【2025マガ杯】熱戦続く!マガジン杯2日目 予選トーナメントが決着!

石井寛己

2025年9月8日、長野県上田市菅平高原にて、毎日コムネットが主催するマガジンカップ(以下=マガ杯)が開幕した。

大学同好会サッカーの一大イベントとして定着したマガ杯も43回を数えるまでに回数を重ねた。今大会は27団体64チームが参加し、夏のビックイヤーをかけて熱戦が繰り広げられている。

澄んだ空気と高原特有の涼しさのなかで行われた開幕戦は、選手たちにとって緊張と高揚感が入り混じる舞台となった。伝統あるマガ杯は、学生サッカーにおける夏の集大成の場であり、チームの真価が問われる大会だ。その重みを背負い、白熱した試合を見せる選手たちの姿に、会場は初日から大きな盛り上がりを見せた。

優勝カップ返還の一幕

 

本記事では、そんな予選リーグの模様を振り返り、各チームの戦いぶりや印象的なシーン、そして決勝トーナメントの考察をしていきたい!

 

予選フェーズ

大会初日となった1日目は緊張感のある試合が多くあったと感じた。互いに探り合うような展開が目立ち、スコアレスドローに終わるカードも多かった。全国から集まったチームにとって初戦は独特の緊張感が漂うもの。各チームが慎重なゲーム運びを見せ、堅い守備と集中力で相手に付け入る隙を与えなかった。

2日目に入ると、各チームの緊張もほぐれ、プレーに躍動感が増してきた。ピッチ上には攻撃の意識が色濃く表れ、熱を帯びた試合が次々と展開された。結果は下馬評どおりの順当なものが多く、強豪チームの安定感が際立つ一日となった。

そんな中、今大会が初出場となる拓殖大学アドリアーノが躍進。堂々と決勝進出を決め、会場を大いに沸かせた。彼らの勢いある戦いぶりは、大会に新たな風を吹き込んでいる。
 一方で注目を集めた強豪・早稲田大学GUSTA Aは、まさかの上位リーグ進出を逃す結果に終わった。実力あるチームが姿を消したことは、予選リーグにおける波乱のひとつといえるだろう。

 

けが人続出

今大会は各地で負傷者が相次いでおり、膝の負傷、脱臼、脳震盪など怪我は多岐にわたり、これまでに救急車が要請されるケースも三件ほど発生しています。

夏の集大成の舞台で、少しでも良い順位や成績を目指すあまり力が入りすぎているのかもしれません。

しかし、けがをしてしまっては本来のパフォーマンスを発揮できず、この夏積み重ねてきた練習の意味が薄れてしまいます。どの選手も試合前のウォーミングアップを入念に行い、怪我なく最高のプレーを披露することを心がけてほしいです!

そしてもちろん、激しい戦いの中でも故意に相手を傷つけるようなプレーはあってはならない。互いにリスペクトを持ちながら全力を尽くす!――それこそがマガ杯の舞台にふさわしい姿勢だ。

決勝トーナメント抽選会

大会二日目が終わり、決勝トーナメントに出場する32チームが出そろった。昨年度優勝の慶応義塾大学理工系サッカー部(以下=リコタイ)をはじめ、準優勝の中央大学MAPLE(以下=MAPLE)が決勝にコマを進める中で、初出場の拓殖大学アドリアーノや中央大学サッカー同好会OBや法政大学工体連サッカー部OB(以下=工体連OB)が決勝にコマを進めた。

決勝トーナメントの組み合わせは抽選により行われた。

抽選結果は以下の通り。

昨年度優勝のリコタイの初戦は工体連OB、準優勝MAPLE Aの相手は明治大学生田サッカー部蹴友会 Aと戦うことになった。他にも昨年度ベスト4の東北学院大学Liberoは中央大学サッカー同好会Aと早稲田大学HUMAN FC Aは青山学院大学理工系サッカー部 Aと対決する。

 

最後に

第43回マガジン杯も予選フェーズ2日間が終了しました。負傷者が多く出ていることは懸念点ではありますが、大会が大きな混乱なく進行できているのは、ひとえに選手やマネージャーの皆さんの協力と献身のおかげです!

この場を借りて深く感謝申し上げます!


