【新関東カップ2024 決勝】熾烈な戦いを潜り抜けチームに初優勝をもたらすのは!?
森山 純平RESULTS
新関東カップ 決勝
白金FC
FC.GUSTA
7月7日(日)に埼玉スタジアム2002第3グラウンドにて新関東カップ2024の決勝戦が行われた。
優勝の栄光を懸けぶつかったのは、数々の強豪を撃破し破竹の勢いで決勝まで上り詰めた明治学院大学 白金FC(以下:白金)と、持ち前の技術力に加え今大会から強さも兼ね備えた新関東随一のタレント軍団 早稲田大学FC GUSTA(以下:GUSTA)である。
この日は気温が37度を超える猛暑日となったが、両チームともに大勢の応援団が駆け付け、力強い声援で選手たちを後押しする。激しい体力消耗が予想される中で、個人能力に長け、丁寧にパスを繋いで美しいサッカーを得意とする両チームにとって、いかにその長所を発揮できるかが勝負のカギとなる。
(白金スターティングメンバ―)
ゲキサカ杯2年連続得点王のスーパーエース小林正ノ助(3年=藤枝明誠)の欠場が余儀なくされるが、チーム一丸となってこの日に臨んだ。誰がチームを勝たせる存在になるのか注目である。
(GUSTAスターティングメンバ―)
中盤に君臨する4番 バンヒューゾン春希クリストファ(2年=アビスパ福岡)から繰り広げられる個性あふれる攻撃で相手を翻弄する。左サイドの14番 赤坂爽也人(3年=国学院久我山)を相手を切り裂くドリブルにも注目だ。
前半
GUSTAボールでキックオフ。
立ち上がりはお互い長いパスを多用し、主導権を奪い合う。
GUSTAは持ち前のパスサッカーで低い位置からのビルドアップを試みるが、白金90番 大沼陽登(2年=流通経済大柏)と13番 金子怜央(2年=市立船橋)の気迫あふれるプレッシングに苦しめられる。対する白金は常に高いポジションをとる22番 五町蓮(3年=帝京)にボールを集め、ショートカウンターを狙う。
まず初めにチャンスをつくったのはGUSTA。前半8分に左サイドで溜めをつくった14番 赤坂爽也人(3年=國學院久我山)のパスに反応した21番 菅井友喜(1年=國學院久我山)が18番 星野翼(2年=早大本庄)に落とすとそのままロングシュートを放つ。惜しくも枠外となったがこの試合最初のシュートとなる。今大会乗りに乗っているGUSTA18番 星野翼は注目選手としても取り上げられており、この試合でも攻守にわたりGUSTAを牽引する。
向かう白金は前半11分、DFを経由して22番 五町蓮(3年=帝京)までサイドを展開するとそこからドリブルスタート。巧みな足技と緩急でDF2人を交わしクロスを上げるもGUSTA5番 岩本慧(2年=洛南)が立ちはだかりゴールとはならない。
前分20分、セカンドボールを拾った白金は22番 五町を起点にショートカウンター開始。素早いランニングから裏に抜け出した90番 大沼へ繋ぎシュートを放つもGUSTAの守護神31番 木村駿(3年=早大本庄)のビックセーブでこのピンチを凌ぐ。
徐々にボールを保持し始めたGUSTAだが、その分白金のカウンターも光る。前半24分、90番 大沼がボールを拾うとそのままスピードアップ。最後は13番 金子まで繋ぎシュートまでいくが大きく枠から外れてしまう。
白金のチャンスは続く。前半26分もGK12番 井上凌(3年=厚木東)のロングフィードに90番 大沼が反応すると右サイドの22番 五町に展開。再び90番 大沼がもらいシュートを放つもまたしてもGUSTA GK31番 木村駿の好セーブに阻まれる。
終盤にかけて白金がチャンスを増やすも、GUSTAの集中した守備でなかなかゴールまでたどり着くことができないまま前半終了。
後半
後半開始早々ゲームが動く。後半1分、自陣深くでボールを奪ったGUSTAはそこから丁寧に繋ぎ、14番 赤坂へ。カットインから21番 菅井が受け、狭いスペースでのキープから「もってる男」18番 星野に落とすと、そのまま左足でシュート。これがゴール右隅へ吸い込まれ、値千金の先制点となる。今大会からスタメンに返り咲いたという星野。最近心掛けている慈善活動が手繰り寄せた素晴らしいゴールであった。
流れはGUSTAに傾く。続く後半4分、カウンターから14番 赤坂がボールを運び、21番 菅井がシュートを放つも、白金GK12番 井上凌がビックセーブ。なんとしても追加点を許さない。
何とか追いつきたい白金は91番 和田佳太郎(3年=前橋東)を入れさらに攻め転ずるが今大会最少失点を誇るGUSTAの守備陣が白金の攻撃を悉くシャットアウト。
猛暑の影響か、後半中盤から両チームの疲労が見え始めオープンな試合展開になる。試合が進むにつれて、今度は白金がボールを保持するようになり、GUSTAがカウンターを狙う展開に。後半28分43番 岡田弦也(3年=新潟明訓)のカットインからシュートするもゴールが遠い。
両者白熱したプレーを続けるも試合終了。1-0で早稲田大学FC GUSTAが新関東カップ初優勝を飾った。
まとめ
2019年、2020年とリーグ優勝を果たしてから今までタイトルが遠かったGUSTA。稲穂フェスタの大敗をきっかけにカップ戦に向けチームを作り上げてきたという。それがGUSTA史上初のカップ戦制覇に繋がった。惜しくも敗れてしまった白金もボールを持った時の爆発力には目を見張るものがあった。すばらしい試合を繰り広げた両チームに拍手を送りたい。これからマガジン杯、アットホームカップ、リーグ戦と続くが、この2チームが今年のサッカーサークルをどう牽引していくのか、注目である。
Written by
森山 純平
Junpei
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