【BMOM66】 竹井伸吾(3年=水戸商) ”THE ボランチ”

BeYonD 編集部

2017年の明治大学学内戦決勝は、異例のGroovy kids(以下グルービー)対決となった
前半から新ユニフォームを身に纏い、ジャイアントキリングを狙う勢いあるグルービーBを、ライバル明治体同連を完封勝ちで交わしたグルービーCが、小気味良いパスワークと運動量で華麗に交わしていく。

試合序盤に重戦車小田島(3年=國學院久我山)が左サイドのドリブル突破から先制点を沈めるとその後も前半のうちに、87番中司、7番山本(共に3年=國學院久我山)がゴールを奪い、久我山トリオのゴールでグルービーBを万事休すへ追い込む。

後半へ入っても危なげない試合展開で相手を寄せ付けず、そのまま3-0で同チーム対決を制し、3年ぶりの明治王座に返り咲いた。

この試合のBMOMとして選んだのは、決勝点を決めたエース小田島ではなく、追加点を決めた中司、山本でもなく、
主将としてチームをまとめ上げたMF 40番竹井(3年=水戸商)だ。

img_0056

近年の不安定な成績の中で、昨年の好成績を引き継ぐプレッシャーは小さいものではないが、
先の新関東カップで準優勝、学内戦ではグルービーから2チームを決勝戦に進出させるという結果を出した。

まずは大会を通じて、チームの成長が一番大きかったと竹井は語った。
「大会を通じて、守備面が大きく成長したと思う。そこが勝利の1番の要因です」

実際に予選リーグでは歯車が噛み合わず危うい場面が多かったが、準決勝、決勝では相手の攻撃を封殺し、結果チームは大会無失点優勝を成し遂げた。
「準決勝では相手にハプニングもあったんですけど、まぁうまくいい感じにやれました。決勝は、やりづらかったですけど、グルービーでやれてとにかく楽しかったです。それに尽きます」

続いて自身のプレーについて振り返ってもらうと「本当に周りに助けてもらってばかりでした」と、謙虚に語った。

彼のプレーは華麗なドリブルや、強烈なシュートなど目立つプレーでは決してなかった。
しかし、正確なファーストタッチと確かなパスセンス、広い視野を存分に活かし、チーム全体に落ち着きとリズムを与え、常にチームの中央に君臨した。ディフェンスからの楔となり、確実に周りの選手にボールを散らして、攻撃のスタートとなる姿は我々が思い描く“THE ボランチ”ではないだろうか。

最後に今後の目標を語ってもらった。「取り敢えず今後一か月休養します」
そして、「その後はアットホームカップ、リーグ戦とタイトル総ナメします。稲穂さん、アットホームカップいなくて残念です。優勝させてもらいます」と、自信満々に語った。

img_0057

今回のインタビューを通じて、竹井の甘いマスクに騙されていたが、非常に口下手であることが発覚した。
試合中も大きな声でチームを鼓舞するタイプではなかったが、堅実なプレーでチームを率いた。
静かなキャプテンとして残りのビックタイトルに向けて、サークル界の勢力図をひっくり返すチームを作り上げることができるのか。

今後の竹井の活躍に大きく期待だ。

明治大学 Groovy kidsのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2016.11.28

【BMOM17】鷲田正英(3年) 生田キラーが全得点に絡む活躍で2度目の1部昇格を決める

快速ウインガー 涙のラストラン   新関東FL2部Bを無敗で優勝した早稲田大学FC.GUSTAは、先日行われた1部昇格戦で2部A王者の明治生田と対戦した。 2年前の昇格戦と同カード…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.23

【美女マネ特集vol.6】第6回は同好会カテゴリー屈指のかわいい集団との呼び声も高いあのチームのマネ!

こんにちは!   今日は勤労感謝の日ですね。   年一回ペースで勤労を感謝されてもあまりしっくりこないですよね。   とりあえ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.07.10

【イベントレポート】昨年に引き続きマネージャーカレッジ開催!!

みなさまこんにちは! 7月3日に新宿で「マネージャーカレッジ」が行われました!  そもそもマネージャーカレッジって何だろう…?と思う方もいらっしゃると思うので、簡単に概要を説明します* …

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.28

【美女マネ特集vol.10】記念すべき第10回は同好会カテゴリー最古の歴史を誇り、来年で77期を迎えるあのチームのマネ!

  みなさんこんにちは!   なんと、、、。   美女マネが、、、。   ついに第10回を迎えました!! &nb…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.24

【新関東FL2部自動昇格戦】マッチプレビュー 最高峰の舞台”新関東1部”へ昇格するのは

先週19日に、最終節を消化した新関東FL2部。各ブロック1位のみが1部昇格の道を許された狭き門をくぐり抜けたのはAブロックからは慶應義塾大学キッカーズFC(以下慶應キッカーズ)、Bブロックからは大方の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.10.01

【就活記事vol.1】早稲田稲穂 米澤直也(4年=早稲田実業)の某大手広告会社の内定獲得に迫る!

某大手広告会社1に就職予定の早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)6番米澤直也(4年=早稲田実業)の就職活動に迫った。 早稲田稲穂では、副キャプテンを務め“対人負け知らず”のサイドバックと…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.09

【ハイライト動画】アットホームカップ決勝

新企画のハイライト動画更新です! 記念すべき第1回目は11月3日に行われた「アットホームカップ決勝」のハイライト動画を作成しました!!   早稲田大学稲穂キッカーズvs法政大学…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.15

【新関東リーグ2017MVP】やんちゃな王様から、真の王様へ。早稲田稲穂、長瀬が新関東リーグ2017MVPに輝く。

新関東リーグ1部2017が閉幕。優勝した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)が東西対抗戦も制し、日本一に輝いた。 優勝した早稲田稲穂から、攻守ともに気迫溢れるプレーでチームを牽引したMF…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.05.15

【BMOM39】國久将利 (3年=若狭) 均衡を破るエースの一発!

関西同好会トーナメント1回戦 BMOM 國久将利(3年=若峡) 遂に5月13日、関西同好会トーナメントが開幕した。昨年の関西同好会トーナメント王者、関西大学F.C.TRIOS(以下:トリオス)の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.06.20

【マネの想いvol.4】”稲穂は大学生活の全て”

第4弾となるマネの想いを語ってくれたのは、 早稲田大学稲穂キッカーズ 3年 船見優奈さん −稲穂キッカーズ(以下稲穂)に入ったきっかけを教えてください。 最初は新歓コン…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-