【マネの想いvol.5】”プレーヤーと一緒に、夢を追いかけて”

BeYonD 編集部

3年マネージャー特集第5弾 中央大学サッカー同好会 山口絵莉子さん

「プレーヤーと共に、追った夢」

img_3810

−中央大学サッカー同好会(以下サカ同)に入ったきっかけを教えてください
自分がそんなに運動するタイプではないので、高校生になる前から、プレをマネとして支えて、日本一とか頂点を目指したいと思っていたんです。高校ではできなかったので、絶対に大学ではやろうと思って、大学もサッカーが強いところを選んで関西から出てきました。(笑)部活とサークルでも迷ったのですが、人数が多いのでたくさんの人に出会えて刺激が多そうだなと思い、サークルを選びました。高校生時代にサカ同の先輩にtwitterでリプを送って色々教えてもらったり、新歓もとても優しくしてもらえたりして、私が入るべきなのはこのチームだ!と思い入りました。

 

−高校生時代から同好会に注目していたとは、すごい熱量ですね(笑)サカ同では3年間どのように過ごしてきましたか?
サークルを楽しみたいというよりも、日本一になりたいという思いの方が強くて。1年生のときから、スポーツ系のインターンは得ることがあるかもしれないと思って行ってみたり、コーチを呼んだらいいんじゃないかと思ってコネを作るためにスポーツ系のイベントに行ってみたりしてました。それが役には立たなかったんですが、マネは支えでもあるけど、自分も協力したいって思って。悪目立ちもしてたと思うんですが、先輩方が優しくて、やってこられました。モチベーションの上がり下がりはありましたが、そんな感じで3年間やってきました。

 

−どのようなマネージャーでありたいと思っていましたか?
個人的には、人にはそれぞれ役割があると思っているので、かわいさ担当のマネはかわいく見守ったり、そうはなれないマネは、体を張ったり、自分にできることをプレイヤーと同じくらい頑張ろうって思ってました。全体的には、サッカーのことに口出しするようなマネではなかったので、プレから言われたことをしっかりやって、見守っていこうっていう感じでした。

 

−そのような想いをもちながら、マネとしてどのようなことをしてきましたか?
私たちの代のプレが色々と言ってくれる人たちだったので、自分たちで取り入れたことは少ないんですけど、ドクターバックとか洗濯でネットに入れて個人ごとに分けることとか、細かいところを開拓することくらいかなぁと。ボール拾いとか、プレが言ってくれたことをやっていく感じでした。あと、プレにプレゼントやアルバムを渡す伝統があるのですが、私たちはかわいくキーホルダーをあげるっていうよりは、ネタ的に手作りのパンツをあげたりしてました(笑)

 

−アルバム作りといえばサカ同っていうところがありますよね
もうあれは伝統ですね。3人で20冊くらい作って、それ以外にもプレゼント作って。合宿ごとに作るので結構大変なんですけど、振り返ったらいい思い出です。
img_3807
−最後の1年間を振り返るとどうですか?
ずっとサカ同が日本一になることを1番に考えてきました。5月のグアムチャンピオンシップで優勝したことで日本一になって、そこから少しモチベーションが停滞していたかもしれません。もちろんマガジンカップを獲りたい気持ちも、他のタイトルを獲りたい気持ちもあったんですが、やっぱり夢が叶ったことで安心している部分もあって。そこはよくなかったかなと反省しています。
こんなこと言ったらプレに怒られるかもしれないけど、めちゃめちゃ上手なチームって訳ではなかったと思うんですが、ノリとか楽しさとか雰囲気を大切にしてやってきたのかなあと思います。そして、運に恵まれてたかなあとも思います。
1年生のとき色々なことをやってきたけど、それはあまりチームの力にはならなくて、でもそれをやって気づいたのは、プレの気持ちをどれだけ取り入れられるかが大切だっていうこと。スポマネの方に、強くなりたいと思っているんですが、マネとして何ができますかね、とか、他のチームのマネはなにしていますかって聞いたり、他のチームのマネと仲良くなろうと思って練習試合で連絡先を交換したり、そういうことはやってきてよかったんじゃないかなって思います。

 

−チームの雰囲気が良くないときにしたことはありますか?
新関東リーグのときは、3マネでお参りに行きました。あとはマネでミーティングを開いたり。大学でスポーツ系の就活の説明会があって、「上の立場に立つと後輩にこういうことをしてほしいのに、どうしてこういうことをしてくれないんだって思うかもしれないけど、それは上の立場の人間が後輩にきちんと伝えられていないからだ」って話をきいて、3マネは後輩にこういうことしてほしいって思うことばかりで、しっかり伝えれていないんじゃないかって気づいて。サカ同に来る子にはもちろん、来られていない子にも伝えたいと思ったんですが、そのためには3マネがまとまっていなきゃいけないから、LINEで3マネみんなの意見を聞いてから、全学年を集めてミーティングをしました。

