【東西交流日本一決定戦2022】東の早稲田稲穂、西の同志社三ツ葉。日本一の栄冠はどちらの手に。
大田智輝RESULTS
東西交流日本一決定戦2022
三ツ葉キッカーズ
稲穂キッカーズ
12/10(土)同志社大学アメリカンフットボール場にて、関西同好会リーグ2022 1部を優勝した同志社大学三ツ葉キッカーズ(以下:同志社三ツ葉)対新関東フットボールリーグ2022 1部を優勝した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の日本一決定戦が行われた。
ホームで関西優勝の意地を見せたい同志社三ツ葉とリーグ7試合4失点と堅守が光る早稲田稲穂の一戦がキックオフ。
【同志社三ツ葉スターティングイレブン】
【早稲田稲穂スターティングメンバー】
前半
序盤は同志社三ツ葉7番三瓶遼汰(3年=東北学院)、20番小亀将治(2年=東海大仰星)を中心にボールを保持し、早稲田稲穂が守備にまわる展開が続く。
4分、早稲田稲穂ペナルティエリア内まで押し込んだ同志社三ツ葉は36番太田垣改(2年=東海大仰星)のパスに反応した7番三瓶がシュートを放つも惜しくもゴール左横に逸れる。
対する早稲田稲穂は4番横井創(3年=早稲田実業)のロングフィードを中心に攻め立てるも、同志社三ツ葉10番三谷陽(3年=一条)、3番竹内大周(3年=藤枝東)を中心とした固い守りを崩すことができない。
16分、同志社三ツ葉10番三谷のロングボールに反応した77番石井元地(2年=東海大仰星)が折り返し、36番太田垣がヘディングシュートを放つもの早稲田稲穂GK51番小野雄大(1年=早稲田実業)がナイスセーブ。ピンチを逃れる。
飲水後は早稲田稲穂が激しいプレスとポゼッションで主導権を握るもスコアレスドローで折り返す。
後半
前半終盤の流れそのままに早稲田稲穂が主導権を握りポゼッションを高め同志社三ツ葉ゴールに迫る。早稲田稲穂は13分、4番横井のロングフィードからGKとの一対一のチャンスを迎えるも、同志社三ツ葉GK32番山下桂月(1年=宮崎日大)の好セーブに阻まれる。互いに1年生守護神の牙城を崩せずに時間が経過し、セカンドボールの激しい取り合いが展開される。
そして迎えた21分。幾度もチャンスを作っていた早稲田稲穂4番横井のロングフィードに抜け出した70番中塚剛佑(3年=暁星)が同志社三ツ葉DFを置き去りにし、右足アウトサイドで右ゴールネット隅に上手く流し込んだ。ついに均衡が破れ、早稲田稲穂が先制。
なんとか追いつきたい同志社三ツ葉は交代策を織り交ぜながら前線にボールを送る。30分にはドリブルで左サイドを駆け上がった77番石井がシュートまで持ち込むもキーパー正面。
終了間際には右サイドを崩して持ち上がった同志社三ツ葉5番須賀鵬友(3年=東北学院)がクロスをあげるも、早稲田稲穂DFがクリア。
その後同志社三ツ葉は猛攻を仕掛けるも、惜しくも実らず試合終了。日本一の栄冠は早稲田稲穂が手にした。
今試合で引退を迎えた3年生は、コロナ禍真っ只中に大学入学した代である。先の見えない不安な状況で迎えた大学生活は、高校時代に予想していたものとは大きくかけ離れていただろう。そんな中でも仲間と数々の困難を乗り越えたこの3年間の集大成の日に、多くの応援団の前でプレーする彼らの姿は非常に感慨深いものであった。2022年度はサッカーマガジンカップが復活し、大学サッカーサークル界も以前の盛り上がりを取り戻しつつある。来年度の盛り上がりも是非期待したい。
(情報提供:関西同好会サッカー連盟・稲穂キッカーズ)
Written by
大田智輝
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