【新関東リーグ1部昇格戦】悲願の1部昇格へ。歓喜に沸いたのは伝統と誇りの慶應キッカーズ
BeYonD 編集部RESULTS
新関東リーグ2017・1部昇格戦
キッカーズフットボールクラブ
ESPERANZA
1年間の中で最も盛り上がる試合の一つである新関東リーグ1部昇格戦。
勝てば同好会カテゴリー最高峰の舞台である新関東1部リーグへの自動昇格を決める一戦。
7試合25得点と自慢の攻撃陣が決定力を発揮し、2部Aを順当に勝ち上がった慶應義塾大学慶應キッカーズ(以下:慶應キッカーズ)。
強豪ひしめく2部Bを制したのは、今年度3部から昇格し、台風の目となった闘将髙坂(3年=本郷)率いる明治大学ESPERANZA(以下:明治エスペランサ)。
圧倒的攻撃力を誇る伝統の慶應キッカーズか、全員がサボらず70分間集中し、守備に奔走しながらカウンターでチャンスを仕留める明治エスペランサか。
盾と矛による注目の一戦がキックオフされた。
慶應キッカーズスタメン
明治エスペランサスタメン
前半
予想とは裏腹に序盤は明治エスペランサが押し込む展開。
前線にロングボールを蹴り込み素早くこのセカンドを回収。
受け身になった慶應キッカーズを今年度3部から昇格し、その勢いのまま名だたる強豪を抑えて2部Bを制した明治エスペランサが攻勢を仕掛ける。
慶應キッカーズも45番水野(4年=慶應義塾)と11番斉藤(3年=國學院久我山)のドリブルで両サイドを崩しにかかるも、ピッチ中で誰よりも声を出し熱いプレーでチームを盛り上げる闘将、28番髙坂がゴール前に立ち塞がる。
ファーストシュートを放ったのは技術で勝る慶應キッカーズ。
11番斉藤が得意のカットインから中央にスルスルと進入し左足で強烈なシュートを放つも、枠を捉えることはできなかった。
細かいパス回しから慶應キッカーズが流れを掴むかに見えたが、試合を動かしたのはなんと明治エスペランサだった。
右サイドバック20番(3年=伊奈学園)がサイドハーフに簡単にボールを預けてオーバラップ。
そのまま右サイドを駆け上がった細谷が絶妙なタッチで相手ディフェンダーと入れ替わると、スピードに乗った細谷は後ろから倒されPKを獲得。
このPKを48番福山(3年=川口北)が落ち着いて左下に蹴り込み、劣勢が予想された明治エスペランサが先制点を挙げる。
待望の先制点を挙げ歓喜に包まれるかと思われたが、この得点後もすかさず闘将高坂が大きな声で喝を入れチームを引き締める。
先制点を献上し、スイッチが入った慶應キッカーズは、45番水野の強烈なミドルシュートを皮切りに徐々に得意のパスワークを展開していく。
右サイドで細かいダイレクトプレーから最後は67番川島(1年=ヴェルディY)が決定的なシュートを放つもこれはミートすることはできず、GK山口(3年=都立駒場)が素早い動きから横っ飛びでキャッチする。
その後も慶應キッカーズがサイドの揺さぶりから得点チャンスを演出するも、シュートはことごとくGK山口の手に吸い込まれ得点は奪えず。
明治エスペランサが今年新関東リーグ連覇を達成した早稲田稲穂を彷彿とさせるようなプレッシングと相手のサイドを突くカウンターで慶應キッカーズを苦しめた前半であった。
後半
前半で先制した勢いそのままに明治エスペランサが攻め立てる。
ボールを奪われた際、自陣にゆっくりと戻る慶應キッカーズに対し、明治エスペランサはセットプレー後でも猛ダッシュで自陣へと帰っていく。
誰一人サボることない全員サッカーで慶應キッカーズに自由を与えず、攻撃の芽を次々と摘んでいく。
後半もなかなか攻め込めずにいた慶應キッカーズだったが、11分、絶好の位置でフリーキックを獲得。
67番川島がキーパーの逆をつく鋭いフリーキックを放ち、同点ゴールかと思われたが、GK山口が体勢を崩しながらもなんとかボールに食らいつきビッグセーブ。
あわやゴールかというシーンに再三、明治エスペランサGK山口が立ち塞がり慶應キッカーズの追従を許さない。
チャンスを少しずつ作り出すも、ゴールは遠い慶應キッカーズだったが、遂に明治エスペランサゴールをこじ開ける。
13分、左サイドから10番齋藤(3年=渋谷幕張)の放ったシュートがディフェンスに当たり、コースが変わったところへ11番斉藤が反応。
キーパーが飛び出したところを左足でうまくタイミングをずらし、左足で優しくゴールへ流し込み、良い時間帯で同点に追いつく。
そして、一瞬気持ちが途切れた明治エスペランサを慶應キッカーズは見過ごさなかった。
67番川島がディフェンスの隙をつき絶妙なスルーパス。
これに絶対的なエース10番齋藤が抜け出すと、落ち着いてキーパーと1対1を決め切り、あっという間に逆転に成功。
2部Aで得点を量産してきた頼れるキャプテンが、この日も圧倒的な決定力を示した。
わずか5分の間で逆転を許し、どうしても得点が欲しい明治エスペランサは長身で絶対的なヘディングの強さを誇る高坂を前線に挙げ必死のパワープレー。
慶應キッカーズゴールへ襲いかかろうとするも、67番川島に高坂の抜けたスペースを巧みに使われ、攻め込まれてしまう。
髙坂を前線に上げるも決定的なシュートは打てないまま試合終了の笛が吹かれた。
終始、明治エスペランサの厳しいチェックに苦しんだ慶應キッカーズだったが、最後は突出した個人技でゴールをこじ開け、悲願の1部自動昇格を決めた。
慶應キッカーズが1部昇格したことにより、長年不在だった慶應義塾大学のチームが遂に新関東1部の舞台へ舞い戻ってきた。
前半に先制点を挙げるも逆転を許した明治エスペランサは次週、同じく明治大学の明治生田と入れ替え戦が控える。
強豪ひしめく2部Bを制したそのチーム力が本物であることを、慶應キッカーズ戦でも再度証明して見せた明治エスペランサ。
新関東1部で揉まれた明治生田に対して、闘将髙坂を中心とした気迫溢れるプレーを次週も披露し、1部昇格の快挙を成し遂げることができるか期待だ。
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