【新チーム始動インタビューvol.9】“早稲田大学 FC.GUSTA”

BeYonD 編集部

昨年度、新関東リーグ2部で優勝を果たし、悲願の1部昇格を決めた早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ) 。

当時からボランチでタッグを組み、1部昇格に貢献した、

現キャプテンの池田洋平(3年=八千代)と現幹事長の加藤弘基(3年=川和)にインタビューした。

 

2015/2016シーズン

昨シーズンを振り返って

「早稲田学内戦では、予選、決勝トーナメント、ともに稲穂キッカーズに当たった。2試合とも1点が遠く、接戦をものにできなかった。でも感触は悪くなかった。正直、戦えているという感じがした。次やったら勝てるんじゃないかと。

だが、新関東カップ戦で、再び稲穂キッカーズに負けを喫した。追いついて、PK戦までもつれ込んでも勝てなかった。ここまでやっても勝てないのか、と、チーム全体のモチベーション低下が見えた」と答えてくれた。

そして「残念ながら、マガ杯では思うように結果が出なかった。しかし、全員が同じベクトルを持ち、1部昇格という目標に対してチーム一丸となった結果、新関東リーグ戦は、毎試合自分たちのペースで勝ちきることができた。そして自動昇格戦では、退場者を出しながらも、明治生田蹴友会に勝って1部昇格を決めることができた。」と語ってくれた。

「しかし、こう考えてみると、決して勝てる1年ではなかった。特にマガ杯では1回戦で明治体同連Bに2-0で負け、新関東リーグ1部との差を感じた。自分のマッチアップした選手にも中盤を支配されてしまい、個人としてもチームとしても完敗で、とても悔しい思いをした」と池田は言う。

加藤はこんなことも話してくれた。
「新関東カップ戦が終わった後、当時のキャプテンと幹事長がグスタの方向性について話し合っていた。
勝ちに走りすぎていないか。サークルの楽しさを忘れているんじゃないか。グスタの本質を見失っていないか』と。
あらためて、グスタの方向性の見直していたんだ。」

楽しさと勝ちを両立するのは容易なことではない。事実、結果が伴わないことばかりであったと振り返ってくれた。
しかし、当時の幹部代がチーム全体を巻き込み、モチベーションを上手く保ったこと、そして雰囲気を作り上げ士気を高めたことが1部昇格のカギとなったようだ。
img_5885

 

印象的なチーム

「フースバルは本当に強かった。稲穂フェスタで対戦したがグスタにとって理想的なチームだった。ポゼッションで圧倒され、これは勝てないなとすら思った。組織的に戦ってきて、力の差を感じた」と両選手は話してくれた。
以下でも触れるが、ポゼッションサッカーを目指すグスタが見習うべきチームとして、中央大学のフースバルクラブを例に挙げてくれた。

 

2016/2017シーズン

目標

「まずは1部に残留することを目標にしたい。前回1部に昇格したときは残留することができなかった。
今回は2度目の1部挑戦となるが、グスタの未来のためにも、1部の常連として戦い続けることの第一歩となれればいい」
と、高望みすることなく、腰を据えて話してくれた。

スタイル

「ポゼッションサッカーを体現したい。ポゼッションの練習を取り入れながら、かつまた走力も上げるトレーニングをしていこうと思う。週3回の練習は自由参加であるため、すり合わせていくのが難しいが、チームコンセプトを徹底させていきたい」とキャプテンは考える。

また加藤は、「味方からの応援は絶対に力になる。マネージャーや控えの選手に応援してもらえるように、全員を巻き込んだ雰囲気作りもしっかりとやっていきたい」と、応援を軸にチームの活性化を図っていくことにも触れてくれた。

注目選手

まずFWの日高拓海(2年=大分上野丘)を挙げた。
「小柄なものの、一瞬のスピードで相手を置き去りにする力や、ボールコントロール、そしてストライカーとしての嗅覚を備えている」という。

さらにMFの安東尚宏(2年=國學院久我山)の名前が出た。
「相手に囲まれてもドリブルで打開することができる選手。前を向いたら必ず脅威になれる」と期待が寄せられた。

