サッカーマガジンカップ オープン大会2023 大会総括
柴田尋生9月8日から12日にかけて行われた『第41回サッカーマガジンカップ オープン大会 2023(以下:マガハイ)』は中央大学サッカー同好会A(以下:中央サカ同)の優勝で幕を閉じた。
株式会社毎日コムネットが主催する、サッカーサークルカテゴリーで最高峰の大会の一つであるマガハイ。コロナウイルスの影響により、昨年度3年ぶりに開催され、今年は昨年に増し64チームでの開催となった。第41回となる今大会を振り返っていく。
開会式は雨天のため、各チーム代表者のみで行われた。開会式後、グループリーグの対戦相手を決める抽選会が行われた。大会1日目と2日目には予選リーグが行われ、各グループの1位と2位が決勝トーナメント進出となった。予選グループからどのサークルが勝ち上がってもおかしくない激戦が続いた。グループCでは初出場となった東北学院大学 Liberoが3連勝で危なげなく首位通過を決めた。グループMは強豪4サークルがひしめく名の通り「死の組」であり、慶應キッカーズA、さらには前回王者の早稲田大学稲穂キッカーズA(以下:早稲田稲穂)が予選敗退した。
再び組み合わせ抽選会が行われ、決勝トーナメント1回戦から好カードが多く生まれた。前回大会準優勝中央大学体同連フースバルクラブAがベスト32、3位のFC NINDO Aがベスト16、4位の早稲田大学HUMAN FC A(以下:早稲田ヒューマン)がベスト8でそれぞれ敗退。中央サカ同A、Be Legends(中央サカ同OB)、立教大学立教サッカー愛好会A、同志社大学三ツ葉キッカーズA(以下:同志社三ツ葉)とベスト4は昨年度と全く違う顔ぶれとなった。
また下位トーナメントでは、早稲田稲穂Aが圧倒的な強さで決勝進出。また、逆山では早稲田ヒューマンBが4試合中3試合をPK戦で制し、見事決勝進出を決めた。決勝でも強さを見せつけ早稲田稲穂Aが下位トーナメント優勝を決めた。
その後も白熱した試合が繰り広げられ、激戦を勝ち抜いた中央サカ同、同志社三ツ葉Aが決勝戦に駒を進めた。
決勝では中央サカ同が2点を守り切り優勝。なんと、大会中無失点での優勝であった。18年ぶり7回目の頂点に立った。
優勝後最優秀選手賞を獲得した中央サカ同キャプテン信岡光は「本当に嬉しいです!去年のマガハイは一回戦で負けちゃって、今年の新関東カップも決勝で負けちゃった中で、やっと取れた優勝なのかなと思いました。今までの他の大会での決勝はPK戦が多かったので、自分の得点で勝ちたいという思いは強かったです!新関東リーグも昇格組だからという意識ではなく、一年目から優勝を狙っていきたいです!」と、自身の得点での優勝を噛み締めるとともに、すでに先の新関東リーグを見据えている熱い気持ちを感じ取ることができた。
また、得点王は8得点で明治大学Groovykids A橋本航輝が獲得、新人王は同志社三ツ葉A井幡陸が獲得した。ベストマネージャー賞は早稲田稲穂が獲得した。
大会を通して、各サークルがチームメイトを全力で応援している姿が印象的であった。自身の試合が終わればすぐに他チームの応援に駆けつける、サークルとしての総力戦が垣間見えた大会であったと思う。他の大会と違い、B、Cなど多くの選手に出場機会がある中で、多くの選手にとって非常に価値のある大会になっただろう。
昨年度に引き続き、伝統であったマガハイを無事引き継ぐことができた。同好会カテゴリーの熱は止まることを知らない。今年参加した1、2年生はこの伝統をぜひ引き継いでいってほしい。日に日に一体感が増していき、応援に熱が入っていくマガハイはやはり他の大会とは一味違った楽しさがあるだろう。マガハイで得た経験を糧にアットホームカップ、新関東リーグと残りの大きい大会に取り組んでいってほしい。
改めまして、株式会社毎日コムネット様、ありがとうございました!
