【BMOM33】 丹羽遼(3年=東海大仰星) バランサーに徹した男のスーパーボレーで延長戦を制し、グアムの切符を掴み取る!

BeYonD 編集部

【BMOM33】京都産業大学 ONZE

15番 MF 丹羽遼

img_0369

 

Guam Championship本大会・決勝は東洋大学 FC Liberte(以下Liberte)が巧みなテクニックで押し込み、京都産業大学 ONZEがカウンターの機会をうかがうゲームとなった。前半終了間際、Liberteがセットプレーからヘディングで先制し、ONZEにとっては苦しい展開となった。しかし、ハーフタイムで再度チームの士気を上げたONZEが後半開始早々すぐさま反撃。8番桑垣(2年=島根大社)の折り返しを56番豊島(2年=東山)が押し込み同点に追いつく。Liberteにリードを許しこのまま試合終了かと思われたが、23分豊島がPKを獲得。これを自ら冷静に決めきりなんとか延長戦へ持ち込んだ。

8番桑垣を中心とした勢いのある攻撃陣が躍動する中、延長戦で主役となったのは
中盤が間延びしないようにバランスを取り相手の攻撃の芽を摘み黒子役に徹していた15番丹羽(3年=東海大仰星)だった。

延長後半1分、51番三谷(3年=国泰寺)が左サイドを抜け出しクロス。このクロスに低い位置から駆け上がった丹羽が右足のインサイドでお手本のようなボレーで合わせ、ペナルティーエリア外から放たれたシュートはきれいな軌道を描きゴール左隅へ吸い込まれていった。

「ボランチなんですけど、常日頃から自分がスーパーなシュートを決めて勝つイメージはよくしているので、非常に嬉しかったです。三谷のピンポイントのクロスは滞空時間が長く、インステップで思い切り打つか、インサイドで当てにいくか悩みましたが、インサイドで面をつくり、確実にボールを捉えることに意識をおきながら、インパクトをだすことも意識してシュートしました。グアムのチケットがかかった、なおかつ延長戦というシチュエーションを踏まえれば、自分のサッカー人生でNo. 1ともいえるゴールです。得点後チームの皆が自分のところに集まってくるときほど最高の瞬間は他にはないなと改めて感じました。」と本人も言うように、小学生にお手本として見せてあげたいようなスーパーボレーであった。

img_0371

圧倒的な技術を誇ったLiberteの攻撃陣を抑え、自ら延長戦に逆転ゴールを決めた丹羽は間違いなくこの試合のMOMだった。

「今まで全国のチームが集まる大会になると結果が出ず、悔しい思いをすることが多くありました。なのでこのような全国の強豪が集まる大会で優勝できたことは素直に嬉しいです。また、ONZEの中でも行きたくても遠征に来れない選手や出場時間の少ない選手もいるので、チームの代表として結果が出せたかなと思います。試合に関して言えば、今までは先に失点を許してしまうとチームの士気が下がってしまい、負けることがほとんどでした。でも、今大会はチームの雰囲気がとても良く、先制されても沈むことなくプレーできたことが優勝という結果につながったと思います。サッカーの楽しさを存分に感じることができる試合、大会でした。
今年出場する大会は全部優勝する気持ちではいます。ONZEはまだ全国レベルになると、あまり知られてないと思うので、全国でも名が通るサークルにしたいと思います。」
と本人は謙遜して言ったが、何度もリードを許しながらも雰囲気を落とすことなく戦い続けたONZEイレブンは優勝にふさわしかった。

今後も丹羽を中心とした京都産業大学ONZEが全国の舞台で活躍することが楽しみだ。

img_0373

京都産業大学 ONZEのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2022.01.17

【株式会社フジキカイ】BeYonDの新スポンサー様を訪問させていただきました!

    みなさんこんにちは!BeYonD編集部です!   今回、2021年12月より新たにBeYonDプロジェクトをスポンサードしていただいている…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.06.08

【BMOM60】三谷朋司(3年=国泰寺) 超強力攻撃陣を牽引し続けるマエストロ

超強力攻撃陣を牽引し続けるマエストロ 三谷朋司(3年=国泰寺)   関西同好会トーナメント準決勝京都産業大学ONZE(以下ONZE)対立命館大学CRACKS(以下CRACKS…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.18

【新関東リーグ2017】ベストヤングプレーヤーは立教愛好会山本(1年=ヴィッセル神戸U-18)が受賞

ベストヤングプレーヤー 山本彩斗(1年=ヴィッセル神戸U-18) 12月2日の入れ替え戦をもって終了した新関東リーグ2017にて立教大学サッカー愛好会の山本彩斗がベストヤングプレーヤーと…

read more 高橋佑輔
コラム 2021.03.31

【新歓記事2021】vol.7 法政大学サッカーサークル

本日は法政大学の4つのサークルを紹介していきます! ぜひ参考にしてみてください! 法政大学工体連サッカー部 ・大学名・チーム名( 法政大学工体連サッカー部 ) ・自分達のサークルを一文で表…

read more 早坂
コラム 2023.09.07

【明日開幕】第41回マガジンカップ オープン大会2023の概要と展望

サッカーサークル日本一を決めるマガジンカップ、通称マガ杯が今年も長野県菅平で開催される。 今年は東京近郊の大学に加えて関西地方や東北地方から総勢64チームが、サークル日本一の座をかけて凌ぎを削る…

read more 東 孝太郎
コラム 2016.12.27

【OB・OGインタビューvol.1】えっ?!ゲキサカのディレクターはあの強豪チーム出身?!

新連載!!【同好会OB・OGインタビュー】ということで、大学同好会カテゴリーを卒業して、現在、社会で活躍しているOB・OGの方々に当時の思い出などをインタビューしていきます! 記念すべき第1回の今回…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.05

【新関東リーグ2017・2部A第4節ハイライト】慶應の2チームが勝ち点で並び首位争いを展開!!

日本大学教育サッカーBAMBINO – 日本大学生産工サッカー部 日大BMBINOはサイドバックのオーバーラップを活かした攻撃で攻め立て、日大生産工も中盤でのボール奪取からのカウンターで得点チャ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.07

【チームの根vol.6】”敏腕会計士” 立教大学サッカー愛好会 岩佐 顕三郎(4年=広島なぎさ)

立教大学の雄として、実力、そして周りが羨むほどの雰囲気を兼ね備える立教大サッカー愛好会(以下、立愛)。 今回は、立愛を会計長と言う一見地味な役職、マガジン杯の"Dキャプテン"としてチームを支えた男に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.15

【BMOM 121】早稲田稲穂MF豊田吏央(2年=幕張総合)がチームを優勝へと導く影の立役者に!!

稲穂フェスタ2019は、主催チーム早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の優勝により、幕を閉じた。 そんな白熱した決勝戦において、一試合を通して圧倒的な存在感を放ち、 早稲田稲穂の優勝に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.05.02

大学サッカーサークル最強チームが挑む!YouTube史上初のReelZ LEAGUE とは?

ReelZ LEAGUEに出場中の2チームのキャプテンにインタビューしてみました!! こんにちは!BeYonD編集部です! 今回の記事は、「ReelZ LEAGUE」に出場中のREVENGERSと…

read more 竹中莉夏

-PICKUP CIRCLE-