新チーム始動インタビュー第3弾”明治大学Groovykids 竹井伸吾”

BeYonD 編集部

昨年度、高い技術を備えたタレント達が躍動し、新関東カップベスト4、明大カップ準優勝や新関東リーグ2位と好成績を収めた明治大学Groovykids。そのタレント軍団を率いた澤井(3年=ジェフ千葉Y)に代わって、キャプテンになったのが竹井伸吾(2年=水戸商)だ。新チームへと本格化した明治Groovyのキャプテン竹井と副キャプテン山内駿太郎(2年=千葉東)にインタビューした。

img_3507

(左 山内 右 竹井)

2015-2016シーズン

“1年間を振り返って”
明治Groovyは新関東カップ、明大カップ、新関東リーグに重点を置いている。新関東カップと明大カップが同時進行で行われていて、この2つの大会で成功した。山内はカップ戦について「カップ戦では決勝まで残りたかったが、僕が失点に絡んでしまい敗退してしまった。チームとして、チャンスも多く勝てる試合を落としてしまった」と悔しさを露わにした。明大カップではPK戦で競り勝ち勝負強さを見せ、準優勝となった。さらにリーグでも2位という好結果を竹井は「明大カップと新関東カップでしっかりと結果を残すことができて、勢いづいた。それに新関東リーグ前のアットホームカップで最終調整ができ、いい手応えを掴み新関東リーグに入れたのが2位の要因です」と振り返った。1年間の中でうまくいかず苦しい時期はと聞くと「特にないですね」と竹井は答えた。この強い気持ちがいい結果につながったのだろう。1番よかった試合は、新関東リーグで勝てない試合が続いていた中での明治体同連戦、3-0と圧倒し明治ダービーを制した。「気持ちの面でも非常に高く、感覚的にも負ける気はしなかった」と二人は口を揃えて答えた。

 

“ライバル”

強いと感じたチームを聞くと「正直に言うと早稲田稲穂です。でも少しつまらないので中央大学サッカー同好会でお願いします」と答えた。昨年度、中央同好会との対戦成績は、2勝1敗。新関東リーグでは3-2と激しい打ち合いを制した。しかし、試合終盤は中央同好会の猛攻を食らう。その猛攻を決死の守備でリードを守り、勝利をもぎ取った。この試合について竹井は「ゴール前において1番怖かった」とコメント。さらに山内は「サイドを中心に攻め込んできて、非常にしんどかった」と過酷さが伝わる。

選手について聞くと、「早稲田稲穂の長瀬(2年=国学院久我山)はうまく怖い選手。よく聞くのが中央フースバルの大石(2年=藤枝東)で、試合を見ていてもとてもうまかった。でも1番やばいのは小田島(2年=国学院久我山)。どこがとかじゃなくてとにかくやばい」と答えた。

2016-2017 シーズン

“目標”

「去年の上を」

新関東の大会において好成績だった昨年度の明治Groovy。それだけに期待も大きく集まる年になるだろう。竹井と山内は「去年結果を残せたので、それより下を見たくない」と意気込んでいる。山内は「去年のチームはスター的な選手が多かった。そのメンバーに比べたら、個人の能力は劣ってしまっている。去年のメンバーが全員いるわけではないので、いるメンバーで結果を残したい」とコメントした。竹井は「去年よりいい結果を残したいのはもちろんだけど、明大カップをとにかく獲りたい」と力強い体格で話した。明治体同連、明治生田、明治エスペランサや明治ナイツなど強豪ひしめく明大カップの頂点に立つことができるのか。

img_3517

“チームコンセプト”

「走る」

新関東リーグが終了し、グランドが使えないため練習を行えていない明治Groovy。新チームとしてしっかりと始動できていない。その中で山内は「去年より個の能力が劣る分、運動量で補いたい。グル―ビーだから走れないって言い訳にしたくない」と前向きなコメントをした。また竹井も山内は揃って、「サッカースタイルについてなのですが、まだサッカーをできていないので、何とも言えないしわからない。だから、すごい楽しみです」と高いモチベーションを感じさせた。またこの2人はこんな話もしていた「やっぱりGroovykidsという意味は“イカした子供たち”なので嫌われてナンボです」

