【マネの技術vol.5 】〜プレを支えるテーピングの方法編〜

BeYonD 編集部

プレイヤーが足を痛めている…けど試合に出場したい…
そんな時に必要なのがテーピング!!
いつもプレイヤーがテーピングしている姿を見て、やってあげたいなと思っているマネさんもいるのではないでしょうか。
また、マネージャーにテーピングをしてもらえたら、プレイヤーも助かり、エネルギーになるのではないでしょうか。
そこで今回は、テーピング方法について紹介したいと思います!!

今回紹介するのは、2種類
・足首の内反捻挫予防
・膝を内側に曲げると痛い

この2つは、サッカーをしている人によくある怪我です。マネのみなさんもプレイヤーがこのようなテーピングをしているのを見たことがあるのではないでしょうか??
手伝ってあげたら、プレのみなさんも喜ぶでしょう!
それでは早速解説していきたいと思います!

首の内反捻挫予防

内反捻挫とは、足首を内側に曲げると外側が痛む捻挫になります。そのため、内側が痛む場合は逆の巻き方をすると出来ます。
今回はホワイトテープと呼ばれる白いテープと、皮膚のかぶれを防止するためのアンダーラップを使用します。アンダーラップをくるぶし上から土踏まずのあたりまで巻きます。(今回の写真はアンダーラップを使用していません。)

[1]ホワイトテープでアンダーラップを半分くらい覆うようにやや強めに一周半ほど巻きます。これをアンカーと呼びます。剥がれにくくするために、1本目のアンカーの下に、少し重ねてもう1本アンカーを巻きます。

[2]スターアップと呼ばれるものを巻きます。外側を伸ばすと痛い場合は、内側のアンカーの部分から始めます。内くるぶしを覆うように、外側まで持ってきて、外くるぶしを覆うようにアンカーまで引っ張ります。この時、足を動かした時にシワが寄らないように少し強く引っ張りながら貼ります。
次に、同じアンカーの部分から始め、足裏で一本目より少しつま先側を通り2本目を貼ります。そして、1本目よりかかと側を通るように3本目を貼ります。

ここまでを内くるぶしから見ると、このようになります。

img_0993

[3]ヒールロックをします。これは少し難しいかもしれません。外くるぶしの上からスタートし、甲を通って内側に持ってきて、アキレス腱と踵を覆うように引っ張ります。そのまま、足の裏を通り甲の上まで持ってきます。それをまた同じようにアキレス腱とかかとを通って、足の裏、甲を通り、最後足首の上まで巻きます。
アンカーを巻いていない状態でヒールロックをした場合の写真です。

Processed with MOLDIV

これで完成です!!足首の動きを固定することにより、痛みが軽減されるでしょう。

img_0992

膝を内側に曲げると痛い時

今回は、キネシオテープと呼ばれるベージュの伸縮性の高いものを使用します。

[1]約40cmのテープを用意します。スネの外側から始め、膝の内側へ持ってきてお皿を沿うように引っ張り、太ももの外側の方へ引っ張りながら持ってきます。ここでのポイントは、3段階に分けて貼ることです。①脛から膝に持ってくる時②膝を通る時③太ももまで持ってくる時。①と③の時はテープを強めに引っ張りながら貼ります。②の膝の横を通る時にあまり引っ張り過ぎないことが重要です。引っ張りすぎると膝が曲げられなくなり、逆にプレーがし辛くなります。

[2]スネの内側から膝のお皿を通り、太ももの外側1本目の辺りまで引っ張って貼ります。この時も1本目と同様に膝を通る時にあまり引っ張らないように貼りましょう。

img_1001

[3]20cmのテープを用意し、1本目は膝下の外側から膝の内側に、 2本目は膝下の内側から膝の外側に向かってそれぞれ少し引っ張りながらテープを貼ります。最初の日本のクロス位置より1~2cm上に貼るのがポイントです。(この段階のテーピングだけがこのような状態です)

img_1006

これで完成です!!

img_1004

今回使用したホワイトテープキネシオテープの2種類は、ほとんどの怪我に使用される基本的なテーピングなので覚えておくといいでしょう。小さなアドバイスとして、テーピングをする際に自力で浮かせてもらうとプレは足をつってしまう場合があるので、台や自分の足の上にプレの足を置いて浮かせるといいです!これでみなさんプレの足首や膝を怪我した場合は、完璧にサポート出来ますね!プレさんもマネに巻いてもらうと、より持ちバーションが上がるのではないでしょうか…

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2021.11.09

【BMOM141】フースバルを今季初勝利に導く2ゴール!2年生FWが結果で応える!

