【BMOM134】鷲田修一(3年=多摩)抜群の安定感とキャプテンシーでチームを優勝に導く。
BeYonD 編集部7月7日、立教愛好会(以下:立愛)と青山理工サッカー部(以下:青理)の新関東カップ決勝戦が行われた。強い風と雨が吹き付ける悪天候の中の試合は前半に先制点を挙げた立愛がそのリードを守り切り、令和最初の新関東王者に輝いた。この決勝戦、豊富な運動量と球際の強さで前後半60分間、青理の攻撃の芽を摘み続けた立愛のキャプテン鷲田修一(3年=多摩)をBMOMに選出した。
本人にBMOMの選出を伝えると「オレですか?」と少し驚いた様子で、インタビューの受け答えへの硬さも見られたが丁寧に言葉を選びながら淡々と答えてくれた。
まずは試合の感想を聞かせてください。
「雨風が強く悪天候の中でしたけど、全員がやるべきことをしっかりやって無失点で終われたので良かったです。」
対戦相手の青理はどんな印象でしたか?
「やっぱり稲穂(稲穂キッカーズ)、フース(中央フースバル)を倒してきただけあって勢いは凄く感じましたし、身長が高い選手も多かったのでセットプレーでは怖さの感じるチームでした。」
準決勝から決勝まで少し間が空きましたが、その間チームの雰囲気はどうでしたか?
「毎週試合があったところから1ヵ月くらい空いたんで、練習の雰囲気だったりモチベーションの部分で難しさはありましたけど、直近の2週間でしっかりコンディションを上げて試合に入れたので良かったかなと思います。」
自分のプレーの特徴、ストロングポイントはどんなところですか?
「自分は別にそんなにうまいタイプの選手ではないんで、しっかり走って球際で勝つことセカンドボールを拾うことが自分のストロングな部分かなと思います。」
最後に昨年度優勝チーム、そして今年度新関東カップのチャンピオンとして迎えるマガジン杯への意気込みを聞いた。
「昨年の優勝という結果はあくまで昨年のチームの結果なので、そこは上手く切り替えて連覇するということはあまり意識しすぎないように、一戦一戦自分たちのサッカーをしたいです。」
サッカーサークル会屈指の規模を誇る立愛のキャプテンでプレー中も賢く鋭い読みで相手のボールを奪う彼のコメントからはサッカーIQだけでなく、偏差値の高さもうかがえた。大規模であるが故の強みでもある試合中の応援やヤジにも、「試合に出れていないプレイヤーやマネージャーの声援もあって、ピッチ内も雰囲気良くやれている。」と感謝も口にしていた。
振り返ってみれば、三回戦から登場した今年度の新関東カップ。立愛はHUMAN FC、明治体同連、慶應リコタイ、青山理工と難しい相手との試合が続いたが、計4試合戦って喫した失点はなんとゼロ。無失点で大会を終えた。立愛というとやはり10番山本(3年=ヴィッセル神戸)や11番赤間(3年=八千代)といった前線のタレントに注目しがちだが、後藤(3年=八千代)、鬼塚(3年=専大松戸)の2CBと共に相手攻撃陣に自由を与えなかった鷲田(3年=多摩)の縁の下の力持ちとしての働きがなければ無失点優勝は達成できなかったことだろう。本人も「連覇はあまり意識しすぎないように」と語ったが、マガジン杯では他チームから有力な優勝候補としてマークされるであろう立愛、次の戦いまで2か月を切った中どのようにチーム力を上げてくるのか。決勝戦でも健在であったキャプテンシーでどうチームをまとめていくのか。キャプテン鷲田の活躍に注目だ。
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【マネの技術Vol.1】消毒液は使わない?プレが怪我した時に使える技術〈応急処置編〉
マネージャーをしていると、プレイヤーの怪我の手当ては日常茶飯事。でも、なんとなく知っている知識でなんとなく行っていませんか?是非この記事を読んで応急処置をマスターし、知識と技術をもったマネージャーにな…
read more BeYonD 編集部【フットサル新歓記事vol.1】慶應義塾大学編(慶應義塾大学フットサル倶楽部エルレイナ、FC Pierrot)
BeYonDフットサルの立ち上げは、昨年サッカーで大好評だった、「新歓記事」で飾ります! 大学フットサルを盛り上げるために、チームの運命を左右すると言っても過言ではない新歓活動を応援します! …
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2017・1部第5節】王者稲穂が一つ抜け出し、残留争いはまだまだ目が離せない展開に
【新関東リーグ2017】 集中開催2日目はzozoparkから鹿島ハイツに舞台を移し、応援が許された環境での試合に全試合盛り上がりを見せた。 第1節以来勝利を挙げられていな…
read more 編集部BeYonD【前代未聞のサッカー大会】サークルの楽しさが詰まった”GUSTA CUP”が2年ぶりに開催!
6月17/18日、茨城県神栖市「サッカータウン波崎」にて、第二回GUSTA CUPが開催された。 GUSTA CUPとは、関東の強豪サークルである早稲田大学FC.GUSTAが…
read more 東 孝太郎【BMOM101】小川潤之助(3年=杉並FC)同好会カテゴリーNo.1キーパー!?
6月30日、中央大学フースバルクラブ(:以下 中央フースバル)と日本大学法学部サッカー部(:以下日法サッカー部)が決勝への駒をかけて鹿島ハイツにて対決が行われた。 先に日法サッカー部8番(名前)…
read more BeYonD 編集部【新歓記事vol.9】新入生必見!!駒澤大学、神奈川大学、上智大学の各サークル紹介!
BeYonDプロジェクト 本日はこれまでに紹介されなかった大学の主要サークルについて紹介していきます! 大学生活を楽しみたい!という駒澤、神大、上智の新入生の皆さんは是非参考にしてください! 駒…
read more 阿部真珠【注目の1年生紹介記事vol.3】慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部と中央大学MAPLEの注目の1年生を紹介!
こんにちは!BeYonD編集部です。 前回に引き続き、注目の1年生紹介第三弾! 今回は、「慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部」と「中央大学MAPLE」の2チームから、それぞれ注目の1年生を紹…
read more 高橋茉央【サッカーサークル限定】BeYonD’ Dining 〜無料でご飯を食べお酒を飲みながら、本質的な就活をしよう〜
就職活動に関しての悩みや焦り、分からないなどの気持ちはありませんか? サッカーサークルに熱中して取り組んでいれば、就職活動はなかなかできないもの。しかし、周りの友達はみんな就職活動について考えていた…
read more BeYonD 編集部【特別企画】Jユース出身の私たちが大学サッカーサークルを選んだ理由[前編]
今回の記事は、高校時代にはJユースに所属していたが、大学ではサッカーサークルを選んだ早稲田大学HUMANFC(以下:ヒューマン)の3選手に迫ります。 大野友太郎(4年=ロアッソ熊本ユース)、鈴木…
read more 大田智輝【BMOM95】早稲田稲穂GK落合裕太(3年=日大藤沢)頼れるGKはカバーリングスキルも卓抜!
[05.20 新関東カップ 2018 3回戦 早稲田稲穂 0(6)-(5)0 早稲田ヒューマン 鹿島ハイツ第4グラウンド] スコアレスドロー、枠内シュート無し。 このような試合展開…
read more 高橋佑輔