 

“注目選手”

昨年度の新関東リーグで重量級の戦車として名前を広めたFW小田島圭吾(2年=国学院久我山)。新関東の1位を争う推進力を誇っているストライカーだ。新関東リーグで5得点を挙げ、新関東で高い評価を得ている。「小田島は本当にバケモン。今年は小田島に懸かっています」とキャプテン竹井からの強い期待がこもったコメント。さらに竹井は、今回取材した山内をも注目選手に挙げた。「豊富な運動量でチャンスを演出できる」と竹井が話した。隣にいた山内は非常に満足げな表情を見せたのであった。また昨年度から試合に出場していた、強く上手い期待のルーキー千葉駿也(1年)にも注目だ。

img_3516

(千葉駿也)

img_3513

(小田島圭吾)

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2025.05.23

【新関東カップ2025】遂に開幕!!注目チーム紹介!

こんにちは!BeYonD編集部です!! 新歓も終わり、いよいよ明日5/24から新関東カップが開幕します!! 一発勝負のトーナメント形式で行われ、年間でもリーグ戦と並ぶビッグタイトルとなる本…

read more 日比野洵
コラム 2017.04.24

【BMOM33】 丹羽遼(3年=東海大仰星) バランサーに徹した男のスーパーボレーで延長戦を制し、グアムの切符を掴み取る!

【BMOM33】京都産業大学 ONZE 15番 MF 丹羽遼   Guam Championship本大会・決勝は東洋大学 FC Liberte(以下Liberte…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.10.17

【新関東FL1部第2節】マッチプレビュー

第4試合 明治大学Groovy kids VS 早稲田大学FC GUSTA 明治Groovy(勝ち点0)と早稲田GUSTA(勝ち点0)、この試合は大事な初戦をものにできなかったチーム同士の対戦となる…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.22

【新人戦1年生大会②】~まだまだいるぞ、今後の注目選手たち~

2月9~10日に行われた新人戦1年生大会②において、惜しくも上位進出は叶わなかったチームにもまだまだ素晴らしいパフォーマンスを発揮し活躍した選手たちが数多くいます!今回は、そんな上位進出は叶わなかった…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.06.01

【BMOM52】樋下田泰成(2年=伊勢崎商業) 和製ロナウドと呼び声の高いゴールゲッター

先日行われた新関東カップ4回戦明治大学体同連サッカー部(以下体同連) vs 日本大学生産工サッカー部(以下生産工)。18時キックオフというナイターゲームはZOZOPARKで行われた。 試…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.07.07

【BMOM103】見崎大地(3年=狭山ヶ丘)意地の2連続PKストップ!

7月7日に東戸塚フットボールパークで行われた、明治学院学内戦決勝は白金FC.C vs 白金FC.D。白金FC同士の一戦となった。 30度を超え、給水タイムが設けられるほどの暑さ。その中、試合をよ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.06.16

【BMOM64】桑垣誓広(2年=大社) 関西を代表する怪物級ストライカー

6月10日、関西同好会サッカートーナメントの決勝戦が同志社大学京田辺キャンパスにて行われた。 前半から激しい球際の攻防、確かな技術でこの大会1番の好ゲームとなったこの試合を制したのは京都産業大学ON…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.28

【新歓記事2021】vol.4 慶應義塾大学サッカーサークル その2

    新歓記事vol.4では、vol.3に引き続き慶應義塾大学の3チームを紹介します! FC e.l.f ・チーム名 FC e.l.f. ・自…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.09.10

【特別企画】体育会からサークルへ活躍の場を移した選手たち

こんにちは!   BeYonD編集部です。   今回は体育会からサークルへ活躍の場を移した3人の選手たちにスポットライトを当てインタビューしました。 …

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.02.18

【特別企画】『体育会』から『サークル』へ活躍の場を移した選手たち~vol.2~

こんにちは、BeYonD編集部です!   2月に入り、そろそろ大学入試が終わって大学が決まり、大学生活での「サッカー活動」の選択をどうしようか考えている人も多くいる頃ではないでし…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-