11月6日に行われた、新関東リーグ2021・1部第5節でここまで勝利のなかった中央大学体同連フースバルクラブ(以下:フースバル)は欲しかった初勝利を挙げた。 この勝利に導いたフースバル19番岡本…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.27

【新入生必見!同好会チームガイドvol.3】早稲田大学編その3

第3回も第1回、第2回に引き続き「早稲田大学」の特集です! 新入生は数あるサッカーサークルの中から選ぶことになると思いますが、 今回もユニオンリーグに所属するチームを始め、計6チームをピッ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.15

【新人戦2年生大会】~まだまだいるぞ、今後の注目選手たち~

2月5~6日に行われた新人戦2年生大会において、惜しくも上位進出は叶わなかったチームにもまだまだ素晴らしいパフォーマンスを発揮し活躍した選手たちが数多くいます!今回は、そんな上位進出は叶わなかったもの…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.11.15

【BMOM116】苅部杜行(3年=新潟明訓)帰ってきたフースバルの心臓が優勝の立役者に!

11月11日、鹿島ハイツ第5グラウンドにて1部リーグ第6節、中央大学フースバルクラブ(以下:中央フースバル)VS 明治大学生田サッカー部蹴友会(以下:明治生田)の試合が行われた。 中央フースバル…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.15

【BMOM10】 MF今井 淳貴(3年)が2ゴールの活躍で優勝を決める

 数多くのルーティーンを持つ男 今井   早稲田大学稲穂キッカーズは第6節に、中央大学サッカー同好会と対戦した。稲穂は引き分け以上で優勝が決まるという大一番。結果は4-0で稲穂が勝利…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.04.27

【マネの想いvol.8】"無冠の代とは言わせない"

–稲穂キッカーズ(以下稲穂)は練習がすごく厳しいことで有名ですよね。 週3回、午前に2時間練習します。早いときは8時から。2時間集中して練習を行います。遅刻は絶対にだめで、1年時からプレマネ関係なく…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.07

【チームの根vol.6】”敏腕会計士” 立教大学サッカー愛好会 岩佐 顕三郎(4年=広島なぎさ)

立教大学の雄として、実力、そして周りが羨むほどの雰囲気を兼ね備える立教大サッカー愛好会(以下、立愛)。 今回は、立愛を会計長と言う一見地味な役職、マガジン杯の"Dキャプテン"としてチームを支えた男に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.18

【全米に見せたい】青山学院大学理工サッカー部のモチベーションムービーがすごい!!!!

2009年チャンピオンズリーグ 決勝『バルセロナvs.マンチェスターユナイテッド』 世界一を決める重要な試合前にバルセロナのグアルディオラ監督が選手にみせたこちらのビデオをご存知でしょうか?? …

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.17

【新関東リーグ2017・1部最終節】マッチプレビュー 激化する残留争いまとめ!

2017年11月18日 鹿島ハイツにて新関東リーグ最終節、全4試合が開催される。 本日までに全チーム6試合消化し、残すはあと1節となった。 現在優勝の可能性が残されているのは早稲田大学稲穂キッ…

read more 高橋佑輔
コラム 2017.08.17

【千葉大学学内戦決勝戦】フォトギャラリー

22番岡内(3年=市立千葉)は確かな技術と笑顔がトレードマーク。心なしか歯が出ている。素晴らしい活躍で優勝へ大きく貢献した。 27番藤方(3年=県立船橋)は岡内と共に中盤を支配し…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-