの、グルービーは粘り強い守備でゴールを許さず前半を折り返す。

後半

キックオフから稲穂はエンジン全開で攻撃。強力な稲穂の前線97番大場(4年=横川武蔵野Y)、10番今井(3年=都立駒場)、18番長瀬(2年=國學院久我山)にボールを入れてチャンスを作るが、グルービーのセンターバック3番妹尾(3年=作陽)を中心に体を張った守備が立ちはだかる。
誰もがこのまま終わってしまうのではないかと思い始めた25分。ペナルティーエリア内でグルービーがハンド。今度は稲穂にPKのチャンス。これを長瀬が決め同点。
さらに直後の28分。またもや稲穂にPK。これを77番坂梨(2年=早稲田実業)が決め、遂に逆転。稲穂はこの勢いのままカウンターから左サイドの坂梨から中央の大場、そしてゴール前の今井と完全に崩し、そのまま今井がフィニッシュ。これで3-1。
その後、グルービーは中央の10番山中(3年=川和)とキャプテン澤井がうまく組み立て攻めるもののゴールを奪えない。稲穂は退場者を出す形になってしまうが難なく守り抜き、3-1で試合を終了した。
新関東カップ戦とリーグ戦の2冠を目指す稲穂は好スタートを切った。しかし、次節18番長瀬の出場停止が気になるところである。攻守にタレントを揃えているグルービーも今後期待が集まる試合を見せた。