2年生2人を引き合いに出しながら、下級生からの底上げを考えているようだ。

そして最後に、GKの副キャプテン那須将司(3年=延岡)を挙げた。
「能力は申し分なく、後方からのビルドアップには欠かせない。パントキックは正確無比で攻撃参加ができる選手」と、ポゼッションサッカーには欠かせないキーパーの那須の名前を挙げてくれた。
img_5879
昨年度、新関東リーグ1部昇格を果たしたFC.GUSTA。振り返ってみると、道のりは決して楽ではなかった。
先代の襷を受け、新チームが始動したいま、1部残留の目標へ向けチームの底上げと徹底した意思統一が欠かせない。
ここで残留するか降格するか、いまグスタの真価が問われている。

 

早稲田大学 FC.GUSTAのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2016.11.09

【美女マネ特集vol.4】第4弾は大統領選挙のトランプ氏のごとく新関東FL2部を首位で走るあのチームのマネ!

こんにちは!   トントントントンクリントン!でおなじみの美女マネ特集です!   いやークリントンさんも、トランプさんに負けてしまいましたね。 &nb…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.28

【BMOM86】齋藤綱太(3年=渋谷幕張)頼れるキャプテンが悲願の1部昇格に導く!

【新関東リーグ2017・1部昇格戦】Zozopark Honda Football Area 慶應義塾大学慶應キッカーズ 2-1 明治大学ESPERANZA 11月25日に行われた新関東リーグ…

read more 編集部BeYonD
コラム 2021.09.14

【BeYonD History vol.4】頼れる前会長、小川雄矢

BeYonD History一年ぶりの復活です!! BeYonD History vol.1とBeYonD History vol.2、 BeYonD History vol.3もぜひ見てみて…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.09.06

【マガハイ直前!】昨年度Best4サークルにインタビュー vol.1

  みなさん、お疲れ様です!!BeYonD編集部です!夏の大会に向け、各サークル活気がましている時期ではないでしょうか?? 9月8日より、第41回サッカーマガジンカップオープン大…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.29

【新歓記事2021】vol.5 中央大学サッカーサークル

本日の新歓記事は、サッカーサークル数が少ないものの、強豪チームばかりの中央大学です! 本日紹介する3チームのうち、2チームが新関東リーグ1部に所属しています! (新関東リーグの概要は、Be…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.03.03

【新歓記事vol.2】新入生必見‼️中央大学、青山学院大学のサッカーサークルを比較してみました!!

中央大学、青山学院大学の新入生必見!サッカーサークルを比較してみました!! こんにちは、BeYonD編集部です! 今回は昨日に引き続き、新歓記事第2弾!! 中央大学、青山学院大学のサッカ…

read more 土屋茜音
コラム 2023.07.20

【マネの想いvol.8】元マネージャー長から現役マネージャーへ💌

こんにちは!BeYonD編集部です! いよいよ夏休みスタート!☀️🌻新入生を迎えてチームの体制も整い、大学の授業も休みとなり、サークル漬けの日々になる人も多いのではないでしょうか。 &nb…

read more 木村彩歌
コラム 2016.11.24

【新関東FL2部A】ベストイレブン

  【優勝】 明治大学体同連生田サッカー部   【得点王】 6得点 明治体同連生田サッカー部77番 吉崎光(2年=八千代) &nbs…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.06

【BMOM19】岩間稜(1年) 同点ゴールにつながるファール獲得など、途中出場で流れを変える

ジョーカー岩間 明治生田9年振りの新関東FL1部昇格を引き寄せたのは、期待のニュースター岩間稜(1年=座間)であった。リーグ戦を通して、チームのジョーカー的な存在を担い幾度となく流れを変えてきた…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.10.25

【BMOM78】浅田拓郎(3年=農大一高)怪我からの完全復活を果たしたこの男が試合を決めた!

新関東リーグ1部第2節、立教大学サッカー愛好会(以下立愛)と中央大学体同連フースバルクラブ(以下フース)の一戦が行われた。 前節、明治大学生田蹴友会に3-0で勝利し、初戦から調子の良い立愛は、今節で…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-