 

−後輩に伝えたいことはありますか?
1つのことに熱い想いをもって、良い思い出や悪い思い出をつくって、良い経験をしてほしいです。サカ同は行けば、みんなが歓迎してくれる優しいチームです。とりあえず行ってみてください。後悔だけはしてほしくないです。できることがあればなんでも言ってくださいね。

−あなたにとって、サカ同とは?
夢かな。20歳超えても青春できる居場所。

img_3806

山口さんは、1年生のときから、サッカーに対する熱い想いをもってマネージャーとして、自分にできることは何か、プレイヤーから求められているものは何かを常に考えながらチームのために動いてきたのだろう。新関東フットボールリーグでは悔しい結果に終わるも、同好会カテゴリーを盛り上げてくれた、ユーモア溢れる最高なチームだったと思う。最強に面白い雰囲気も、熱い想いも、夢も、そこにあったことには間違いない。今年、記念すべき50期となる中央大学サッカー同好会。新たな時代の、幕開けだ。

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.06.08

【BMOM59】高橋昌樹(3年=暁星国際) 相手のロングボールを弾きに弾いたエアバトラー

先日行われた新関東カップ準々決勝。ベスト4への切符を懸けた一戦の地はZOZOPARK。早稲田大学HUMAN.F.C.(以下ヒューマン)は稲穂フェスタ王者中央大学フースバルクラブ(以下フースバル)を迎え…

read more BeYonD 編集部
コラム 2025.06.24

社会人からみたサッカーサークルの価値~マネ編~

はじめに こんにちは~!BeYonD編集部です💛 新歓期間も終わり、新体制にも慣れてきた頃ではないでしょうか。 今回は元サッカーサークルのマネージャーで、現在社会人2年目の方にインタビュ…

read more 工藤 紗英
コラム 2017.12.15

【新関東リーグ2017MVP】やんちゃな王様から、真の王様へ。早稲田稲穂、長瀬が新関東リーグ2017MVPに輝く。

新関東リーグ1部2017が閉幕。優勝した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)が東西対抗戦も制し、日本一に輝いた。 優勝した早稲田稲穂から、攻守ともに気迫溢れるプレーでチームを牽引したMF…

read more BeYonD 編集部
コラム 2025.07.10

NEWヒーロー誕生!!注目1年生紹介

こんにちは~!beyond編集部です🔥 あっという間に7月!多くのサークルも前期の活動を終え新入生にとっては大学生活初めてのテスト期間に入ったりなど段々大学生活に慣れてくる新入生も増えてきたころ…

read more 編集部BeYonD
コラム 2022.08.29

【高校生必見!】体育会ではなく、サークルであることの意味とは?

8月17日、都内会議場にてプレイヤーズカレッジ・マネージャーズカレッジ、通称プレ・マネカレが開催された。   プレ・マネカレとは、様々な大学サッカーサークルの代表者が集まり、各サ…

read more 東 孝太郎
コラム 2018.10.05

【関西同好会リーグ2018】関西で繰り広げられる熱き戦い!その展望を紹介!

間も無く開幕する関西同好会リーグ2018。開幕に先立ち、リーグ戦1部の注目チームを紹介したい。 本命はやはり同志社大学三ツ葉キッカーズだろう。これまで関西同好会リーグを幾度となく制してきた彼らは…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.05.02

【BMOM37】小池建(3年=幕張総合)強烈な左足で1G1Aの活躍

【新関東カップ2017 1回戦】K9 football park ICHIHARA 早稲田大学CRUYFF 0-4 明治大学BeeVoo MF小池建(3年=幕張総合) 新関東カッ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.06.04

【新関東カップ2022】出場チーム紹介 vol.8

明治大学ESPERANZA チームPR サッカーも遊びも全力! 注目選手 山崎宙也 (都立三鷹):スピードと技術を兼ね備えたアタッカー! 注目新入生 今…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.24

【新関東FL2部自動昇格戦】マッチプレビュー 最高峰の舞台”新関東1部”へ昇格するのは

先週19日に、最終節を消化した新関東FL2部。各ブロック1位のみが1部昇格の道を許された狭き門をくぐり抜けたのはAブロックからは慶應義塾大学キッカーズFC(以下慶應キッカーズ)、Bブロックからは大方の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.07.28

【ユニフォーム特集 nike編】サッカーユニフォームオーダー作成!かっこいいユニフォームどうやって作る?

皆さん、サッカーユニフォームのオーダー作成の際に、かっこいいユニフォームをどうやって作るのか興味ありませんか? ユニフォームのオーダー作成ってメーカーやデザイン、ロゴの種類や値段などなど、、悩むポイ…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-