Written by
柴田尋生
shibatahirooki
Keywords
Recommend
【BMOM50】中島剣士郎(1年=早大本庄)名門の攻撃を牽引した”超絶怒涛のスーパールーキー”
激戦区の早稲田大学学内戦で優勝を逃した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)。今年も名門としての強さを示すにはこの男が一番のカギになるかもしれない。 名門のスーパールーキー中島剣士郎(1年=早大…
read more BeYonD 編集部【美女マネ特集vol.13】第13回はミス〇〇リンピックにも選ばれたあのチームのマネ!
こんにちは! 夏は暑がり、冬は寒がり、好きな国旗はハンガリーでお馴染みの美女マネです!! 最近非常に寒いですね~。 &nb…
read more BeYonD 編集部【2018新歓ムービー紹介vol.1】稲穂キッカーズ、立愛、学団連、HUMAN
新入生の皆さん! そろそろサークルは決まったでしょうか???? ゴールデンウィークが過ぎて、新歓期も落ち着いてきた頃だと思います。 今年もいろんな人から「○万使った〜」「…
read more BeYonD 編集部【スパイク特集vol.2】~FGスパイクを使いこなせ!!~
みなさん、スパイクコラムの第1弾は読んでいただけたでしょうか? 「読んでないよ~」という方がいましたら、ぜひページを戻って第1弾の方を先に読んでみてください!! では、…
read more BeYonD 編集部【フットサル新歓記事vol.4】早稲田大学編(足猿キッカーズ、小手指FC、The Words、FC FALTA)
フットサルでも大好評の新歓企画! 満を持して紹介するのは、サッカー同様フットサルでも最多数を誇る「早稲田大学」です!! 早稲田大学からはFFCカレッジフットサルリーグに計4チーム参入しています…
read more BeYonD 編集部第4回 新関東リーダーズカレッジ 開催!
【Criacao×BeYond】 第4回新関東リーダーズカレッジ? ?日時 9/30(月) 18:00〜20:00 ?場所 AP西新宿 ?テーマ 最後のサークル活動をどのよう…
read more BeYonD 編集部【BMOM88】鯵坂賢(多摩大目黒=1年)技巧派FWがプレミアカップ連覇を手繰り寄せる。
プレミアカップ2017は中央大学サッカー同好会(以下:中央同好会)の2連覇で幕を閉じた。新関東FL1部や2部の強豪チームや、アットホームカップでも躍動したチームが数多く出場した激戦必至の2日間であった…
read more BeYonD 編集部【BMOM21】中村悟(3年) 復活のキャプテンが中盤を支配しユニオンリーグ2連覇へ導く
絶対的なキャプテンの復活 ユニオンリーグ・チャンピオンシップで神出鬼没な動きでピッチを駆け回り、中盤を支配した選手がいた。それは、荒友キッカーズキャプテン中村悟(3年=県立船橋)だ。昨年までは、突破…
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2021・1部第6節マッチハイライト】大混戦の新関東リーグ2021一部。順位のの変動の行方は!?
11/7日(日)に新関東リーグ第6節が鹿島ハイツで行われた。結果は以下の通り。 第1試合目は、お互い昨年2部リーグから昇格してきた、立教大学サッカー愛好会(以下、立愛)と中央大学サッ…
read more 編集部BeYonD【新関東リーグ2022・1部・5節マッチハイライト】終盤戦に向け、勢いをつけたのはどのチームだ!?
中央大学体同連フースバルvs早稲田理工サッカー部 前半は互いに譲らず0-0で終える。後半22分中央フースバル27番大久保廉(2年=新潟明訓)のロングフィードに抜け出した33番大塚信太朗(2年=座間)…
read more 大田智輝