一方で、大会期間中は試合以外の過ごし方にも十分な注意が必要です。特にお酒の飲み方には気を配り、近隣の住民の方の迷惑となる行為や体調を崩すことなく翌日の試合に臨めるよう節度ある行動を心がけましょう!


明日からはさらに熱を帯びる決勝フェーズが始まります。互いにリスペクトを持ちながら、選手・スタッフ・運営が一体となって最高のマガジンカップを作り上げていきましょう。

Written by

石井寛己

Ishii Hiroki

Keywords

Recommend

コラム 2021.11.25

【BMOM142 】早稲田理工の集大成を形づける劇的ゴールを決めたスーパーヒーロー!

11月20日(土)に行われた新関東リーグ1部2021・第8節で劇的ゴールを決めチームを勝利に導いた、今節のBMOMは! 試合は早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)と早稲田大学FC.GUS…

read more 山崎冬弥
コラム 2016.12.28

【美女マネ特集vol.10】記念すべき第10回は同好会カテゴリー最古の歴史を誇り、来年で77期を迎えるあのチームのマネ!

  みなさんこんにちは!   なんと、、、。   美女マネが、、、。   ついに第10回を迎えました!! &nb…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.02.24

【BMOM90】圧巻のゴールラッシュ。藤生凛太郎(2年=柏日体)がハットトリック達成。

2月23日に行われた上智大学の学内戦決勝はFUN-ta-SISTER (以下:上智ファンタ)AとFUN-ta-SISTER Bとの同サークル対決となった。結果は7-0とAチームが流石の強さを魅せ圧巻の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.18

【新関東リーグ2017・1部最終節】早稲田稲穂が2連覇3冠達成!!明治グルービーはまさかの2部降格へ

【新関東リーグ2017・1部最終節】 同好会最高峰の新関東リーグが最終節を迎えた。 小雨が降りしきる中、優勝・残留を目指した熱い戦いが繰り広げられた。   引き分け以上でリー…

read more 編集部BeYonD
コラム 2022.06.14

【新関東カップ2022 ベスト8 マッチハイライト】負けたら終わりのトーナメント方式 準決勝へとコマを進めたのはどこのチームか!?

2週にわたり繰り広げられた予選を勝ち抜き、ついに集まった8チームが優勝をかけ、負けたら終わりのノックアウト方式でぶつかる! 第1試合 早稲田稲穂vs日大スポ科 第1試合は昨季新関東リーグ・カップ両…

read more 杉本 竣平
コラム 2018.06.15

【BMOM98】西出有佑(3年=座間)が伝統の中大ダービーを制する決勝点!!

来たる6月10日、中央大学フースバルクラブ(:以下中央フースバル)と中央大学サッカー同好会(:以下中大サカ同)の両チームが待ちわびた因縁の中大対決がサークル界の「埼玉スタジアム2002」、ZOZOパー…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.05.08

【新歓記事vol.10】元幹事長に聞いてみました!新歓の極意!

こんにちは!BeYonD編集部です! 4月も終わりに差し掛かり、各サークル新歓活動も盛り上がってきているのではないでしょうか。ということで今回の記事は新歓をする側の2,3年生に向けた内容になって…

read more 野口日向
コラム 2021.08.24

【各サークルの面白い人たち特集】vol.2 中央大学体同連フースバルクラブ:渡部雄飛

こんにちは!BeYonD編集部です!   各サークルの面白い人たち特集vol.2中央大学体同連フースバルクラブの渡部雄飛さんにインタビューさせていただきました!  …

read more 早坂
コラム 2017.11.24

【新関東FL2部自動昇格戦】マッチプレビュー 最高峰の舞台”新関東1部”へ昇格するのは

先週19日に、最終節を消化した新関東FL2部。各ブロック1位のみが1部昇格の道を許された狭き門をくぐり抜けたのはAブロックからは慶應義塾大学キッカーズFC(以下慶應キッカーズ)、Bブロックからは大方の…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.31

【新入生必見!同好会チームガイドvol.6】明治大学編その2

今回は明治大学の続編です! 前編の4チームとはまた違った雰囲気を持つ4チームを取り上げていきます 明治大学の新入生は是非、このチームガイドを参考に、1つでも多くの新歓に足を運んでほしいと思います!…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-