【BMOM138】三橋智哉(3年=國學院久我山)因縁の対決を勝利に導いたのは、待ちに待ったこの男!

BeYonD 編集部

リーグ戦優勝を占う大事な一戦、3節を終えて1位の早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と3位の早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ)の因縁の早稲田ダービーは2対1でグスタの勝利に終わった。
この試合のBMOMには、二本のフリーキックから得点を演出した三橋智哉(3年=國學院久我山)を選出した。

−三橋選手、まずは勝利おめでとうございます。優勝のためには勝つしかない一戦、どんな気持ちで臨みましたか。という言わばテンプレートの質問にも、最初は緊張した様子でなかなか答えていただけなかったインタビュー。見ていた感じ彼はものすごく恥ずかしがり屋で、照れ屋さんのようだ。待つこと、30分。

「リーグ戦の大一番ではありましたが、自分は「いつも通り」で臨もうと意識して入った結果、リラックスして試合に入れたので良かったです。」となんとも普通な回答。これもいつも通りなようだ。

そんな彼は、試合前の話では今日はMOM狙っていると言っており、まさに有言実行の活躍。そのことについて聞いてみると、はじめは「まんをじ」(満を持してという意)の選出であると語っていた彼も、すぐに言葉を訂正し

「グスタの秘密兵器である高橋悦郎(2年=土気)と、最も信頼を置いてる後輩である丸山椋大(2年=甲府東)の2人の期待に応えたい想いが強く、想いの強さが行動に繋がってとても嬉しかったです。」と、ビジネス感が否めない後輩想いぶりを見せていただいた。

試合では、同点のフリーキックのキッカー、2点目はフリーキックを直接ゴールに決めた三橋選手。そのシーンを振り返っていただくと、

「セットプレーは今のグスタの強みなので、とにかく速くて鋭いボールを入れることだけを意識して蹴っています。 1点目に関しては中の巨人たちが頑張ってくれて、2点目はフース戦と同じような状況でなんとなく入る気はしてたので2点ともうまく決まってよかったです。」

といういつもからは考えられないような謙遜ぶり。本来の彼なら、やっぱり俺のおかげだと言わんばかりの傲慢さを持つがこのインタビューでは猫をかぶっているようだ。

優勝を狙える位置にいるグスタ。彼に残り少ないサークル生活をどう過ごすか聞いてみた。

「サッカー面においては、優勝という結果を残して最高の終わり方をしたいと思います。私生活の面では、パッと光って散ってしまったので次こそはゴラッソを決めれるように頑張りたいです!never give up!!」

試合は絶好調であった三橋だが、コメントはやや滑り気味である。

いつもグスタ攻撃陣の中でも圧倒的な個人技で一際目立っている三橋選手。今回のBMOMが遅すぎるくらいの選手だが、ビッグマッチで結果を残す彼には今後のグスタの試合ではもちろん、プライベートの面でも注目だ。

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2021.09.19

【特別企画】Jユース出身の私たちが大学サッカーサークルを選んだ理由[前編]

今回の記事は、高校時代にはJユースに所属していたが、大学ではサッカーサークルを選んだ早稲田大学HUMANFC(以下:ヒューマン)の3選手に迫ります。 大野友太郎(4年=ロアッソ熊本ユース)、鈴木…

read more 大田智輝
コラム 2017.03.29

【BMOM32】蓮池壮(2年=錦城)”リコタイのレジスタ”が推進力抜群の攻撃陣のタクトを振る

【BMOM32】慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部 蓮池壮(2年=錦城)     3月27日の慶應義塾大学学内戦・決勝では、FC.ESPALDの組織的な守…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.01.07

新チーム始動インタビュー第2弾”中央大学フースバルクラブ 若杉俊介”

2017年になり、新チームが始動した中央大学フースバルクラブ。キャプテンの若杉俊介(2年=新潟明訓)を取材した。 (写真 左はキャプテンの若杉、右は副キャプテンの大石) 2015-20…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.11.26

【新関東リーグ2022・2部B・5,6節マッチハイライト】残り2試合となったリーグ戦。最終節へ向け、勢いをつけたのはどのチームか⁉

第6節:法政大学工体連サッカー部 vs 日本大学文理学部 教育サッカーBAMBINO ここまでの成績は3勝2敗の法政大学工体連サッカー部(以下:法政工体連)と2勝1分2敗の日本大学文理学部 教育サッ…

read more 野口日向
コラム 2017.02.10

【BMOM24】安藤匠(1年=東福岡)がピッチ上の監督として君臨しタレント軍団を統率した

フースバルの監督 安藤匠 その世代での今後のサッカーサークル勢力図を占うと言われている新人戦一年生大会。前日程で行われた新人生一年生大会vol.1の決勝カードは中央大学フースバルクラブダービーで…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.25

【BMOM125】川島 優太(3年=東京ヴェルディ)圧倒的なサッカーセンスで相手を翻弄する

新関東カップ二回戦第三試合。慶応義塾大学慶応キッカーズ(以下:慶応キッカーズ)と、明治学院大学白金FC(以下:明治学院白金)の試合が5月18日(土)ATSU FOOTBALL FIELDにて行われた。…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.24

【チームの根vol.7】”つなぎ役” World Cup Kickers 屋久凌馬(4年=市立浦和)

チームの根第7弾は、ユニオンリーグから初参戦の早稲田大学World Cup Kickers(以下:ワールド)。ユニオンリーグの強豪を会計兼副キャプテンとしてチームを支えた男を取材した。 早稲田大学W…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.05.31

【BMOM48】大寺泰楽(2年=滝川)”早理の起爆剤”が勝利を手繰り寄せる!!

5月27日新関東カップ2017  3回戦、早稲田大学理工サッカー部(以下:早理)は2部上位枠として3回戦から参戦した慶應キッカーズフットボールクラブ(以下:慶應キッカーズ)と対戦した。 ”早…

read more 高橋佑輔
コラム 2017.03.06

【審判の想い】〜番外編〜 そこのあなた審判にいつも文句を言ってはいませんか?

今回はマネの想いならぬ「審判の想い」と題して、審判の気持ちについて学生審判にインタビューをしてきました。     身近なようで身近ではない審判、そんな知られざる審…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.10.20

サークル内の恋愛事情!カップル記事

こんにちは、BeYonD編集部です🌻 新入生も各サークルに入って半年が過ぎ、大会を通して絆も深まったのではないでしょうか!   そこで今回は、どのサークルにも存在するであろ…

read more 松本 瑠風

-PICKUP CIRCLE-